Law Of The Lady

実妹リグモールと共に、姉妹でスウェーデン出身のシンガーとして活躍するクリスティーナ・グスタフソン。デビュー作『Moment Free』(2007年)、『My Move』(2009年)に続く3年ぶりとなる3rdアルバム。前２作ではシンガーとしては勿論、ソングライターとしての素養を十分に発揮しましたが、本作も全10曲中スタンダードのM5、そしてバンド・メンバー作のM6以外は彼女のオリジナルで構成。アコースティックとエレクトリックの絶妙な配分と、スイングからサンバ調までの実に幅広い音楽性をふんだんに生かした、まさに変幻自在かつ、柔軟でしなやかなヴォーカル作品に仕上がっています。スイングするウッド・ベース、グルーヴするエレクトリック・ベース、アコースティック・ピアノとオルガン、ローズの絶妙な同居と住み分け、ブルージーなギター、歌を邪魔しない整然としたホーンセクション等々、演奏面も大きな聴き所のひとつ。クセのない伸びやかなクリステイーナの歌声がマッチし、決して無用に「ジャズ」からはみ出る事のない、玄人好みな現代感覚溢れるヴォーカル作品。

Vocals: Christina Gustafsson
Piano, Rhodes, organ: Daniel Karlsson, Adam Forkelid
Electric bass: Fredrik Jonsson
Upright bass: Kristian Lind
Guitar: Max Schultz, Erik Söderlind
Drums and vibes: Calle Rasmusson
Percussion: Sebastian Notini.
Trombone: Karin Hammar, Lisa Bodelius
Trumpet and flugelhorn: Patrik Skogh, Johan Setterlind
French horn: Eva-Tea Lundberg
Woodwind instruments: Magnus Lindgren