この頃のパットンはまさに「クレイジーセクシークール」！ジャズっぽい曲でシックにキメたかと思えば、突然次の曲では凄すぎて笑えるぐらいのスクリームしてて、彼の声が完全に「楽器」として機能したアルバム。

このバンド、カヴァーのセンスがいい。歌いこなしてしまうパットンも凄いんだけど。「Easy」「〜joke」は聴いたら惚れるね。

この人達、きっとまだFNM続けててもレッチリのように黄昏（いい意味で）た作品は作らなかっただろうな。なんか、自分をよく知ってるというか・・・。思えば後のパットン奇人変人路線はここから始まったんだよな。今のラウド・ミクスチャー好きも一度通ってほしい作品。

89年の3作目。とにかくﾏｲｸ･ﾊﾟｯﾄﾝ(当時ﾛﾝ毛20歳そこそこ)の声が若いです。飲尿事変前のやや脳天気な感じが面白い。

え〜非常に悪意を感じますね〜ですから変態っぽくもなりますね〜ﾒﾝﾊﾞｰそれぞれ腕達者ですし足腰鍛えてます。もちろん決め手は飲尿でしょう。ﾐｽﾀｰ･ﾊﾞﾝｸﾞﾙ様

M1~M2は必聴。

何回聴いても飽きないよねこのヒト達の曲は。 特に5曲目なんかF.N.Mならではってカンジ。 とりあえずヘンタイ音楽好きならコレ聴かなきゃ始まんないよ。

US盤の２枚組セットや１５曲収録の通常盤とどう違うのか分からないんで、収録曲目を掲載して下さい。

前作に欠けてた音圧は改善、ゴリゴリしてて聴き心地いいハズなんだけど、『THE REAL THING』や『ANGEL DUST』にヤラれた人は、一聴したら多分「？」だと思う。でも慣れれば、無茶苦茶カッコいいロック・アルバムであることに気付くはず。美夏さん同様“STAR A.D.”なんかサイコーにクールなナンバーだと思うし、SYSTEM OF A DOWNのサージに似た“CUCKOO FOR CACA”でのパットンのオッサン声は最高に笑える。

音圧がイマイチな分、即効性はあまり高くないけど、聴けば聴くほど味が出るアルバムです。これを聴くと、パットンの多彩なヴォーカル・アプローチはもちろん、バンド自体が持つオリジナリティを超えるミクスチャー・バンドは未だ現れてないんじゃないだろうか？と思えます。