現代を代表する指揮者のひとりドホナーニが名門ウィーン・フィルと行った録音を集大成
CD31枚組+DVDボックス・セット
現代を代表する指揮者のひとり、1929年ベルリン生まれのクリストフ・フォン・ドホナーニが名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と行ったすべての録音がまとめられ発売されます。CD31枚組+DVDボックス・セット。ドホナーニはクリーヴランド管弦楽団とのパートナーシップで特に高い評価を受けており、同楽団との全録音をまとめた
ボックス・セット(『クリーヴランド・イヤーズ(40CD)』)が好評を博しました。今回はそれに続き発売されるもので、モーツァルト、ベートーヴェンからストラヴィンスキー、シェーンベルクに至る、管弦楽作品、声楽作品、オペラが収録されています。ウィーン・フィルのほか、ウィーン交響楽団やロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バンベルク交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団など、その他のヨーロッパのオーケストラとの録音もあり、デッカ、フィリップス、そしてドイツ・グラモフォンによる録音が含まれます。
ウィーン・フィルとのメンデルスゾーンの交響曲全集と『最初のワルプルギスの夜』は批評家たちから特に高く評価されている録音です。イングリット・ヘブラー、クラウディオ・アラウ、モーリス・ジャンドロン、アンドラーシュ・シフ、ギドン・クレーメルなど多彩な共演者たちとの協奏曲、そしてベルクの『ルル』と『ヴォツェック』など新ウィーン楽派の作曲家の作品も採り上げています。ルドルフ・ブッフビンダーをソリストに迎えたウィーン・フィルとのR.シュトラウスの『ブルレスケ』は未発表音源、ウィーン交響楽団とのベートーヴェンの序曲集は初CD化となります。ボッケリーニ、シューベルト、リスト&ワインベルガーによる小品集、テノール歌手リベロ・デ・ルカによるオペラ・アリア集は、ドイツ・グラモフォンのアーカイヴからの貴重な音源でLP時代以来の初の復刻となります。キャサリン・マルフィターノとブリン・ターフェルが主役を務めたR.シュトラウスの『サロメ』が、CDとDVDの両方に収録されています。
ブックレットにはアンドリュー・ステュワートによる詳しいエッセー(欧文)、セッション写真が掲載されています。オリジナル・ジャケット仕様。
「これらの録音はすべて、デッカのエンジニアたちがいつも一番気に入っていたゾフィエンザールで行われたもので、どれもその時期の極めて優れた録音である」〜グラモフォン誌、メンデルスゾーンの交響曲全集について
「この見事な出来栄えのCDの演奏は今までのすべての『ルル』組曲の録音を超えたものとなっている」〜ファンファーレ誌
※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
バルトーク:
1. バレエ音楽『中国の不思議な役人』 Sz.73 全曲
2. 2つの肖像 Sz.37(第1曲:理想的なもの、第2曲:醜いもの)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
エーリヒ・ビンダー(ヴァイオリン:2)
ウィーン国立歌劇場合唱団(1)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1977年11月(1)、1979年9月(2)、ウィーン
Disc2
ベートーヴェン:
1. 『レオノーレ』序曲第3番 Op.72b
2. 『フィデリオ』 Op.72〜序曲
3. 序曲『コリオラン』 Op.62
4. 『エグモント』 Op.84〜序曲
ウィーン交響楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1960年、ウィーン
Disc3
1. ベートーヴェン/マーラー編:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』
2. ブラームス/シェーンベルク編:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1995年4月(1)、1995年3月(2)、ウィーン
Disc4
1. ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
2. シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナート Op.92
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1986年11月、ウィーン
Disc5
1. グラス:ヴァイオリン協奏曲第1番
2. シュニトケ:コンチェルト・グロッソ第5番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ライナー・コイシュニヒ(ピアノ:2)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1992年2月(1)、1991年11月(2/ライヴ)、ウィーン
Disc6
1. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
2. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1963年5月、アムステルダム
Disc7
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第1番ハ短調 Op.11
2. 交響曲第5番ニ短調 Op.107『宗教改革』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1976年6月、ウィーン
Disc8
● メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調 Op.52『讃歌』
ソーナ・カザリアン、エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)
ヴェルナー・クレン(テノール)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1976年11月、ウィーン
Disc9
● メンデルスゾーン:最初のワルプルギスの夜 Op.60
ホルスト・ラウベンタール(テノール)
マルガリータ・リローヴァ(メゾ・ソプラノ)
トム・クラウセ(バリトン)
アルフレート・シュラメク(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1978年3月、ウィーン
Disc10
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第3番イ短調 Op.56『スコットランド』
2. 劇音楽『アタリー』 Op.74
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1976年9月(1)、1979年9月(2)、ウィーン
Disc11
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第4番イ長調 Op.90『イタリア』
2. 序曲『フィンガルの洞窟(ヘブリディーズ諸島)』 Op.26
3. 序曲『静かな海と楽しい航海』 Op.27
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1978年12月、ウィーン
Disc12
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
2. ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456
イングリット・ヘブラー(ピアノ)
ウィーン交響楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1959年5月、ウィーン
Disc13
シェーンベルク:
1. 期待 Op.17
2. 6つの歌 Op.8
アニヤ・シリア(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1979年9月、ウィーン
Disc14
1. シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
2. チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
