CD

『OBSESSION』 三舩優子(ピアノ)、堀越 彰(ドラム)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCT00132
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

クラシック・ピアノとドラムによる最小にして最大のオーケストラ『OBSESSION』

「OBSESSION」はその名の通り「取り憑かれる」魅力に溢れています。シチェドリンの暴走、ボロディンの絢爛、ヒナステラの躍動、ガーシュウィンの夢・・・。数百年のときを駆け抜け「今」という時代と交差する音がここにあります。
 偉大なる作曲家たちの名曲をクラシックピアノとドラムでダイナミックに再構築する、最小にして最大のオーケストラ「OBSESSION」。いまクラシックが疾走する!(メーカー資料より)

【収録情報】
● シチェドリン:バッソ・オスティナート(2つのポリフォニックな小品より)
● ボロディン:ダッタン人の踊り
● アルベニス:アストゥリアス(スペインの歌より)
● サティ:ジムノペディ第1番
● ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
● ラフマニノフ: 前奏曲「鐘」〜パガニーニの主題による狂詩曲 第17/18変奏
● ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー


 三舩優子(ピアノ)
 堀越 彰(ドラム)

 録音時期:2017年2月28日〜3月1日
 録音場所:横浜・かながわアートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

オブセッション=取り憑かれ。ピアノとドラムがパルシヴな響きを互いに角逐させて情動に棹差し、知られた曲も筋肉質に色を削いで肉体直截の忘我世界に引き込もうという仕立。発止の応酬一辺倒ではない。耳を働かせるべきところは力を抜いて響きを絡め、別物の夢幻を現出させる。サティが妖しく美しい!(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 ピアノとドラムという異色のデュオ、それ...

投稿日:2017/08/11 (金)

 ピアノとドラムという異色のデュオ、それぞれのトップ奏者による、最小人数で最大のオーケストラによる演奏と銘打った、音楽雑誌『レコード芸術』特選に輝く同ユニットの初リリース版である。  ピアノとドラムといっても、喧々囂々しさや過激なパフォーマンスとはおよそ縁のない、オーソドックスでかつ格調の高い、研ぎ澄まされた完成度の高い演奏に仕上げられている。  収録作品はシチェドリン、ヒナステラの「アルゼンチン舞曲」といった、ピアノが速く小刻みに動くテンポの良いリズミカルな演奏が際立つ曲から、ラフマニノフの「鐘」やサティの「ジムノペディ」のような静寂と沈黙が支配する曲、ボロディンの「だったん人の踊り」やアルベニスの「アストゥリアス」のような民族風のメロディーやリズムが際立つ名曲に至るまで、1枚のCDの中に様々な様相の曲が交互に現れる。  全体にピアノがリードし、ドラムがシンバルやコンボのような響きでピアノに追従する演奏スタイルで一貫しているが、「アストゥリアス」とラフマニノフの後半ではドラムのみによる即興的なソロ演奏の炸裂が堪能できる。曲目も「動ー静ー動」の繰り返しで順に編集されており、聴く者の心を愉しませ、和ませてくれる。とりわけボロディン、アルベニス、ヒナステラの各収録曲は、デュオのバランスが絶妙でかつアレンジの完成度が高い。圧巻は最後の「ラプソディ・イン・ブルー」であり、ピアノソロやオーケストラとは一風変わった、清々しくも艶やかなガーシュインの音楽が終始展開される。  いわば進化するクラシック音楽のひとつの「理想形」がこの異色のトップ・デュオによる演奏に体現されている。この至高の境地はおそらく今後百年は、だれも到達することが不可能であろう。

今本 秀爾 さん | 大阪府 | 不明

0

Duo-instruments Classicalに関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品