CD 輸入盤

フリッツ・ライナー/コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション(14CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19075936772
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


20世紀オーケストラ演奏芸術の一つの極点を築き上げた巨匠フリッツ・ライナーの原点がここに。
シカゴ響以前の「ライナー伝説」が作られたピッツバーグ響との全録音が正規マスターからCD化


完全生産限定

【20世紀指揮界のスタンダードを築いたフリッツ・ライナー】
ハンガリー出身のフリッツ・ライナー[1888-1963]は、アンセルメ[1883-1969]、クレンペラー[1885-1973]、フルトヴェングラー[1886-1954]、E.クライバー[1890-1956]、ミュンシュ[1891-1968]らと同世代にあたる名指揮者で、19世紀の名残であるロマンティックな陶酔よりも、20世紀の主潮である音楽の客観的再現に奉仕した音楽家です。ブダペスト音楽院でバルトークらに作曲、ピアノ、打楽器を学び、1909年にブダペストで指揮デビュー。ブダペスト歌劇場(1911〜1914)、ザクセン宮廷歌劇場(ドレスデン国立オペラ)(1914〜1921)を経て、1922年に渡米しシンシナティ交響楽団(1922〜1931)、ピッツバーグ交響楽団(1938〜1948)の音楽監督を歴任。その後メトロポリタン歌劇場の指揮者(1949〜1953)を経て、1953年9月にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任し、危機に瀕していたこのオーケストラを再建、黄金時代を築き上げました。

【「シカゴ響以前」のライナーの姿を刻印したドキュメントが正規マスターから復刻】
ライナーとシカゴ響とのRCAへのステレオ録音はそのほとんどが発売以来カタログから消えたことのない名演・名録音として知られ、SACDハイブリッド盤も含むリイッシューが何度も行われており、2013年には63枚組のボックスとしてソニー・クラシカルから発売されていますが、シカゴ時代以前のコロンビアとRCAへのモノラル〜SP録音で正規音源からCD化されたのはごく一部のみでした。今回の14枚組は、1941年から1947年にかけて、当時音楽監督を務めていたピッツバーグ交響楽団と残した全録音に加え、1950年までにコロンビア・レコードに残したライナーの全録音をまとめたもので、そうした歴史的認識のギャップを埋める貴重なリリースといえるでしょう。しかも全てソニー・ミュージック・アーカイヴが保管する金属原盤およびそこからトランスファーされた音源を使用しての復刻で、過去にソニー・クラシカルからCD化されている音源(1990年代後半に「マスターワークス・ヘリテージ」シリーズでCDにして約2.5枚分がCD化されていました)に関しても今回最新のテクノロジーで復刻されている点が大きなポイントです。ディスクからの復刻は名手アンドレアス・K・マイヤーが手掛けています。

【ピッツバーグ響を全米トップ6にのし上げたオーケストラ・ビルダー】
1938年にライナーがピッツバーグ響音楽監督に就任した時、オーケストラの演奏技能は低下し、集客も悪く財政難にあえぐ二流のアンサンブルでした。ライナーは、優秀な奏者を積極的に雇い入れメンバーの刷新を図り、厳しいリハーサルを課してオーケストラの基本的な演奏水準を向上させ、並行して魅力的なプログラミングを組み、世界的なソリストを招聘して演奏会自体を活気づかせ、演奏会の回数を増やしてシーズンを拡大するなど、ごく短期間のうちにピッツバーグ響が全米の「トップ6」に数えられるほどに変貌させたのでした。アメリカの2大メジャー・レーベルの一つ、コロンビア・レコードと録音契約を結び、全米演奏家組合による大戦中の録音禁止時期(1942〜44年)を挟んだにもかかわらずバッハからバルトークにいたる40曲以上の作品を録音しています。ライナー指揮下での充実した音楽づくりに参加するべく全米から優秀な奏者が馳せ参じ、戦時下にあってもオーケストラの演奏水準は極めて高く保たれ、のちにフィラデルフィア管に移籍したオーボエのジョン・デ・ランシーやホルンのメイソン・ジョーンズなどの名手もピッツバーグ響に在籍していました。

