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しつこいようだが、ブルース界には3大キングという呼称が存在する。BBキング、アルバート・キング。そして本稿の主人公フレディ・キングだ。
フレディ・キングは1934年9月3日にテキサス州ロングビューに生まれた。なんと6歳の頃からギターを始め1950年にはシカゴへ移る(その後再びテキサスに戻るが。)。シカゴに移ったフレディは酒場で働き生計を立てながら、ハーモニカ奏者兼シンガーのリトル・ソニー・クーパーのバンドにギタリストとして参加する。56年にはマイナー・レーベルながらレコード・デビューを果たし、徐々にブルース・ギタリストとして認知されていった。
この時代にフレディ・キングが影響を受けたとされるのが、フレディよりも少し前の世代のBBキングやTボーン・ウォーカーである。そして60年代に入りようやくフェデラル/キング入りを果たし、(同レーベルには66年まで在籍し、70曲以上の曲を残し、R&Bチャートでもしっかりとした結果を出している。)自分名義で作品の吹込みを行えるようになる。そうしてリリースされたのがLet's Hide Away and Dance Away with Freddy Kingだ。このインスト・アルバムが後のギタリスト達に影響は計り知れず、実際冒頭に収録されている“Hide Away”は後にエリック・クラプトンがブルース・ブレイカーズ在席時にカヴァーし(ジョン・メイオールのBluesbreakers With Eric Claptonに収録されている。)、“San-Ho-Zay”は後にマジック・サムが取り上げている。
ついにはダラスやニューヨークにも進出し、キング・カーティスのグループでも演奏。69年リリースのFreddie King Is A Blues Master はフレディの最高傑作と称されることも多い作品で、クラプトンがデレク&ドミノスのいとしのレイラ(Layla & Other Assorted Love Songs)でカヴァーした”It’s Too Late、大ヒット曲“Hideway“、などの人気曲が多数収められており、インストと歌ものの半々の構成も素晴らしく、フレディの魅力を余すところなく堪能出来る作品と言えよう。
70年代に入るとシェルター、RSO といったレーベルで活躍し、スワンプ・ロックの中心人物でありLAロック界のキーパーソンの一人として知られるレオン・ラッセルとも共演を果たす。フレディはロックのリスナーからも受け入れられ名実ともにブルース界を代表するギタリストとなった。しかし1976年12月28日、心不全でこの世を去っている。
フレディ・キングはデビュー当時、小型BBキングなどど呼ばれる事もしばしばあり、3大キングの中でも最も薄い印象を一般的に持たれているようだ。ギタリスト、ひいてはブルースマンとしての評価も死後、クラプトンを通してからの方が高くなっているのも皮肉な話だ。しかしフレディには後のロック・ギタリストに多大なる影響を与えたというギター・プレイだけでなく、歌も特筆すべきものを持っていた。ある資料には「河童が唸るが如き迫力の唄声」とされている。河童の唸るところなど見たことも、聞いたこともあるはずないが、まさに言い得て妙の名文句である。
フェンダーのストラトキャスターを使い、親指と他の指で弦をつまんで弾くフレディ独自の奏法から生み出される、明るく力強いトーンがフレディの特徴といえるだろう。テキサス生まれながら、シカゴ・ブルース的なプレイともいえなくない。
「エルビス・プレスリーやバディ・ホリーのレコードを聴いて、俺もギターを弾きたいと思った。そんな時、フレディ・キングを聴いてぶっ飛んだよ!これしかないって俺に悟らせるのにあまりあるエネルギーを感じた。」
これはあるインタビューでエリック・クラプトンが発言したフレディ・キングヘのコメントである。クラプトンが一番影響を受けたとされるのは、ブルース界ではBBキングだという答えでいちおうの決着がついている。しかしこんな発言もあるとなると、実はクラプトンが一番影響を受けたのはフレディ・キングなのではないだろうか?そんな事考えながら彼のギター・プレイに耳を傾けるのもまた一興というものである。
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