ベルトンチェロ(Trb)のダーヴィッドが目当て。ベルトンチェロは柔らかく、まろやかなタッチで曲にアプローチしている。さらに値段も驚き。この価格で聴けるなんて信じられない程価値がある1枚。因みに輸入盤には使用楽器バックとマウスピースのサイズ・４Ｇと記載されている。

絶対買った方が良いです！！音質、画質の面で不安がありましたが、全く気になりません。それにしても、クライバーンの音は本当にきれいですね。透き通っていて力強いです。 選曲も素晴らしいです。

ヴュータンのヴァイオリン協奏曲が実にあたたかい名演。パガニーニもステレオ録音よりしっかりしている。ニールセン、バルトーク、ブラームス、ヴィヴァルディ四季も好演。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はメニューイン祝祭管の弾き振りで少し前にCCCDとして初出だったもの。今回はCCCDでなくまともなCDなので貴重。

オルフェオの2枚、クラーヴェスの2枚とも輸入盤の価格が下がらず、なかなか中古盤でも出回らず、おそらく縁なく終わる関係かとともっていたが、嘗ての廉価盤の価格で５枚ものセットが買えてしまった。アドリヤン、グラーフも良いが、ASV製作のCD３が出色。選曲、マッケラスの棒、ECOの締まったアンサンブル、おおらかなディンフェルダーのFl。このセットを買わなければ出会わなかっただろう。その意味でも最高の評価を与えたい。

クリスマスとは全然関係ない季節に買いましたが、良く聞かれることの多いコレッリやロカテッリのクリスマス協奏曲以外にも数多くの協奏曲やクリスマス関連の楽曲が収録され、3枚組でこの超低価格は魅力です。またクリスマス時期にじっくり聞いてみたいものです。ちなみに、ハイドンの交響曲第26番「ラメンタチオーネ」は近年ではクリスマス用の曲ではないといとも言われているようですが、雰囲気がそれっぽければ問題なしです。

腕っこきばかりのシカゴ響の主席奏者だが、ソリストとして扱うべきかと言えば、ちょっと待って欲しいというのが実感だった。比類ない芸術的な素質があれば、ソリストとして活動しているはず。たとえば技術的には、さほど高度なものを要求していないモーツアルトなのだから、もう少し音楽を大切にして、訴えかけるような何かを紡ぎだして欲しかった。ＶＷはバレンボイムにやる気がなく、シューマンにいたっては、作品がわかっていない。救いはブリテンを実に艶のある作品としたジュリーニと最後のボレロ。やっぱりシカゴ響はオケなんだと実感。

グリュミオーを神様のごとく慕っている。僕の前に最高のレビューが書き込まれうれしい限り。12年前に出た全集はもとより集められるだけのグリュミオーを(ライヴ含め)持っているが、このボックスには普段のPhilipsのジャケットにはないデッカ所蔵のレア写真が収められている。グリュミオーは50、60年代では異なるストラドを、70年代はガルネリを使ったが、この50年代は音も芸風も抜群である。

実はこのCDは非常に有名なGramophon評判の歴史的なGreat 100名盤の一つですよ！ 演奏は勿論のことでとっても優秀です。ｵｲｽﾄﾗﾌ．ファンは是非買って聞いて下さい。

本盤は全てｽﾀｼﾞｵ収録で、ｽｹｰﾙ豊かな造形とｵｲｽﾄﾗﾌ全盛時の美質＆包容力が充実して全部お勧めだが、特に僕の一押しはCD1のBach＆Beethoven。Bachは最近の古楽器ｽﾀｲﾙでは絶対味わえぬﾄﾞｯｼﾘﾃﾝﾎﾟで、巨匠ならではのﾛﾏﾝﾃｨｯｸ＆ﾒﾛｳな歌謡と響きにﾄﾞｯﾌﾟﾘ溺酔できる。ｼｪﾘﾝｸﾞの厳格さより僕は好き。Beethovenのﾛﾏﾝｽ2曲も我家の王座で、品格ある造形を保ちつつﾛﾏﾝﾃｨｯｸ＆ﾒﾛｳの限りを尽くし、慈愛深さの極みにｳﾙｳﾙ...CD1(stereo)は全て音質良好〜優秀。CD2(mono)は2曲共ｺｳﾞｨﾁｭﾆのﾊﾞｯｸで至極立派だが、これらは本人の後年ﾗｲｳﾞを採る。

ケンプのベートーヴェンのコンチェルトは、後のライトナーとのステレオ録音も良いが、こちらのケンペンとの演奏のほうが一層素晴らしいと感じる。 ケンプがまだ50代での演奏であるためか、力感にあふれ、とりわけ皇帝の高揚感などは類を見ない。 ＢＰＯも、現在に比べるとアンサンブルが相当に雑だが、響きの面では非常に充実している。 とにかくオススメ！