ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』　ブリュノ・モンサンジョン制作（日本語字幕付）

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』

フィッシャー＝ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。
　モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。これまでに「ダヴィド・オイストラフ『人民芸術家？』（1994）」「スヴィヤトスラフ・リヒテル『エニグマ』（1998）」「ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』（2004）」の3作品が制作されましたが、今回は同じくソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。
　この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。
　特典映像として長編ドキュメンタリー「ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ」とロストロポーヴィチがチェロを演奏する『大公』トリオ全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。（輸入元情報）

【収録情報】
● ドキュメンタリー『ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ　不屈の弓』（2017）（79分）
　ブリュノ・モンサンジョン制作
　ARTFIFA（国際芸術映画祭）2018受賞作品

1. イントロダクション
2. 幼年期と音楽教育
3. プロコフィエフ　スヴィヤトスラフ・リヒテルとの共演
4. 国際的名声
5. ライバル？
6. ガリーナ・ヴィシュネフスカヤ
7. 1968年プラハ - アレクサンドル・ソルジェニーツィン
8. 屈辱
9. 追放
10. ショスタコーヴィチ
11. 指揮者と教育者
12. 帰郷
13. 触発する人
14. エピローグ

　音声：PCMステレオ（フランス語、英語、ロシア語）
　字幕：フランス語、英語、ドイツ語、ロシア語、日本語、韓国語

● 特典映像1（PCMステレオ、48分）
1. チャイコフスキー：ロココの主題による変奏曲より第7変奏、第8変奏とコーダ
　ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ（チェロ）
　小澤征爾指揮、ボストン交響楽団
　収録：1986年　パリ

2. ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97『大公』
　イェフディ・メニューイン（ヴァイオリン）
　ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ（チェロ）
　ヴィルヘルム・ケンプ（ピアノ）
　収録：1974年　パリ、サル・プレイエル

3. J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1007よりサラバンド
　ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ（チェロ）
　収録：1969年　Au Ceur de la musique

● 特典映像2（PCMステレオ、40分）
・ドキュメンタリー「ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ」
　オルガ・ロストロポーヴィチ、イレーナ・ストロポーヴィチ、ナターリャ・ソルジェニーツィン、イグナート・ソルジェニーツィンによる談話

　総収録時間：167分
　画面：カラー＆モノクロ、16:9、HD
　BD50
　Region All

　ブルーレイディスク対応機器で再生できます。