CD 輸入盤

ハンス・クナッパーツブッシュ秘蔵ライヴ(6CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC4200
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


なんと25年ぶりにクナッパーツブッシュの秘蔵名盤が復活!

ミュンヘン、ウィーンでの最後の演奏会となったブルックナー3番、4番から、クナの唯一の録音レスピーギまで全11曲。メジャー系では市販されていない、貴重・稀少音源ばかり。キング・レコードの倉庫に眠っていたミュンヘン・ハンス・クナッパーツブッシュ協会制作・提供のアナログ・マスターテープから、キング関口台スタジオで25年ぶりにリマスタリング! 最新デジタル技術で音質大幅アップしてよみがえるファン垂涎のお宝音源にご注目ください。

「ミュンヘン・ハンス・クナッパーツブッシュ協会提供による音源集である。・・クナの十八番であるブルックナー、ワーグナー、ここには極めつけとも思われる演奏が含まれている。特筆大書したいのはクナ唯一の記録も多数含まれていることである。・・」〜平林直哉〜(販売元情報)

【収録情報】
Disc1
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(改訂版)


 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1964年1月16日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)【ミュンヘンでの最後の演奏会】
 旧CD=セブンシーズ(KICC2359 1994.7.21)

1964年、ミュンヘンでの最後の演奏会の記録(ライヴ)。亡くなる前年の演奏にもかかわらず、壮年のような気迫にみちています。
「テンポの遅さが特に目立つのが第1楽章だが、その深い呼吸から生み出される仰ぎ見るようなスケール感は、まさにクナならでは。第1楽章に比べると第2楽章はそれほど遅くはなく、実に自然に音楽が流れている。第3楽章は雄大なスケルツォ、そして茶目っ気あふれるトリオと、この対比もクナの特徴が良く現れている。第4楽章は最もクナらしい、強烈な個性が味わえる。この怪物的な音響は指揮者の体臭が出過ぎているかもしれないが、これはこれでクナ・ファンにはたまらないものがある」〜平林直哉、ライナーノーツより〜(販売元情報)
Disc2
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(改訂版)


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1964年4月12日 ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)【ウィーンでの最後の演奏会】
 旧CD=セブンシーズ(KICC2360 1994.7.21)

1964年、ウィーンでの最後の演奏会(ライヴ)。このあと歌劇を指揮していますが、巨匠のラスト・コンサートとなった貴重な記録。ブルックナー4番のクナの録音はほかに2種(44年ベルリン・フィルとの放送録音、55年デッカへのウィーン・フィルとの録音)しかありません。ほか2種と違い、ここではゆったりとしたテンポで、気宇雄大にウィーン・フィルの威力を引き出しています。
「オーケストラ全体の、うねるような響きは圧巻である。寂しくもの悲しい表情から甘く切ない響き、大地を揺るがすような大音響、そして火柱のように燃え上がる情熱の炎。あまりにも濃厚だと感じる人もいるかもしれないが、ウィーンでの最後の演奏を直感した指揮者の、最後の大勝負と言ってもよかろう」〜平林直哉、ライナーノーツより〜(販売元情報)
Disc3
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466


 パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
 ヘッセン放送交響楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年3月2日 フランクフルト・アム・マイン、ドルンブッシュの放送ホール(放送用ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2376 1995.1.7)

● モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622

 ヴォルフガング・シュレーダー(クラリネット)
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2374 1995.1.7)

クナの指揮では珍しい、モーツァルトの協奏曲。2曲ともほかに録音はなく貴重。ピアノ協奏曲はバドゥラ=スコダがウィーン三羽烏のひとりとして売り出し中の頃の演奏。クナの暖かく人間味に溢れた懐の深い指揮にあわせて濃厚なピアノを展開しています。クラリネット協奏曲ではミュンヘン・フィルの当時の首席シュレーダーがソリストを務めています。重くゆったりとしたテンポで、モーツァルトの陰影を聴かせてくれます。(販売元情報)
Disc4
● ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1953年4月25日or26日 ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2377 1995.1.7)

● シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120

 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2374 1995.1.7)

クナのベートーヴェン2番というと、52年ブレーメン・フィル盤が有名ですが、もう1種類あります。CD初として25年前に登場したこの音源はウィーン・フィル盤。演奏はブレーメン・フィル盤ほどのクナの個性は見られないものの、木管や弦楽器の響き・美しさ、合奏の緻密さなど、ウィーン・フィルの魅力を堪能できます。
 シューマンの4番は、他に2種(56年ドレスデン、62年ウィーン・フィル)録音(いずれもライヴ)があります。
「両端楽章の遅いテンポとスケールの大きさ、濃厚な幻想性は19世紀風であり、英雄的な気迫が圧倒的である」〜宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より〜(販売元情報)
Disc5
● リヒャルト・シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35