【バロック〜古典派】
バッハの管弦楽組曲第2番とカイエ編の小フーガ(ディスク9)では1940年代の演奏様式を反映して比較的大編成のオーケストラが使われ、ゆっくりした部分ではロマンティックなフレージングも散見されるものの、全体としては軽みを帯びた見通しの良い演奏で、技術的にはクリーンかつ完璧。モーツァルトの『ハフナー』や交響曲第40番(ディスク9)でも、古典の様式感がくっきりと描き出されています。ライナーがシカゴ響で再録音しなかったベートーヴェンの交響曲第2番(ディスク3)ではダイナミックスのコントラストがくっきりとつけられた力強さが印象に残りますが、デリケートなニュアンスにも事欠きません。

【十八番のワーグナーとR.シュトラウス】
筋金入りのオペラ指揮者であったライナーは特にモーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウスのオペラで定評がありました。それゆえピッツバーグ響との録音で最も高い評価を得たのがワーグナーの前奏曲集とR.シュトラウスの交響詩集であったというのも当然のこと。『ローエングリン』の前奏曲では弦楽パートに施された絶妙な陰影が見事であり、シカゴ響でも再録音があるお得意の『マイスタージンガー』の抜粋(第3幕前奏曲で始め、徒弟たちの踊りを経て、マイスタージンガーの行進に続く組曲風の構成)では生き生きとしたスケールの大きな音楽づくりが聴かれます(ディスク2)。ドレスデン時代から作曲者と個人的親交があり、その作品の解釈では一家言を持っていたR.シュトラウスの交響詩では、『英雄の生涯』『町人貴族』(ディスク8)、『ドン・ファン』『ドン・キホーテ』(ディスク14)という大作が録音されており、あらゆるパートのバランスが完璧に統御され、クリアに再現されていることがコロンビアの優秀なエンジニアリングによって鮮明に捉えられています。『ドン・キホーテ』では、名手ピアティゴルスキーの雄弁なチェロも聴きものです。

【ロマン派作品、フランス音楽、ロシア音楽】
ロマン派作品ではSP時代に好まれたオーケストラの小品が多数録音されています。ウォームでありながら決して感傷的にはならないヨハン・シュトラウスのワルツ集(ディスク7)、ジプシー・ダンスらしいワイルドさと柔軟なテンポさばきが鮮やかなブラームスのハンガリー舞曲集(ディスク7)ともに、オーストリア・ハンガリー帝国という文化圏に育った芸術家らしいオーセンティシティを感じることが出来ます。色彩感に敏感なライナーの音楽づくりはフランス音楽とも相性がよく、ドビュッシー『イベリア』やラヴェル『ラ・ヴァルス』(ディスク1)では、透明で官能的な響きが見事に描き出され、テンポの微妙な伸縮による多彩なニュアンスの表出もアメリカのオーケストラとは思えないほど。ロシアものではムソルグスキー『禿山の一夜』(ディスク3)、グリンカ『カマリンスカヤ』(ディスク5)、チャイコフスキーの組曲第1番から小行進曲(ディスク10)で、それぞれのオーケストレーションの個性を見事に際立たせています。

【同時代音楽への積極的な取り組みの成果】
ライナーはまた同時代音楽の演奏にも積極手に取り組む指揮者でしたが、ピッツバーグ響との録音にもそのポリシーの一端が反映されています。ストコフスキー&フィラデルフィアのRCA録音に続く2番目の録音となったショスタコーヴィチの交響曲第6番(ディスク10)はライナーにとってこの作曲家の唯一の録音です。ブロードウェイでの活躍で知られたラッセル・ベネットに編曲を依頼した『ポーギーとベス』の交響的絵画(ライナー自身がオペラ中の選曲場所や順序を指定し、オーケストレーションについても意見を述べたといわれています。ディスク3)のほか、ブロードウェイつながりではロジャース&ハマースタインのミュージカル『回転木馬』からのワルツ(ディスク7)もライナーのレパートリーとしては極めて珍しい一品です。

