C'eline Louis-ferdinand / 生田耕作

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夜の果てへの旅 下 中公文庫

C'eline Louis-ferdinand / 生田耕作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122043053
ISBN 10 : 4122043050
フォーマット
出版社
発行年月
2003年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,427p

内容詳細

遍歴を重ねた主人公バルダミュは、パリの場末に住み着き医者となるが―人生嫌悪の果てしない旅を続ける主人公の痛ましい人間性を、陰惨なまでのレアリスムと破格な文体で描いて「かつて人間の口から放たれた最も激烈な、最も忍び難い叫び」と評される現代文学の傑作巨篇。

【著者紹介】
セリーヌ : 筆名。1894年、パリ西北方の都市クールブヴォワに生まれ、貧しさのなかで独学を続けて医師免状を得る。第一次大戦で騎兵軍曹として武勲をたて、復員後、国連事務局に勤め、各国を遍歴してから、パリの場末で医師を開業。1932年、本書で一挙に作家の名声を確立したが、反資本・反ユダヤ主義の立場からフランスの現状を痛罵した時事論集などのために、第二次大戦後、戦犯に問われ、亡命先のデンマークで投獄された。特赦で帰国したが、61年、不遇と貧困のうちに歿し、その墓石には“否”の一語だけが刻まれた

生田耕作 : 大正13年(1924)、京都に生まれる。京大仏文科卒。京大名誉教授。平成6年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1164冊め。【85-2/G1000】読んでいるのは下巻で合っているよね、違う作品ではないよねと思わず確かめてしまったくらい上巻とは文体が違っていて驚いた。フランスの「国賊作家」の衝撃のデビュー作という先入観があったけれど、青年の旅の物語で、そして旅の終わりの物語というやわらかい読み方をすると、醜悪な人の世も「そういうものだ」という一言で、なんとかやり過ごして生きていくものだと思えてくる。【第51回海外作品読書会】

  • NAO さん

    何をやっても、どこへ行っても、貧しいものは常に虐げられ、馬鹿にされ、這い上がることもできない。そして、日常のどこかに、ひそかに、戦争の影が潜んでいる。長々と続くフェルディナンの遍歴は、どこにも希望がなく、何の夢もない。「僕らが一生通じてさがし求めるものは、たぶんこれなのだ、ただこれだけなのだ。つまり生命の実感を味わうための身を切るような悲しみ。」「夜の果てる日などありはしない」

  • HANA さん

    遍歴の果てにパリで医者を始めた主人公。戦場や植民地といったダイナミズムは無いが、相変わらず登場人物は片端からろくでもない人物ばかりであり、上巻では流されるばかりであったのとは対照的に能動的に動き始めた主人公も含め、それを露悪的なばかりに描いている。そんな中一際目を引くのがもう一人の主人公と言わんばかりのロバンソン。老婆を殺そうとして失敗し盲目になるわ、挙句の果てには…と本書を代表するような動きっぷり。戦場でもアフリカでもパリでも結局は人間のどうしようもなさ、絶望を絶望で煮込んだような濃厚な一冊であった。

  • syaori さん

    フランスで開業医として生活を始めたフェルディナン。遍歴を止めても彼の夜の果てへの旅は続きます。貧しくて無教養でな彼の患者たち、卑怯で意地悪な知人たちへの呪詛を吐きながら、むしろ疾走感を増しているよう。しかし同時に嫌悪する人間や人生を嫌いにもなれないのだろうとも感じられ、だから彼は「他人より遠く」、一人夜の果てへ向かわなければならなかったのだろうと思いました。最後の「もう何も言う事はない」という言葉に、こちらも何も言えることはないのですが、夜に果てがあるように、朝の光が差すようにと願いながら本を閉じました。

  • 月六 さん

    無軌道で、救いなく、不潔。これを真理と呼ぶか。否定はしないが。読みづらい長編だった■戦場で出会ったロバンソンが、主人公を放浪へと誘う。しかしロクでもない世界に「果て」はない。悪夢のように付いてくる。徐々に凡俗ぶりを露呈するロバンソンの姿も、やりきれない■終盤、主人公は人生を「失敗だった!」と嘆く。頭を抱えたくなる。必死に生きても、僕らが得るのは「みすぼらしい蝋燭」のような思想……それだけか■反面、冷ややかな箴言の数々に惹かれた面もある。「夢と希望」の美談に飽きたら、読んでもいいかも。きっと後悔するけど。

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