CD 輸入盤

Santiman

Creole Choir Of Cuba

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDRW193
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

ユーザーレビュー

総合評価

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キューバ中東部地域に住むヘイティ系歌手達...

投稿日:2016/12/19 (月)

キューバ中東部地域に住むヘイティ系歌手達(女性6人、男性4人) の音楽グループ 「The Creole Choir of Cuba」(ザ・クリオール・クワイア・オブ・キューバ) はキューバ国内では 「Grupo Vocal Desandann」(グルポ・ボカル・デサンダン) と呼ばれてた音楽グループで、その彼らの音楽が キューバ音楽を探求していたカナダのJane Bunnettとコラボしてから、 広く世界に知られるようになり、その後、 英国のレコードレーベルReal World Recordsと契約して、 「The Creole Choir of Cuba」 というグループ名でアルバムを2枚出していて、 コレは、その2枚目のほう2012年発売の「santiman」計15曲62分。 確認してみると「santiman」(サンティマン)は、 フランス語の「sentiment」に由来する Haitian Creole(ヘイシャン・クリオール語)の単語で、 英語で言う「feeling , sentiment」<感情、考え、意見>の意味。 先に、参考までに、NPRで、 (このアルバムが創られる前の時点の)2012/02/06 に公開された音源とビデオ 「The Creole Choir Of Cuba: Tiny Desk Concert」 3曲歌っていて12分弱、の内容…その内の2曲はこのアルバムの収録曲… 途中(2曲目冒頭)で、 視てるギャラリーの中の携帯の着信音が入っちゃってる部分が、残念だけど、 まぁでもソレが生ライヴ映像っぽくも、あるかな… 何にしても、ライヴパフォーマンス自体は、生命の息吹を感じる、 って印象で一見一聴の価値あり。 ソレを試聴または視聴してみて気に入る人であれば、 この作品は、間違いなく、満足行くアルバムってことになると思います。 CDのパッケージ内に、歌詞カードっぽい小冊子が付いてるな、 と思って見てみると、 メンバー全員10名の顔写真が各ページに1人ずつ写っている小冊子には、 各歌の生の歌詞は記載されてなくて、 …まぁ、どっちみち、18世紀のフランス語をベースに、 ポルトガル語、スペイン語、 エスパニョーラ島他現地の島々の先住民タイノ族の言語タイノ語や、 アフリカから連行されてきた奴隷達の西アフリカの各種言語、 という言語要素が入り混じって成立した言語であるヘイシャン・クリオール語 の歌詞を記載されても、自分にはちんぷんかんぷん、なわけだけど… ちゃんと目を通すと、 生の歌詞や英語の訳詞、ではなくて、 英語で、各曲の簡易的な解説文が記載されてるな、 ってことと、 あと、グループのメンバーは10人、だったけど、 このアルバムのレコーディングを2012年7月に英国のスタジオでやった後、 メンバーの内の男性1人はお亡くなりになったようで、 このアルバムは、その亡くなった仲間Dalio Arce Vitalに捧げる、 と小冊子の最後のところに記載してあったり… というのもちょっと印象に残ったり。 …ともかく、実際に曲を聴いてみて、全体的な印象としては、 アフリカ由来の打楽器系ビートを基調とした民族音楽系コーラスと 西洋(教会系)コーラスとの融合、みたいな曲が多くて… 1つ1つの曲について全部書くと膨大になるので、 特に個人的に印象深かった数曲についてだけ書くと… 3曲目「Camina Como Chencha」(カミナ・コモ・チェンチャ/Walk Like Chencha) →音楽ジャンル的にはキューバのポピュラー音楽の1ジャンルであるワラチャの曲で、  この曲は、がに股の少女を歌った歌らしい。 4曲目「Fey Oh Di Nou」(フェイヨー・ディヌー/Oh Leaves Tell Us) →人々が集まり何某かの薬草と祈りとで神の力を呼び起こし、  可哀想な男を治療しようとしているが、回復の兆しが全く見えず…  …みたいな歌らしい…サンテリア音楽っぽい雰囲気だな、と思っていたら、  やっぱり、そういう系統の歌だった、という感じ。 