【初稿のエンディングが聴けるバルトーク:管弦楽のための協奏曲、世界初録音】
ライナーのピッツバーグ時代の最大の遺産は、何といってもバルトークの『管弦楽のための協奏曲』の世界初録音(ディスク5)でしょう。バルトークはライナーにとってブダペスト音楽院時代の師であり、長年にわたる友人でもありました。アメリカに渡ってきたバルトークの窮状を救うべく手を尽くし、初演はクーセヴィツキー指揮のボストン交響楽団が担ったものの、『管弦楽のための協奏曲』の作曲に際しても背後で重要な役割を果たしています。シカゴ響とのステレオ再録音も名盤として知られていますが、ピッツバーグ響との世界初録音も複雑な声部を鮮やかに描き分ける手腕が見事で、しかも初稿のエンディングが使われているのも貴重です。バルトークの作品では、『ハンガリー・スケッチ』の抜粋があり、同郷のハンガリーの音楽では、コダーイの『ガランタ舞曲』、ヴェイネルのディヴェルティメント第1番も、シカゴ響との再録音がない作品です(ディスク10)。

【話題となったソリストとの共演】
ライナーはピッツバーグ時代にハイフェッツ、ホロヴィッツ、シゲティなど綺羅星のごときソリストと共演していますが、録音を残したのはピアノのルドルフ・ゼルキンとソプラノのキャロル・ブライスのみ。ゼルキンのブラームスのピアノ協奏曲第1番(ディスク4)は、この後3種類の再録音を残すことになるこのピアニストの原点ともいうべき録音で、ステレオ時代には専属契約の制約で共演が残されなかったこの組み合わせによる極めて貴重な記録です。マーラー『さすらう若人の歌』とファリャ『恋は魔術師』(ディスク8)で共演しているキャロル・ブライスは、マリアン・アンダーソンともに20世紀中盤のアメリカ音楽界において大スターとなった黒人歌手の草分け的存在で、黒人として初めてナウブルク賞を獲得しています。2曲とも世界初録音となったことからも、コロンビア・レコードの肩入れぶりが見てとれます。なおディスク8には、ライナー指揮ではない、ブライスによるバッハの『マニフィカト』と『ロ短調ミサ』のアリアが収録されていますが、『さすらう若人の歌』の初出LPのカップリングを再現したもので貴重な復刻です。

【メトでの空前の成功を偲ぶヴェリッチュとの『サロメ』】
ピッツバーグで大きな成果を出したライナーは1949年にメトロポリタン歌劇場に移り、主にドイツ・オペラの指揮を担当し、この歌劇場の大戦後最初の黄金時代を築き上げます。ライナーのメト・デビューはR.シュトラウスの『サロメ』で、ブルガリア生まれのリューバ・ヴェリッチュをタイトルロールに据えた上演は、メト史上空前の成功を収めることになりました。その直後に同じコンビによって、コロンビアの30丁目スタジオで録音された『サロメ』のフィナーレ(ディスク13)は、作品のクライマックスをなす最終場面の壮絶なドラマを精緻に描き出し、メトでの成功ぶりを偲ぶことのできる貴重な録音です。ヴェリッチュとのコンビでは『ドン・ジョヴァンニ』からの2曲(ディスク13)も残されています。なおディスク13にはライナー指揮ではないピアノ伴奏による歌曲も含まれていますが、初出LPのカップリングを再現したためです。

【アメリカの綺羅星のごとき名奏者を揃えたブランデンブルク全曲のパイオニア的録音】
オーボエのロバート・ブルーム、トランペットのウィリアム・ヴァッキアーノ、フルートのジュリアス・ベイカー、ヴァイオリンのフーゴー・コルベルク(ベルリン・フィル、ピッツバーグ響、メトロポリタン歌劇場などのコンマスを歴任)、ヴィオラのウィリアム・リンサー、チェロのレナード・ローズなど、アメリカの優れたオーケストラ奏者をピックアップして組織された室内アンサンブルを用いてニューヨークで録音したバッハの『ブランデンブルク協奏曲』全曲も復活します(正規録音からの復刻は初期LP以来と思われます。デイスク11〜12)。この世代の指揮者が全曲録音すること自体が極めては珍しいだけでなく、比較的小編成のアンサンブルを用いて明晰かつ透明な演奏を成し遂げている点が20世紀後半のバッハ演奏の思潮を先取りしている趣があり、極めて興味深い演奏と言えるでしょう。(輸入元情報)

