C'eline Louis-ferdinand / 生田耕作

人物・団体ページへ

夜の果てへの旅 上 中公文庫

C'eline Louis-ferdinand / 生田耕作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122043046
ISBN 10 : 4122043042
フォーマット
出版社
発行年月
2003年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,381p

内容詳細

全世界の欺瞞を呪詛し、その糾弾に生涯を賭け、ついに絶望的な闘いに傷つき倒れた“呪われた作家”セリーヌの自伝的小説。上巻は、第一次世界大戦に志願入隊し、武勲をたてるも、重傷を負い、強い反戦思想をうえつけられ、各地を遍歴してゆく様を描く。一部改訳の決定版。

【著者紹介】
セリーヌ : 筆名。1894年、パリ西北方の都市クールブヴォワに生まれ、貧しさのなかで独学を続けて医師免状を得る。第一次大戦で騎兵軍曹として武勲をたて、復員後、国連事務局に勤め、各国を遍歴してから、パリの場末で医師を開業。1932年、本書で一挙に作家の名声を確立したが、反資本・反ユダヤ主義の立場からフランスの現状を痛罵した時事論集などのために、第二次大戦後、戦犯に問われ、亡命先のデンマークで投獄された。特赦で帰国したが、61年、不遇と貧困のうちに歿し、その墓石には“否”の一語だけが刻まれた

生田耕作 : 大正13年(1924)、京都に生まれる。京大仏文科卒。京大名誉教授。平成6年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ さん

    フェルディナンはどこまで旅して行くのだろう。彼の言うことは正直なだけでなく、正論だ。まず勇ましく思える戦争に行ってみて、なんで戦わなければいけないのか、目の前のドイツ人が憎いわけではないと思う。いっそおとなしい捕虜になった方がいいのかもと、偶然知り合ったロバンソンの主張に同意するも、手頃なドイツ兵には出会えない。人を殺すのが嫌だから、病院に入って戦場には戻らないようにする。きれいな若い女の人に安らぎを見出す。弱くてすぐに逃げたくなる。そう彼は正直で、それなのに糾弾されたとすれば、それはムルソーではないか。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1163冊め。【85-1/G1000】フェルディナンの口調が「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンを思い出させる。戦時下において、なぜ戦わなければいけないのかわからず、いっそ捕虜になろうと思っても敵に遭遇せず、戦線離脱のために病院に行くという上に、反戦というよりも世の中に悪態を尽きまくるというなんだかなあという主人公。それでも人間味があって、むしろ世の中の大半は彼のような人間だろう。私も。【第51回海外作品読書会】「夜の果てる日などありはしないのだ。」

  • NAO さん

    勢いだけで志願兵となったフェルディナン・バルダミュ。だが、第一次世界大戦、ドイツの戦場で上官たちは腐敗しきっている。無力と倦怠に蝕まれたフェルディナンがどこまで逃げ回っても、どこへ行っても、いたるところに階級と差別があり、世界は欺瞞に満ちている。世界への人間への嫌悪をまき散らし、毒づいて毒づいて、彼はどこまで行くのか。

  • syaori さん

    「こんなふうに夜の中へ追い出されてばかりいれば、それでもいつかはどっかへたどりつくにちがいないさ」と独白する主人公フェルディナン・バルダミュ。でもどこへ? 友人との何気ない会話から志願兵となって第一次世界大戦に参戦した彼は、戦場から精神病院、アフリカ、米国ニューヨークへと遍歴します。それを語る我らがフェルディナンの洗練されていない語り口にはユーモラスさも感じられますが、どこへ行っても人間も人生も信じられず、出会いと別れを繰り返す彼がどこにたどりつくのか不安にもなります。夜の果てにあるものとは? 下巻へ。

  • harass さん

    「コインロッカーベイビーズ」を読んで何故かこの本を連想して読み直す。数十年ぶりの再読。  著者の自伝的な内容だという。幻想的でもあり写実的な主人公の放浪の日々を描く。主人公の全方位的な容赦無い毒づきが実に素晴らしい。反戦とか人類愛とかそういう意図はなく、人間と社会への嫌悪が延々と続いていく。この徹底性に感心してしまう。訳が生田耕作で実にすばらしい。セリーヌの他作品も彼に手がけてもらいたかったものだ。1978年の海外小説の文庫がいまだに手に入るのはさすがの傑作として認知されているのだなと感心。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品