Dinah Washington

Dinah Washington (ダイナ・ワシントン) プロフィール

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ダイナ・ワシントンの魅力といえばなんと言っても、揺れるようなあの歌声である。サフトだけでもない。勢いでもない、ゆったりとして心に染み音で来るのがダイナの歌の真骨頂だ。

 小さいときから教会で歌い、安定した音程と独特のヴィブラートをかける彼女の歌声は、クリフォード・ブラウンとのセッションでの器楽的なアプローチにおいても、楽器にまったく引けを取らないばかりか」かえって彼女の天才を確認させた。まさに、歌にスキャットに持って生まれた才能に溢れた歌声がダイナ最大の魅力だ。

 1924年アラバマ州、タスカルーサ生まれのダイナ・ワシントン、本名ルース・ジョーンズは、この時代のほかの歌手達と同じように、15歳でアマチュア・コンテストに優勝し、1940年からはゴスペル歌手のバックで歌い始め、やがてライオネル・ハンプトン楽団で認められた。このときハンプがダイナを認めたガーリック・ステジ・バーのマネージャーがダイナ・ワシントンという名付けたという。

 43年から46年をハンプトン楽団で過ごした後、1946年にマーキリー・レーベルと契約しその後、15年にわたって録音し続けた。この間、ダイナは様々なスタイル(カントリー、ゴスペル、ブルースなど)でアルバムを制作した。また、ジャズメンとのセッションでは素晴らしいインプロヴィゼイションとスリルに富んだフレーズを連発した。クリフォード・ブラウンとのDinah Jamはその凄さを伝えてくれる。

  こうしたダイナの唱法は、その後の黒人女性ヴォーカリストたちに影響を与え、ブルージなフィーリングを感情を抑えて歌い上げるそのテクニックは、ナンシー・ウイルソンを初め多くの歌手達によって広められて、「シャウトだけでないブルース唱法」として認知された。

 そうしたダイナの最も素晴らしい瞬間を捉えたのが、アルバム『What A Difference A Day Makes』(粋な邦題:縁は異なもの)における表題曲だろう。最高の瞬間を示すのは至難だが、やはり出だしからサビへと続くこの作品の最も重要な歌詞部分における、抑制された中に込められた感情表現をもって「The Very Moment」としたい。

アルバムを追ってみると、実質的な活動期間18年間のうち、やはり1953年からの「エマーシー〜マーキュリー時代」の作品が素晴らしく、この頃の歌はボックス・セットで完全収録されて発売された。アルバム単位では、下記のようになる。

1943 The Best in Blues Mercury
1945 Mellow Mama Delmark
1952 Blazing Ballads Mercury
1953 After Hours with Miss D EmArcy
1954 Jazz Sides EmArcy
1954 Dinah Jams
1956 In the Land of Hi-Fi EmArcy
1956 The Swingin' Miss D EmArcy
1956 Dinah! EmArcy
1957 The Fats Waller Songbook EmArcy
1957 The Bessie Smith Songbook EmArcy
1957 Dinah Washington Sings Bessie Smith EmArcy
1957 Dinah Washington Sings Fats Waller EmArcy
1957 Music for a First Love Mercury
1958 Newport (1958) [live] EmArcy
1959 What a Diff'rence a Day Makes! Mercury
1959 Unforgettable Mercury
1959 The Queen Mercury
1960 Two of Us Polygram
1962 In Love Roulette
1962 Back to the Blues Roulette
1962 Drinking Again Roulette
1962 Tears and Laughter Mercury
1962 Dinah '62 Roulette
1963 The Late, Late Show Wing
1963 Dinah '63

 悠然とした歌いっぷりと、一方でのブルース感覚一杯の、やや送れ君にスピード感を持っていく歌い方が、彼女の魅力で一度とりこになれば、決して忘れられない。

 大衆音楽的なアプローチの中に黒人だけが持つフィーリングを忘れず、ワン・アンド・オンリーの「歌い口」で歌い上げる、ダイナ・ワシントンの魅力は不滅だ。

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