 フリッツ・キスカルト(チェロ)
 ジークフリート・マイネッケ(ヴィオラ)
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1958年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2363 1994.7.21)

● リヒャルト・シュトラウス:交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24

 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1964年1月16日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)【ミュンヘンでの最後の演奏会】
 旧CD=セブンシーズ(KICC2378/9 1995.1.7)

『ドン・キホーテ』はシューマン4番と同日の演奏。クナ唯一の録音です。
「音質は明瞭さにはいささか欠けるものの、クナの棒は軽妙さと明るい色彩感を実にうまく引きだしている」〜平林直哉、ライナーノーツより〜

『死と変容』はミュンヘンでのラスト・コンサート、ブルックナー3番の前に演奏されたもの。
「世紀末の絶叫といった味の濃いムードが身に迫る名演。録音もなかなかしっかりしている」〜宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より〜(販売元情報)
Disc6
● ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調 Op.102


 フリッツ・ゾンライトナー(ヴァイオリン)
 フリッツ・キスカルト(チェロ)
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1959年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2375 1995.1.7)

● ワーグナー:ジークフリート牧歌

 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2363 1994.7.21)

● レスピーギ :リュートのための古風な舞曲とアリア第2組曲

 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)、

 録音:1958年1月6日 ミュンヘン、コングレスザール(ライヴ)
 旧CD=セブンシーズ(KICC2377 1995.1.7)

ブラームスの二重協奏曲はクナ唯一の録音。2人のソリスト、ゾンライトナー、キスカルトはミュンヘン・フィルの首席奏者。
「クナの伴奏は力みを排した風格のある響きが素晴らしい。2人のソリストはともに昔風の、とてもロマンティックな弾き方が印象的」〜平林直哉、ライナーノーツより〜

『ジークフリート牧歌』はシューマン4番と同日の演奏。
「非常に魅惑的。響きは非常に暖かくて柔らかく、手探りで進むような即興性があって、ライヴならではの雰囲気が出ている」〜平林直哉、ライナーノーツより〜

レスピーギはCD初出として登場した稀少音源。クナ唯一の録音。『ドン・キホーテ』と同一日の演奏。
「曲が曲だけにクナの個性が濃厚とは言えないが、ウィンナ・ワルツで見せたようなしゃれた明るさに溢れ、時たま『バーデン娘』で見せたような豪快さがチラリと顔をのぞかせる」〜平林直哉、ライナーノーツより〜
「肩の力を抜いたクナの憩いのひとときで、その流れの良さが楽しい」〜宇野功芳、レコ芸95年3月号の月評より〜(販売元情報)

 モノラル録音
 国内プレス
 日本語帯・解説付
 6枚収納のマルチケース
 ブックレット(解説:平林直哉)、オビ付(販売元情報)

内容詳細

ミュンヘン・ハンス・クナッパーツブッシュ協会提供の音源集。ミュンヘンとウィーンでの最後の演奏会をはじめ、クナッパーツブッシュ唯一の録音も4曲もあり、音質も向上している。ファン必携のボックスだ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲 第3番 ニ短調 (改訂版)

ディスク   2

  • 01. 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」 (改訂版)

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ユーザーレビュー

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全体的に年代からするとよい録音状態ではな...

投稿日:2022/07/12 (火)

全体的に年代からするとよい録音状態ではない。しかし、演奏は非常に面白いものがある。まず、ブルックナー。4番は正規録音より10分以上長いがそれだけ雄大である。正規録音よりはるかに面白い。次はシューマンの4番。3楽章のトランペットの吹かせ方が笑える。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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 ブルックナー 4番。ずいぶん昔に音質の...

投稿日:2020/07/20 (月)

 ブルックナー 4番。ずいぶん昔に音質の悪いCDで聴いたはずだが、印象はさっぱりだった。すぐに手放したのだが、音質の向上により、印象は大きく変わった。この表情の大きさ・豊かさは、チェリビダッケの録音に聴くものに酷似していることにビックリである。チェリビダッケはクナーのことを『悪い音楽家だが下手な指揮者ではなかった』と言っていたと評論誌で読んだ。本当に驚きで、冒頭のヴァイオリン群が1オクターブ上げて奏でる旋律の歌わせ方は、チェリビダッケにそっくりと言っていいと私は感じた。ALTUSなどのメーカーが、オリジナルテープから更に音質改善して出してくれないものか。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

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