リームの描く死生観をカンブルランが再現
多作家として知られるヴォルフガング・リーム。いずれも「死」と「静寂」という精神的縦糸と、十二音技法からさらに厳格なトータル・セリエリズムという理論を横糸に、リームの作品とその師筋にあたる作品を並べています。リームの最近作『セラフィン=スフィア』(約25分)はカンブルランが振っているのも注目です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
1. リーム:カントゥス・フィルムス〜ルイジ・ノーノへの追悼音楽第1の試み (1990)
2. ダウランド:真実のラクリメ
3. リーム:リチェルカーレ〜ルイジ・ノーノへの追悼音楽第2の試み (1990)
4. ヴェーベルン:6つの小品 Op.6(室内管弦楽版)
5. リーム:数字II〜鳴るべく静寂 (1983)
6. シュトックハウゼン:クロイツシュピール (1951)
7. リーム:セラフィン=スフィア (2006)
クラングフォルム・ウィーン
エミリオ・ポマリコ(指揮:1-6)
シルヴァン・カンブルラン(指揮:7)
録音時期:2010年8月
録音場所:ザルツブルク、コレーギエン教会(ザルツブルク音楽祭)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)