【仕様】
・アメリカ盤初出LPデザインによる紙ジャケット仕様(ジャケット裏面もLPのバックカバーを印刷)
・CDレーベルは初出時のレーベルデザインを使用したレコード盤風のデザイン
・オールカラー64ページ別冊解説書付き(ライナーの評伝を執筆したケネス・モーガンによるエッセイのほか、各ディスクのトラックリストと詳細な録音データ、ライナーの写真、コロンビアの録音台帳のページ写真などの貴重な資料を掲載)
・収納用クラムシェルボックス
 サイズ: 横 4cm x 縦 13.5 cm x 高さ 13.3 cm
 重量: 0.42 kg

【収録情報】
Disc1
1. ラヴェル:ラ・ヴァルス M.72
2. ドビュッシー:イベリア L.122
3. ベルリオーズ:ハンガリー行進曲
4. ドビュッシー/ラヴェル編:スティリー風タランテッラ L.69


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1947年4月1日(1,4)、1941年11月15日(2,3) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc2
ワーグナー:
1. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜第1幕への前奏曲
2. 『ジークフリート』〜森のささやき
3. 『ローエングリン』〜第1幕への前奏曲
4. 『ローエングリン』〜第3幕への前奏曲
5. 『ワルキューレ』〜ワルキューレの騎行
6. 『タンホイザー』〜バッカナールとヴェヌスベルクの音楽
7. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜第3幕への前奏曲
8. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜徒弟達の踊り
9. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜職人達の入場


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1940年2月25日(5)、1941年1月9日(1,2,4,6)、1941年11月15日(3,7-9) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc3
1. ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
2. ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』
3. ガーシュウィン/ラッセル・ベネット編:交響的絵画『ポーギーとベス』


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1945年3月26,27日 ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc4
1. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15


 ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月2日 ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc5
1. バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
2. グリンカ:カマリンスカヤ
3. ロッシーニ:歌劇『ブルスキーノ氏』序曲


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月2,5日 ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc6
1. マーラー:さすらう若人の歌


 キャロル・ブライス(メゾ・ソプラノ)
 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月5日 ピッツバーグ、シリア・モスク

2. J.Sバッハ:マニフィカト ニ長調 BWV.243〜第2曲、第9曲
3. J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232〜第26曲:アニュス・デイ


 キャロル・ブライス(メゾ・ソプラノ)
 ダニエル・サイデンバーグ指揮、コロンビア放送コンサート管弦楽団
 録音:1946年4月14日 ピッツバーグ、シリア・モスク

4. ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』

 キャロル・ブライス(メゾ・ソプラノ)
 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月5日 ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc7
1. ブラームス:ハンガリー舞曲〜第5,7,12,13,6,21,19,1番
2. J.シュトラウス2世:南国のバラ Op.388
3. J.シュトラウス2世:宝のワルツ Op.418
4. J.シュトラウス2世:ウィーン気質 Op.354
5. リチャード・ロジャース:ミュージカル『回転木馬』よりワルツ


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月4-5日(1,2)、1941年11月15日(3)、1941年1月9日(5) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc8
1. R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40
2. R.シュトラウス:『町人貴族』組曲 Op.60


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1947年11月10日(1)、1946年2月4日(2) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc9
1. モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
2. J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
3. J.S.バッハ/リュシアン・カイエ編:小フーガ ト短調 BWV.578
4. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1946年2月2,4日(1-3)、1947年4月1日(4) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc10
1. ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調 Op.54
2. カバレフスキー:『コラ・ブルニョン』序曲 Op.24
3. コダーイ:ガランタ舞曲
4. ヴェイネル:弦楽のためのディヴェルティメント第1番ニ長調 Op.20(古いハンガリー舞曲による)
5. チャイコフスキー:組曲第1番ニ長調 Op.43〜第5楽章:小行進曲
6. バルトーク:ハンガリーの風景 Sz.97〜『ほろ酔い』『熊踊り』


 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1945年3月26,27日(1-5)、1947年4月1日(6) ピッツバーグ、シリア・モスク
Disc11
J.S.バッハ:
1. ブランデンブルク第1番ヘ長調 BWV.1046
2. ブランデンブルク第2番ヘ長調 BWV.1047
3. ブランデンブルク第3番ト長調 BWV.1048


