ラッヘンマンが歌をうたう衝撃
サックス、ピアノ、打楽器という編成による現代音楽集。特殊奏法ノイズ見本市のような昔のイメージのままラッヘンマンを聴くと、まったく違う作風に驚かされます。『Marche Fatale』は完全に普通のクラシック音楽。『Sakura mit Berliner Luft』『Sakura-Variationen』では何と自ら日本語で「さくらさくら」を歌っています。どれも後半に不思議な展開をすることでラッヘンマンの音楽になってはいるものの、他の作曲家がかなり先鋭的な音楽を書いているので、そのギャップに面喰らいます。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヘルムート・ラッヘンマン[1935-]:Sakura mit Berliner Luft〜アルトサクソフォン、ピアノと打楽器のための
● マルティン・シュットラー[1974-]:xerox〜アルトサクソフォン、ピアノ、打楽器とテープのための
● ヘルムート・ラッヘンマン:Marche Fatale〜ピアノ独奏のための
● 桑原ゆう[1984-]:In Between〜アルトサクソフォン、ピアノと打楽器のための
● ヘルムート・ラッヘンマン:Berliner Kirschbluten〜ピアノ独奏のための
● マルティン・スモルカ[1959-]:fff (Fortissimo feroce Fittipaldi)〜バリトンサクソフォン、ピアノと打楽器のための
● マイケル・フィニスィー[1946-]:Opera of the Nobility〜ソプラノサクソフォン、ピアノと打楽器のための
● ヘルムート・ラッヘンマン:Sakura-Variationen〜アルトサクソフォン、ピアノと打楽器のための
トリオ・アッカント
マルクス・ヴァイス(サクソフォン)
ニコラス・ホッジズ(ピアノ)
クリスティアン・ディエルシュタイン(打楽器)
ヘルムート・ラッヘンマン(声)
録音:2018-2019年