モーリス・ジャンドロン(チェロ)
ウィーン交響楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1962年2月、ウィーン
Disc15
R.シュトラウス:
1. 交響詩『ドン・ファン』 Op.20
2. メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
3. 交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1989年12月、ウィーン
Disc16
1. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1947年版)
2. R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ:2)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1977年12月(1)、11月(2)、ウィーン
Disc17
● ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』全曲(1910年版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1979年10月、ウィーン
Disc18
チャイコフスキー:
1. 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
2. 序曲『1812年』 Op.49
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1988年12月、ウィーン
Disc19
1. ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ホ長調 Op.13〜メヌエット
2. シューベルト:3つの軍隊行進曲 D.733〜第1曲ニ長調
3. リスト:メフィスト・ワルツ第1番 S.514
4. ワインベルガー:歌劇『バグパイプ吹きのシュヴァンダ』〜ポルカ/フーガ
5. ロッシーニ:歌劇『コリントの包囲』序曲
6. グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』〜『ああ、太陽よ、昇れ』(ドイツ語歌唱)
7. グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』〜『Ach, gehe auf!』(ドイツ語歌唱)
8. R.シュトラウス/R.ヘーガー編:3つの歌 Op.29〜第1曲:黄昏の夢
リベロ・デ・ルカ(テノール:6-8)
ベルリン放送交響楽団(1,2,6-8)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(3,4)
バンベルク交響楽団(5)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1956年10月、ドイツ(1,2,5-8)、1954年9月、ミュンヘン(3,4)
Disc20-21
● ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』 Op.72 全曲
ガブリエレ・シュナウト(ソプラノ/レオノーレ)
ヨーゼフ・プロチュカ(テノール/フロレスタン)
ハルトムート・フェルカー(バリトン/ピツァロ)
クルト・リドル(バス/ロッコ)
ルート・ツィーザク(ソプラノ/マルツェリーネ)
ウヴェ・ハイルマン(テノール/ヤキーノ)
トム・クラウセ(バリトン/ドン・フェルナンド)
ファルク・シュトルックマン(バリトン/囚人)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1991年11月、ウィーン
Disc22-23
● ベルク:歌劇『ルル』二幕版全曲
アニヤ・シリア(ソプラノ/ルル)
ブリギッテ・ファスベンダー(アルト/ゲシュヴィッツ伯爵令嬢)
トゥルデリーゼ・シュミット(メゾ・ソプラノ/ギムナジウムの学生)
ヴァルター・ベリー(バリトン/シェーン博士)
ハラルト・プレーグルヘフ(バリトン/医事顧問)
ホルスト・ラウベンタール(テノール/画家)
ヨーゼフ・ホップファーヴィーザー(テノール/アルヴァ)
クルト・モル(バス/猛獣使い)
マンフレート・シェンク(バス/力技師)
ハンス・ホッター(バス/シゴルヒ)
アルフレート・シュラメク(バス/劇場支配人)
マルガレーテ・ベンス(アルト/衣裳係)
ハインツ・ツェドニク(テノール/従僕)
ヴェルナー・クレン(テノール/公爵)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1976年11月、ウィーン
Disc24-25
1. ベルク:歌劇『ヴォツェック』 Op.7 全曲
エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン/ヴォツェック)
アニヤ・シリア(ソプラノ/マリー)
ヘルマン・ヴィンクラー(テノール/鼓手長)
ホルスト・ラウベンタール(テノール/アンドレス)
ハインツ・ツェドニク(テノール/大尉)
アレクサンダー・マルタ(バス/医者)
ゲルトルーデ・ヤーン(メゾ・ソプラノ/マルグレート)
アルフレート・シュラメク(バス/徒弟職人1)
ミヒャエル・パプスト(テノール/兵士)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1979年12月、ウィーン
2. ベルク:『ルル』組曲(ロンド/オスティナート/ルルの歌/変奏曲/アダージョ)
3. R.シュトラウス:『サロメ』〜フィナーレ『物音一つしない』
アニヤ・シリア(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1973年4月、ウィーン
Disc26-27
● ヘンツェ:歌劇『若き貴族』全曲
エディト・マティス、マリーナ・テュルケ、ベラ・ヤスパー(ソプラノ)
ヴェラ・リトル(メゾ・ソプラノ)
パトリシア・ジョンソン(コントラルト)
ドナルド・グローブ、ローレン・ドリスコル、ヘルムート・クレープス、ギュンター・トレプトウ(テノール)
バリー・マクダニエル、エルンスト・クルコフスキ(バリトン)
マンフレート・レール、フリッツ・ホッペ、イヴァン・サルディ(バス)
シェーネベルク少年合唱団
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1967年5月、ベルリン
Disc28-29
● R.シュトラウス:『サロメ』 Op.54 全曲
キャサリン・マルフィターノ(ソプラノ/サロメ)
ケネス・リーゲル(テノール/ヘロデ)
ハンナ・シュヴァルツ(メゾ・ソプラノ/ヘロディアス)
ブリン・ターフェル(バス・バリトン/ヨハナーン)
キム・ベグリー(テノール/ナラボート)
ランディ・ステーネ(メゾ・ソプラノ/ヘロディアスの小姓)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1994年4月、ウィーン
Disc30-31
● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』全曲
ロバート・ヘイル(バス・バリトン/オランダ人)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ/ゼンタ)
クルト・リドル(バス/ダーラント)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ/マリー)
ヨーゼフ・プロチュカ(テノール/エリック)
ウヴェ・ハイルマン(テノール/舵手)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
録音:1991年11月、ウィーン
DVD
● R.シュトラウス:『サロメ』 Op.54 全曲
キャサリン・マルフィターノ(ソプラノ/サロメ)
ケネス・リーゲル(テノール/ヘロデ)
アニヤ・シリア(メゾ・ソプラノ/ヘロディアス)
ブリン・ターフェル(バス・バリトン/ヨハナーン)
ロバート・ギャンビル(テノール/ナラボート)
ルビー・フィロジーン(メゾ・ソプラノ/ヘロディアスの小姓)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
演出:リュック・ボンディ
収録時期:1997年
収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
PCMステレオ、カラー、4:3