DVD 輸入盤

トスカニーニ イン・ヒズ・オウン・ワーズ(ドラマ形式ドキュメンタリー) ワインスタイン監督

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3077928
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
ドキュメンタリー,輸入盤

商品説明

なぞに包まれていた真実の姿をドラマ形式で再現
巨匠トスカニーニのドキュメンタリー映画

イタリアが生んだ20世紀を代表する指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867−1957)。歿後50年を記念して製作されたドラマ仕立てのドキュメンタリーは、NHK-BSで放送された際に、たいへんおもしろいとファンの間で評判となりました。トスカニーニ自身は一切のインタビューを受けず、また日記の類も遺しませんでしたが、これは晩年にトスカニーニの息子ウォルターがひそかに録音していた150時間にもおよぶ、マエストロが交わした友人や家族との会話テープと手紙をもとに、マエストロの実像に迫ろうというものです。マエストロを囲んで自宅の居間で繰り広げられる会話という設定で再現される内容は、結構きわどい発言のオンパレード。ムッソリーニ、ヒトラーに怒りをあらわにするのは理解できるにして、ストコフスキーやフルトヴェングラーのこと、ワーグナーやベートーヴェン、ヴェルディとプッチーニなどがいったいどのように語られているのかは見てのお楽しみ。もちろん、マエストロ本人による指揮姿もふんだんに盛り込まれているのでこちらも見ごたえ満点。なお、日本語字幕はありませんが、演じる俳優たちの口調と演技で、流れはじゅうぶん掴めるようにおもわれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
「トスカニーニ イン・ヒズ・オウン・ワーズ」
1.完璧主義者、トスカニーニ
2.デビュー・1886年−ヴェルディとの出会い
3.生涯の女性たち−両親
4.ベートーヴェン−ストコフスキー−プッチーニ−カタラーニ
5.ワーグナー:エクスタシーと苦悶
6.世界大戦−ムッソリーニ−ヒトラー
7.スカラ座の再開−アメリカ
8.カルラの死−完全なる休息の発見
9.エンド・クレジット
 監督:ラリー・ワインスタイン
 プロデューサー:エレーヌ・ル・クール&ダニエル・アイアン
 アソシエイト・プロデューサー:ヨーロピアン・ミュージック&アーツ・コンサルタンツ、スティーヴン・ライト
 脚本:ラリー・ワインスタイン&ハーヴェイ・サックス
 [2008年ARTEフランス・BBCウェールズ共同制作]

・キャスト(配役)は以下の通り。
 バリー・ジャクソン(アルトゥーロ・トスカニーニ)
 ジョゼフ・ロング(ウォルター・トスカニーニ:マエストロとカルラの間に生まれた第1子・長男)
 カロリーナ・ジアムメッタ(ウォリー・トスカニーニ:同上第2子・長女)
 マイケル・ブランドン(ウィルフリード・ペルティエ:メトロポリタン・オペラのスタッフでトスカニーニ一家の親友)
 ジェニー・グーセンス(アニタ・コロンボ:スカラ座におけるトスカニーニのアーティ スティック・エグゼクティヴ・アシスタントで、トスカニーニ一家の親友)
 ヴァレンティナ・チコ(イリス・カンテッリ:トスカニーニが大いに期待していた指揮者グイド・カンテッリの夫人)

画面:カラー&モノクロ、NTSC、ワイド(16:9)
音声:PCMステレオ(英・仏)、ドルビーデジタルステレオ(独)
字幕:英語・フランス語
収録時間:70分
Region:All

ユーザーレビュー

総合評価

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 私はNHKのデジタル放送で見、録画した...

投稿日:2011/03/16 (水)

 私はNHKのデジタル放送で見、録画したが、この放送では日本語に吹き替えしてあった。実録ではなく俳優を使っての再現であり、トスカニーニの顔のイメージにちょっと違和感があったが、そんなことはどうでも良いと感じられるほど素晴らしい感銘を受けた。トスカニーニは唯我独尊の独裁者で、人を人とも思わないような酷い人間で、その音楽は力でごり押しした音楽で、音楽の繊細な美しさや陰影などといったものを軽視した偏ったものだというような極端な言われ方によく出会うが、そういう言動がまったく出鱈目なものだということがよくわかる。確かに練習中酷い罵詈雑言を発しているが、それは演奏が上手くいかない場合に癇癪を爆発させているだけで、四六時罵声を発していたわけではない(トスカニーニの罵声のレコードはそういう部分だけを集めた興味本位の恥ずべきものだと聞いている)。彼は確かに激情的で癇癪持ちであり、思うような表現が得られなければ我慢できず、呶鳴りちらしたのだが、優れた芸術家には良く見られる態度である。このことを彼自身が良しとしていたわけではなく、このDVDでは、自分のそういう気質を嘆いて「神は何時まで私を少年の心で苦しめるのか」と語る場面が出てくる。また、彼はベートヴェンの第九の3楽章を演奏する時、その美しさの余り何もいうことが出来なくなるというようなことを言っている。そして、既存の宗教には関わらなかったが、プッチーニは無神論者だが、自分はそうでない、というようなことも言っている。ベートヴェンの荘厳ミサを3度も録音したのは彼の神への思い入れの強さを著わすものであろう。トスカニーニは確かに激しい人であり、その音楽も激しいものであった。しかし。このDVDでは、彼を悪くいう人間の出鱈目な言動とは異なり、彼は熱い心で、優しさや繊細、人間の悲しさ等にも感じ入る芸術家であることが良くわかる。このDVDの日本語版がないのは誠に残念。それなら日本で相当に売れると思うのだが。英語などの出来る方は是非買うべきである。そうでない人は再放送に期待しようではないか。NHKが関与して日本語版を出してくれるとありがたいのだが。

タテキ32 さん | 大阪府 | 不明

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  • 作成者:望月ハルヒさん