5曲目「Simbi」(スィンビ) →民族音楽系コーラスと西洋コーラスが同時進行的な感じで曲が進み…  途中、曲後半過ぎてからラスト直前までの、ピアノジャズとの融合、  みたいな部分が印象深かった、かな…「Simbi」というのは、  ヘイティのヴゥードゥー教での「澄んだ水の精霊」  …この歌では特にその一族の女王、のことだとか…その女王が儀式に呼ばれたが、  何だか分からない身の危険を感じて、行かなかった、という歌らしい。 7曲目「Pale, Pale」(パレ・パレ/Talk, Talk) →雰囲気が満喫出来る10分のコーラス曲、パーレー♪パーレー♪って部分とか、  ワーイワーイワーイワーイワーイワーイ♪  みたいな耳に残るキャッチーなフレーズも何種類かあり印象に残る、  あと、ラスト付近の鞭っぽい音とかも記憶に残るアクセントになっていたり…  デュヴァリエ政権の独裁や圧政やその結果としてのヘイティ社会の混沌や人々の窮状、  を歌ったプロテストソング、らしい。 8曲目「Panama Mwen Tonbe」(パナマ・ムゥェン・トンベ/My Hat Fell Off) →終盤に加わるジャズトランペットが入ってからの盛り上がり、がいい感じ。 11曲目「Pou Ki Ayiti Kriye」(プ・キ・アイティ・クリィユェ/Why Does Haiti Cry?) →他の収録曲と同様に民族音楽と西洋コーラスの融合系って印象だけど、  美しいハーモニーの中にも、歌詞の言葉の意味は分からなくとも伝わって来る、  彼らにとってルーツの国であるヘイティ(フランス語発音ではアイティ)への想いや  メッセージ性を感じ取れる曲 13曲目「Tripot」(トゥリポッ) →民族打楽器系&口三味線でのアフリカ系リズムに、歌声のハーモニーと、  ゲストミュージシャンによるフルート音も加わった曲…  アフリカルーツの音楽要素と欧州の音楽要素がヘイティで融合して出来た  ダンス音楽ジャンルkompa(コンパ)のリズムを使った曲で…  …皆のあれこれを何でも知りたがるゴシップ好きの男を、隣人達が拒絶した  …という歌らしい。 14曲目「Boullando」(ブーランド/Ball On My Back) →コレも民族打楽器系&口三味線でのアフリカ系リズムと歌声のハーモニー  が心地よく、歌詞の意味とか分からなくても楽しめる曲だけど…  思春期の少女が母の助言を聞かず妊娠してしまった話を歌っている、  二重の意味(表の意味、裏の意味)を持つ歌詞の歌、らしい。 …あと、 1曲目「Preludio」(プレルディオ/prelude) 2曲目「Llegada」(ィエガダ/Arrival) 9曲目「Balada de Annaise」(バラダ・デ・アナイセ/Annaise’s Song) 10曲目「Jubileo」(ホゥビレオ/jubilee) という4曲は、テーマ的に関連性がある曲みたいで、キーワードは水不足 ってことかな…その辺も、へぇ、と思ったり。 9曲目のは、歌詞の意味とか分からないままで聴いた印象では、 ピアノの音も入った悲しげな雰囲気の曲だな、と思ったんだけど… 付属小冊子の解説によると、感謝の気持ちを込めて歌ってるラブソング、 なんだとか。 …とりあえず、今自分は、10日間で17回以上聴いた、 みたいな段階だけど…最初、この手の曲は、合う人には面白いけど、 合わない人には、聴いてて眠くなるだけのコーラス曲集かな、 っていう印象もあった、というか、 最初、少し疲れてる状態で聴いたら、寝ちゃったんで…でも、 各曲、繰り返し聴いている内に、 アフロカリビアンなリズムと美しい歌声のハーモニー、 特に単一文化のハーモニーじゃなくアフリカ、欧州、カリブ海先住民等の、 多重な文化が交じり合ったハーモニーで、 その交り具合の比率が、各曲毎に色々と違っていて、 その多様さと音楽としての心地よさに、どんどんと惹き込まれて… 今後も、繰り返し聴いて末永く楽しめるのは、自分の中ではもう確定! みたいな、感じなので、 今回、縁があって入手して、よかったな、と満足しています。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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