An Eye For An Eye

マッスル・ショールズが産んだナイス・デュオ、バーン＆バーンズの1981年ウェストコースト/AOR超名盤『Eye for an Eye』がCD、そして初となるLP再発。

スウィートでメロウな79年名作『BLAME IT ON THE NIGHT (邦題:ワン・ナイト・ロマンス)』で知られるマッスル・ショールズNo.1のメロデイ・メイカー、ロバート・バーンが、最良のパートナーブレンダン・バーンズと共に作り上げた81年作が、メロウ/AOR系良質再発を連発するFAVORITE RECORDINGSよりCD、そして初となるLPでリイシュー。

マイケル・ジョンソン、アン・マレー、ジョニー・リヴァース、ルブラン＆カー、キャプテン&テニール、ヘレン・レディ、ドクター・フックなどが彼の楽曲をレコーディングした事でも知られ、晩年はポップ・カントリー界のヒット・ソングライター/プロデューサーとして活躍したロバート・バーンと、R＆Bチャートの常連ソングライター/プロデューサーとして現在もブライアン・マックナイトやTAKE 6、フィリップ・ベイリー、ボーイズIIメン、ガイのダミオン・ホール、シー・シー・ペニストンを手掛けるブレンダン・バーンズ。

彼らがデュオとして唯一残したこの大傑作は、当時なぜか米国本土でのリリースが見送られ、徳間傘下CLIMAXから日本盤のみのリリースとなったAOR/SSWマニア垂涎の幻のアルバム。

切なく洗練されたメロディとコード、キャッチーでミディアム・テンポなムード、ロマンスあふれる叙情性にアーバンな香り、ソフトな哀愁ヴォーカルと絶妙なハーモニー。時折フュージョン・アプローチが顔を覗かせればモダンなソウル・グルーヴが溢れ出す、さわやかで温かみがありながらもクールで都会的なサウンドと過不足ないアレンジ。これ以上のAORのアルバムはないとも評されるほど完璧で美しい一枚です。

「Be My Baby」にはレニー・ルブランが参加。「One More Try For Love」はロニー・ ミルサップが、「Love You Out Of Your Mind」はアン・マレー、「Right Through The Heart（邦題:ハートでお願い）」はのちにマイケル・ジョンソンがカヴァー。プロデュースはモータウン初の白人プロデューサーとしても知られるクレイトン・アイヴィ＆テリー・ウッドフォード。