初めてEARTHSHAKERを聴きました。結構自分好みの曲が多くて楽しめました。が、リマスタ仕様なのに音質がかなりLO-FIで籠もっているものが多くてビックリしました。リマスタしない状態だったらどんだけLO-FIだったんだろう？

初期のオーソドックスなハードロック路線から、アクションのような歌謡風味を織り交ぜたキャッチーなハードロックに傾倒し始めた中期アースシェイカーの映像作品。ライブ映像に同名のレコード音をあてレコしている。これを見るとバブル期の当時、まだ我が国でハードロックが市民権を得ていた頃を回顧するファンも多いことだろう。ライブ映像の他にも、羽茶目茶なメンバーのオフショットもかいま見れて、つくづくいい時代だったと思ってしまう。工藤義弘の巨大なドラムセットもそれを雄弁に物語っている。

この頃いいですよね。完全版（リマスター）を熱烈に希望！映像（ＤＶＤ化）も再発してくれないですかねぇ・・

全曲ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ弾きまくっているｷﾞﾀｰがかっこいい！泣いてる！ﾄﾞﾗﾏﾃｨｯｸ！｡全体にﾒﾛﾃﾞｨｱｽで超ﾊｰﾄﾞだが､どこかＧＳ風でﾌﾞﾙｰｼﾞｰにも感じた。新境地”M-1”､得意のｽﾋﾟｰﾄﾞﾅﾝﾊﾞｰ”M-7”､ﾊｰﾄﾞでﾒﾛﾃﾞｨｱｽ”M-8”･”M-9”､”I FEEL ALL SADNNES”を彷彿させる哀愁”M-4”｡ｷﾞﾀｰｿﾛ圧巻でﾌｪｰﾄﾞｱｳﾄしていく甲斐ﾎﾞｰｶﾙ”M-10”(ﾏｰｼｰに歌って欲かった)｡”M-7〜M-10”の流れはかっこいいよ〜｡次に”M-1〜M-4”の流れかな(笑)｡”M-6”では”ありがとう君に”が浮んだ｡

諦めかけてたせいか今まで以上に期待が高かったｵﾘｼﾞﾅﾙｱﾙﾊﾞﾑ｡幾つかの曲がｿﾛ活動時の曲や以前のｼｪｨｶｰ節と全く違った出来だったせいかﾌｧﾝは混乱したことだろう｡しかしﾗｽﾄの曲は現在のｼｪｨｶｰの”ﾌｭｰｼﾞﾃｨｳﾞ”ともいえる名曲で痺れる｡他にも”2””3””9”といったﾒﾛﾃﾞｱｽな疾走感あふれる楽曲もある｡”矛盾という名の愛”と匹敵する”10”も聞き答え十分!

ﾒﾝﾊﾞｰ全員が肩の力を抜いてﾃｸﾆｶﾙよりﾒﾛﾃﾞｨｱｽ志向に移りつつあるﾀｰﾆﾝｸﾞﾎﾟｲﾝﾄとなったｱﾙﾊﾞﾑと感じた｡しかもﾏｰｼｰの歌唱力は前作以上に絶賛！ｼｬﾗもﾄﾘｯｷｰなﾌﾚｰｽﾞで暴れまくっている｡両方一度耳にした者には忘れることのできない楽曲となっていた｡ﾗｽﾄはｹﾞｲﾘｰ･ﾑｰｱの”ｴﾝﾌﾟﾃｨｰﾙｰﾑ”風なﾊﾞﾗｯﾄﾞで初めて締めくくったｱﾙﾊﾞﾑでもある｡

ﾊｲﾗｲﾄは、ﾗｲｳﾞｳﾞｧｰｼﾞｮﾝのｱﾚﾝｼﾞになっている「ありがとう君に」だね。

一言、”聴く度に良さが倍増する！”。最初はｷﾞﾀｰﾘﾌ､音､構成､歌詞が今までと変わった？って感じたが、結論は今迄にない一段と成長した”ｼｬﾗ･ﾏｰｼｰ節”が聴けて良かった。全曲､日本語ﾀｲﾄﾙ･歌詞､ﾏｰｼｰの歌詞が長くなった?､KAIがﾀﾞｰｸな雰囲気の曲を作りﾏｰｼｰとﾂｲﾝﾎﾞｰｶﾙ､ｼｬﾗのｷﾀｰ音･･･だから変わったと感じたのかもしれない。前半４曲・ﾗｽﾄ２曲いいよ〜！（他もいいけどね）

お願いだから”FUJITIVE”,”流れた赤い血はなぜ”を収録したデジタルリマスター盤を出してくれ〜！！

ﾘﾐｯｸｽされた３曲には期待していなかったが、新録についてはアレンジ、音源に期待していたが今回は原曲を忠実に壊さないように出来上がっており、マーシーの歌い方も若さを取り戻したように思えた。シャラのギターは若さと違った荒荒しさな音に聞こえる。アレンジについては物足りなさを痛切に感じたが、今聞いても原曲のフレーズ、歌、構成に素晴らしさを改めて認識させられた。　ただ、いつも企画されているベスト版に選曲され続けているのがワンパターン化されているので、早く第二段、第三段で他の名曲を新禄してリリースして貰いたい！　ちなみ