フランツやっぱり最高！って思えるＤＶＤです。特典映像もあり、みごたえあります。ただ曲がかぶってたんで他の曲も聞きたかったかな？

キンクスみたいな曲もあったりして、ブリティッシュ・ロックの歴史を凝縮したような楽しいバンド。音は今風の分離のよさが、心地いい。

去年のフジでこのバンドは、どのバンドよりも観客を盛り上げていました！それでこそ、ホンモノのライブバンドだと思う！！

正直苦手でした。２曲目はドゥヤドゥヤうるさいし（ごめんなさい）。でも･･･ず〜っと聴いてるとリフのドライヴ感、沸騰しっぱなしの曲群にジワジワくらう。特に“The Fallen”“This Boy”“Outsiders”いい曲入ってるよなあ。コマーシャルすぎるのはともかく、確かにてっぺん取る器があるバンド。

聴き返して認識を完全に改めました。奇跡的な異様な高揚感に気づきました。９０年代中頃のブラーと同じ役割を果たせるバンドですね。

はじめ７曲目を聴いたときDEXYS MIDNIGHT RUNNERSかと思った。

『ﾀﾞﾝｽﾌﾛｱの女のｺ達を踊らせたい。』そんな彼等の強い気持ちが感じられる２nd。１stよりも音楽の幅が広がったこの作品では、かなりの人が『自分の好きな１曲』が見つけられるはず。ｵｽｽﾒはM2/M3/M5/M6/M8/M13。

私は２ndから聴いて、１stを聴き直しましたが、できとしては２ndが上と感じました。１stは終盤の数曲の構成にダラダラ感があります。もう少しノリノリの構成を加えてほしかった。しかしアルバムとしては悪くないと思います。

なんかやたら複雑化した「ポップ」、コールドプレイが出てそれが顕著化したけど、その状況を元に戻したのがフランツの功績でしょう。元々ポップなものはビートルズみたいに何にも考えなくても踊れるとか頭振ってしまう「ノリ」が大事だったし、みんなそれを期待してた。実際フランツの楽曲に才能があるとは思わないし、たぶん産業化・保守化するんだろうけど、昨今のエモとかポップパンクといわれる思春期的な偽ポップよりは何倍も期待できる。

聴くたびに好きな歌が変わってゆきます。２ndはとてもいいですね〜。