ミュンヘン国際コンクール優勝の注目ピアノ・デュオ
「ガイスター・デュオ」デビュー・アルバム!
2021年のミュンヘン国際コンクールで優勝した、世界が認めるピアノ・デュオ「ガイスター・デュオ」のデビューCD。デュオの名前はシューマンの最後のピアノ曲『精霊の主題による変奏曲』の原題「Geistervariation」から名前をとったとのこと。彼らの初CDとなる本盤では、彼らに所縁の深い作曲家シューマン、ブラームス、そしてドヴォルザーク作品を収録。
シューマンは4手のために初期にひとつと、そのあと4つの作品を残していますが、奏者たちが取り上げるのはこの『東洋の絵』がほとんど。11世紀のアラブの詩にインスパイアされて書かれたとされており、シューマンらしいはずむリズムもあざやかな名曲です。ブラームスの『シューマンの主題による変奏曲』は、シューマンの『精霊の主題による変奏曲』から主題をとったもの。ブラームスの4手の作品の中では演奏機会が少ないものですが、10の変奏からなる作品で、最終楽曲はシューマンへの葬送行進曲となっています。ドヴォルザークの作品は第5曲の『森の静けさ』がドヴォルザーク自身による他の編成で取り出して演奏されることも多い名曲。ガイスター・デュオの完ぺきなアンサンブルにより、シンクロしたリズム、驚異的なバランスと豊かな響きが実現されています。(輸入元情報)
【収録情報】
● シューマン:東洋の絵 Op.66
● ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.23
● ドヴォルザーク:ボヘミアの森より Op.68
ガイスター・デュオ(ダヴィド・サルモン&マニュエル・ヴィエイヤール:ピアノ)
使用楽器:ヤマハ
録音時期:2021年5月21-24日
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【ガイスター・デュオ(ダヴィド・サルモン&マニュエル・ヴィエヤール)】
2019年国際シューベルトコンクール二重奏部門第2位、2021年ミュンヘン国際コンクールピアノ・デュオ部門第1位。2人ともパリ出身、パリの地方音楽院で学ぶ。南仏で開催されるアカデミーに向かう電車の中で、ピアニストや作曲家の好みが非常にぴたりと合い、意気投合、ピアノ・デュオを結成することになった。それぞれハンス・アイスラー音楽院(ヴェイヤール)とパリ国立高等音楽院(サルモン)でピアノ演奏の技量を磨く。デュオとして、パリ国立高等音楽院室内楽修士課程でクレール・デゼールのもとで研鑽を積む。2020年のナントでのラ・フォル・ジュルネ音楽祭でベートーヴェンの4手作品全曲を演奏するなど、音楽祭、演奏会等出演多数。(輸入元情報)