 コロンビア室内アンサンブル
 フーゴー・コルベルク(ヴァイオリン:1)
 ウェルドン・ウィルバー(ホルン:1)
 ロバート・ブルーム(オーボエ:1,2)
 ウィリアム・ヴァッキアーノ(トランペット:2)
 フェリックス・アイル(ヴァイオリン:2)
 ジュリアス・ベイカー(フルート:2)
 レナード・ローズ(チェロ:2)
 フェルナンド・ヴァレンティ(チェンバロ:2)
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1949年10月28日(1)、12月2日(2)、10月20日(3) ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc12
J.S.バッハ:
1. ブランデンブルク第4番ト長調 BWV.1049
2. ブランデンブルク第5番ニ長調 BWV.1050
3. ブランデンブルク第6番変ロ長調 BWV.1051


 コロンビア室内アンサンブル
 フーゴー・コルベルク(ヴァイオリン:1,2)
 ジュリアス・ベイカー(フルート:1,2)
 ラルフ・エイチャー、フレデリック・ウィルキンス(フルート:1)
 シルヴィア・マーロウ(チェンバロ:2)
 ウィリアム・リンサー(ヴィオラ:3)
 ニコラス・バイロ(ヴィオラ:3)
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1949年10月21日&11月3日(1)、11月3日(2)、10月27日(3) ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc13
1. モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』〜オッターヴィオ・・・私、死んでしまう!
2. モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』〜どれほどあなたを愛しているか


 リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1950年2月10日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

3. ダルゴムイシスキー:ぼくは悲しい
4. ダルゴムイシスキー粉屋
5. ムソルグスキー:星よ、お前はどこに
6. ヨーゼフ・マルクス:あなたにあの愛が触れたとき
7. ヨーゼフ・マルクス:月に憑かれたピエロ〜ショパンのワルツ
8. R.シュトラウス:夜 Op.10-3
9. R.シュトラウス:ツェツィーリエ Op.27-2


 リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)
 ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
 録音:1950年3月6日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

10. R.シュトラウス:『サロメ』〜フィナーレ

 リューバ・ヴェリッチュ(ソプラノ)
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1949年3月14日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
Disc14
1. R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35
2. R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20


 グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ:1)
 ウラディミール・バカレイニコフ(ヴィオラ:1)
 アンリ・テミアンカ(ヴァイオリン:1)
 ピッツバーグ交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1941年11月15日(1)、1941年1月9日(2) ピッツバーグ、シリア・モスク

3. オネゲル:ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ H.55

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 コロンビア交響楽団
 フリッツ・ライナー(指揮)

 録音:1949年7月6日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

 録音方式:モノラル(セッション)

ユーザーレビュー

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シカゴ響との録音が有名な、フリッツ・ライ...

投稿日:2021/04/28 (水)

