1曲だけ聴きました。それだけで判断するのは拙速かとは思いますが、少なくともそれから判断するに、前作より良い気がします。レブ・ビーチが参加したアルバムくらいのクオリティーはあるのではないかと。

HELL TO PAYがいまいちだっただけに、今回はかっこいいのを頼むよ！

ジョージ・リンチは、今まで聴いてきたギタリストの中で最もワイルドなギタリストだと思う。２・６・１０では、そんな彼のカッコよさがにじみ出ているような気がする。ドンとミックの今だから言える裏話（ミック、酔っ払ってる？）は必聴。個々のPV解説に、「へ〜」連発で殆どトリビア状態です（笑）。

まだまだドンのVoがパワー不足ではあるが、10でのジョージのGはこの頃からパワー全開って感じ。今聴くと微笑ましくもなる。

どの曲もなんちゅーテンションの低さ（笑）。1や4といった名曲が無残な姿に変わり果ててしまっている。やはり、解散前のパワーを取り戻すことは出来なかったか・・・。メンバーはどんな気持ちで演奏してるんだろう。自分だったら絶対途中で投げ出してるな。

この時のライブって音源化だけで、映像化はされてないのかな？再結成以降のライブはDVDで結構出てるけど、全盛期のライブ映像は未だにブートしか見かけないし。

1曲目のTooth And Nailからテンション低すぎ。テンポも落ちちゃっててかなり落胆しました。彼等もまた、「再結成しても、かつての勢いが取り戻せないバンドの1つ」であることがよく分かる。それだけに残念。

正直言って、これくらいのアルバムじゃ需要は無理だと思う。Jaded Heartが入ってるのは嬉しいけど。

ドンの指向するメロディアスなサウンドと、ジョージの指向するハードなサウンドがバランスよく同居する1985年発表の3rd。曲自体は、どちらかというとメロディアス寄りだが、その分楽曲の充実度は高い。HM/HRバンドで、「聴かせる」ミドルチューンが聴けるバンドは彼等ぐらいだと思う。個人的には、隠れた名曲とも言えるJaded Heartが好き。

1987年発表の4th。気が付けば、このアルバムも今年で発表から20年か・・・。月日が経つのは本当に早いもんです。レコーディング時は、ドンとジョージの仲が最悪の状態だったらしく、結局翌年の来日公演を最後に解散。その後（再結成後）の作品がつまらなかっただけに、このアルバムはDOKKENの全精力を注ぎ込んだ1枚のような気がしてならない。１・６・１３は名曲！