５年ほど前にリリースされた、とても凝った美しいパッケージで「エディット・ピアフ生誕１００周年」と銘打たれた、アナログレコード１枚とCD２０枚の限定版から抜粋された２枚組だと思います。今は入手しづらいかもしれないけれど、明るいどころか、大変な時代に生きた超小柄な彼女の生命力にあふれる力強い歌声が、Covid-19に苦しめられている現代人を、きっと勇気づけてくれるでしょう。シャンソンを越えていて、星５個の評価でも足りません。

これだけの高額かつ収録曲集の多さにもかかわらず、歌詞対訳はついておらず、４、５ページの薄っぺらい解説書があるだけです。販売元の愛情が全く感じられません。国内盤を購入する意味は全くなく、輸入盤で十分です。

ピアフの幸せそうに微笑んでいるジャケットに惹かれ買いました。日本盤 なので、対訳も付いており安心です。収録曲の内、約７割はモノラル録音。 リマスターもされているので、音質も良いです。代表的な曲がほぼ網羅されています。私はジャズ、クラシック、POPS、ボサノヴァ、ワールド音楽などなど‥あらゆる音楽が好きで、色々なCDをよく聞きますが、彼女ほど歌に力がこめられている歌手も滅多に出逢えない気がします。シャンソンの世界に息吹があるのです。

ジャケット写真が違う？なんで？まあ結論から言うと、ADDという、モノラル録音を再現するのによく選択される手法で、”エターナル”という２枚組みと同等かそれ以上の音質。元ネタが古いのでこれ以上望むのは無理かと思います。”エターナル”は日本語歌詞が見たかったから買ったので。これでもかとシャンソンが聴けます！値段がこれでこの音ならお買い得かと思います！

”愛の賛歌””バラ色の人生”他、エディットピアフを堪能出来ると思った。いや、正確には堪能した。しかし、洋盤で１０枚組が半額近くで出てるなんてレビューを書く今まで知らなかった。音質は不明だがゲットしてやる！

正直、PIAFは美声でもなく美人でもないと「わたしは」思う。しかし、PIAFほど聴く者に何かを与える力をもったひともそういない。ここに音楽の本質があると思う。声が綺麗なだけでひとを魅了するのもよい。美人だからと聴くのもよい。それは個人の自由だから。しかし、生きることに問い何かを探しているひとには絶対（まぁ、失礼ながら考えの違うひともいらっしゃるが・・・）PIAFは生きる意味、ひとを愛する意味を伝えてやまない。何故だろう？ここに音楽の不思議さ表現の底知れぬ意味が潜んでいる。ただの素晴らしいだけの表現者なら時代にほふられるはず。しかし、今もPIAFから人生の悲しさ、寂しさ、それゆえの愛を求める気持ちを与えてくれるひとはいない。さいわいここにはPIAFの歌う姿が観られる・・・わたし個人にはこれは奇跡だしこの映像を観て（勿論、個人の好みはあるにせよ）何も感じなかったら少し悲しい・・・今の時代はみなに辛い。ゆえにこのDVDをオーダーしてもらえたらと思います。話が飛躍しますが村上春樹さんの小説に何かを感じられるひとなら（一見音楽と文学でことなる領域ながら・・・）必ずや生きるうえで得るものがありますよ。

2003年に出た全集の廉価版リイシュー。ブックレット（解説・歌詞・曲のデータ等）は付いていない、ＣＤだけのセットだそうだから、そのへんご注意下さい。しかしそれにしても大サービス価格ですな…。

　彼女の貴重なライヴCD。しかも二枚組。 　別の方は、「愛の賛歌」等を英語で歌っていることで減点しているようだけど、忘れてはならないのは、あくまでもアメリカでの公演だということ。英語バージョンも新鮮で良し。 　好きな歌がたくさん収録されていて、最後まで楽しめました。

今から30年程前に買った同じEMIレーベルの10枚組のレコードが25000円程度だったのを考えると破格な値段である。しかも殆どが別テイクの録音。ただ、個人的にはレコード盤の方が好み。それとCD化する際にもう少し音の帯域バランスを上手く取れなかったものか？そういった不満はあるものの、やはりピアフの持つ魔力はすばらしい。私がペールラシェーズに眠る彼女の墓を訪れた時も、沢山の真紅の薔薇の花で飾られていた。あたかもこれからもずっと聴き継がれて行くであろう彼女の歌が、永遠の“薔薇色の人生”を与え続けているかのようである。

折角のリイシューなのにまたCCCDなのだろうか。 だとすると、いくら内容が良くても決して買わない。 欲しいのに・・・