シカゴ響との録音が有名な、フリッツ・ライナーが前任のピッツバーグ交響楽団時代に録音した音源を復刻した内容のボックスである。 これらの音源は永らく正規の復刻がされて来なかった物。 今回はクラムシェル・ボックス仕様厚紙ケースであるが、アメリカで発売されたオリジナルのジャケットを使用している他、貴重な写真や詳しい解説が載ったライナーがついてる等正規メーカーらしい充実した内容となっている。 それぞれのCDの感想を。 CD1→ラヴェルやベルリオーズと言ったフランス物を録音したもの。 繊細な演奏はフランスオケのようで、同じくフランス物で有名なパレー&デトロイト響を思わせる。 CD2→得意のワーグナー・コンサート。 ローエングリンの3幕への前奏曲が1番の名演。 収録曲全てがSPに合わせるためかちょっとテンポが速いが、どれも堂々とした演奏である。 CD3→ベートーヴェンからガーシュウィンまで、古典から録音時の現代作品まで収録した内容。 メインはベートーヴェンなのだろうが、ムソルグスキーがきびきびとした推進力に満ちた好演。 ガーシュウィンはこの曲の初演者による録音として貴重だが、演奏もなかなか。 CD4→ゼルキンと共演したブラームスのピアノ協奏曲。 これはゼルキンを聴くべき一枚だろう。 CD5→バルトークの初稿エンディングが聴ける管弦楽のための協奏曲は、ライナーが鍛えあげたオケの実力を知るには最適な演奏。 またロッシーニのブルスキーノ氏もキビキビと速めのテンポの好演だ。 CD6→このCDはライナーというより、キャロル・ブライスを聴くCDと言ったところ。 意外というかダニエル・サイデンバーグ指揮、コロムビア放送コンサート管弦楽団とのバッハが1番良い。 サイデンバーグは1906年生まれのチェリスト、指揮者で、録音は少ないがなかなか良い音楽を聴かせる。 オケは録音用かと思いきや、シリア・モスクでの録音からピッツバーグ響の変名かも知れない。 ライナーがタクトを取った2曲はいずれも世界初録音だそうで、ファリャの方が良い演奏である。 CD7→ウィーンの作曲家による軽めのコンサート。 ブラームスのハンガリー舞曲は抜粋であるが、メリハリと推進力のある演奏が素晴らしい。 J.シュトラウスはライナーがオーストリア圏出身である事を思い出させてくれる演奏。 解釈はシカゴ時代と変わらないが、よくも悪くもアメリカらしさが無い。 ロジャースはいわゆるミュージカル畑の作曲家で、ライナーの中でもかなり珍しいレパートリーの一つ。 何れの曲も小品だからと手を抜かず全力なのが良い。 CD8→リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲と町人貴族を収録。 ライナーと親交があったR.シュトラウスの演奏という事もあってか、バランスの良さ、オケの鳴りの良さ等当時としては高水準の演奏。 CD9→モーツァルトとバッハを収録。 この中でもバッハの引き締まった管弦楽組曲やカイリエのアレンジが面白い小フーガト短調が聴きどころ。 CD10→スラヴ圏の作曲家の作品を収めたアルバム。 ライナーはハンガリー出身なのでやはりこの辺りの作曲家には共感があるのか、どれもなかなかのもの。 ショスタコも珍しいが後に再録したカバレフスキーが最初から最後まで推進力があって良い。 CD11→バッハのブランデンブルク協奏曲第1〜第3番を収録。 演奏はコロムビア室内アンサンブル。 オケは録音用の名前だがソリストを見る限りピッツバーグ響の変名では無いだろうか。 ソリストは当時アメリカのオケの首席クラスが揃っており、ソロの巧さは見事なもの。 CD12→引き続きブランデンブルク協奏曲第4番から第6番を収録。 ライナーとマーロウのチェンバロが共演した第5番が聴きどころ。 CD13→この巻はライナーを聴くと言うより、ソプラノのヴェリッチュを聴くCD。 ライナーとは、メトロポリタン歌劇場管弦楽団と共演したモーツァルトとリヒャルト・シュトラウスのみであるが、サロメが中々良い。 CD14→再びR.シュトラウスの作品で、この年代のリヒャルトの演奏では高いレベルの演奏である。 特に、ドンファンはオーケストラの鳴らし方が良い。 オネゲルはレヴァントと共演したもので、きびきびとわかりやすい演奏が特徴。 コロンビア交響楽団はスタジオ・ミュージシャンによる団体が有名ですが、ここではニューヨークの録音なので、ニューヨーク・フィルハーモニックの変名なのでは無いでしょうか。 レベルは中々のものです。 録音年代の割にかなり音質も良好。 何か一つ気になる事が有れば買いのBOXです。

レインボー さん | 不明 | 不明

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ライナーのシカゴ交響楽団の全集も大変素晴...

投稿日:2021/03/07 (日)

ライナーのシカゴ交響楽団の全集も大変素晴らしいと思いましたが、ピッツバーク交響楽団を育て上げた結果が、このアルバムで確認できました。一部はCDにて発売されていましたが、これ程の演奏が1940年代に米国で行われていたことに感心する次第です。選曲もシカゴ交響楽団と重複していて、比較すると面白いです。 大変素晴らしい企画へ大感謝!!

RN さん | 東京都 | 不明

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ライナーって、きびきびしているだけで中身...

投稿日:2020/10/05 (月)

ライナーって、きびきびしているだけで中身が薄いと思っておりましたが、このセットを聴くととても充実した音がしております アンサンブルもダイナミクスも素晴らしい それにも増して録音がまさに完璧です モノラルということを忘れさせます こんなお宝を眠らせてはいけません

ミン吉 さん | 岐阜県 | 不明

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