ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴ Vol.1
2009年ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ。今回の呼び物は30分に及ぶシャリーノ[1947-]の新作『叫びの夜の書』。ほぼ全編をppで通し、フルートのむら息、特殊奏法がオーケストラを奇妙なやり取りを繰り広げ、さながら日本の書を思わせる空間を作ります。ベアト・フラー[1954-]の『アポン』はオーストリアの劇作家H.クラウスの作品をテキストとするもので、ブーレーズを思わせる鮮やかな音響が魅力。ジミー・ロペス[1978-]の『夢魔』はポウル・ウィリアムスの詩に基づくアイデア満載の佳作です。(TOBU)
【収録情報】
・シャリーノ:叫びの夜の書〜フルートと管弦楽のための (2009)
・フラー:アポン〜管弦楽と話し声のための (2009)
マリオ・カローリ(フルート)
ヘルムート・フォルカー(語り)
ベアト・フラー指揮、SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団
・ロペス:夢魔III〜クラリネット、打楽器とライヴ・エレクトロニクスのための (2009)
カール・ロスマン(クラリネット)
ディルク・ロスリュスト(打楽器)
SWRエクスペリメンタルスタジオ
録音時期:2009年10月
録音方式:デジタル(ライヴ)
SACD Hybrid