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【中古:盤質S】 マルコム・サージェント EMI録音集(18CD)

中古情報

新品ジャケット
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:
S
特記事項
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なし
:
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基本情報

ジャンル
カタログNo
2564634121
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

マルコム・サージェント/EMIレコーディングズ(18CD)
限定盤


イギリスの名指揮者、マルコム・サージェント[1895-1967]は、プロムスへの長年の貢献により、国民的人気を得ていました。もともとオルガニストで作曲家だったサージェントの指揮者デビューは1921年のプロムスのことで、以後、オーケストラの指揮と合唱指揮の分野で活躍して1947年にサーの称号を授与され、翌1948年から亡くなるまでの約20年間に渡ってプロムスの首席指揮者を務め、500回以上も指揮をしたことから、多くのイギリス国民に親しまれる存在となっていました。
 サージェントの指揮ぶりは華麗なスタイルでしたが、実際の演奏の方は洗練された趣味の良いものが多く、このセットでも、ウィーン・フィルを指揮したシベリウスやロッシーニ、ロイヤル・フィルとの『英雄』『未完成』『わが祖国』『どこまでも馬鹿な男』、フィルハーモニア管弦楽団とのエニグマ変奏曲、タリス幻想曲、BBC交響楽団との『惑星』、シベリウス作品等々、かつてLP時代にはビーチャムやボールト、バルビローリと並んで人気を博していた演奏を多数収録しています。
 また、サージェントは合唱にも強い指揮者で作曲家でもあったことから、合唱大作をよくとりあげており、得意の『メサイア』に至っては4度も録音(1927・1946・1959・1965)しているという徹底ぶりでした。ちなみに、当セットに収められた『メサイア』は、1946年に録音された2度目のもので、エベニーザー・プラウト編曲による珍しいヴァージョンを使用しています。
 ここではほかに、ウォルトンの『ベルシャザールの饗宴』、エルガーの『ゲロンティアスの夢』、メンデルスゾーンの『エリヤ』といった合唱作品も収録して、サージェントの合唱作品での実力を楽しむことができます。
 ほかに、ハーモニカの名手ラリー・アドラーと共演したヴォーン=ウィリアムズの「ハーモニカと弦楽のためのロマンス」や、サージェントがその普及に情熱を注いだアフリカ系イギリス人作曲家で、「アフリカのマーラー」とも称えられたサミュエル・コールリッジ=テイラーの『ハイアワサの婚礼の宴』などといった興味深いレパートリーが収録されているのもこのセットの価値を高めていると思われます。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1960-1961年

Disc2
ロッシーニ:
・『セヴィリャの理髪師』序曲
・『ウィリアム・テル』序曲
・『ランスへの旅』序曲
・『セミラーミデ』序曲

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1960年

・ロッシーニ:『絹のはしご』序曲
・ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
・メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
・ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1960年

Disc3
・ロッシーニ/レスピーギ&サージェント編:『風変わりな店』演奏会用組曲
・E.ドホナーニ:組曲 嬰ヘ短調 Op.19
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年

・イベール:エリザベス朝組曲
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1955年

Disc4-5
・ヘンデル:オラトリオ『メサイア』全曲(プラウト編曲版)

 イゾベル・べイリー(ソプラノ)
 グラディス・リプリー(アルト)
 ジェイムズ・ジョンストン(テノール)
 ノーマン・ウォーカー(バス)
 ハダースフィールド合唱協会
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1946年

Disc6-7
・メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』全曲(英語歌唱)

 ハロルド・ウィリアムズ(バス)
 イゾベル・べイリー(ソプラノ)
 グラディス・リプリー(アルト)
 ジェイムズ・ジョンストン(テノール)
 ハダースフィールド合唱協会
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1947年

Disc8
エルガー:
・エニグマ変奏曲 Op.36
・セレナーデ Op.20
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1959年

・ヘンデル/エルガー編:序曲ニ短調
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1959年

ディーリアス:
・夜明け前の歌
・別れの歌
 ロイヤル・コーラル・ソサエティ
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1964-1965年

Disc9-10
・ウォルトン:『ベルシャザールの饗宴』
 ジェイムズ・ミリガン(バリトン)
 ハダースフィールド合唱協会
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1958年

・エルガー:『ゲロンティアスの夢』
 リチャード・ルイス(テノール)
 マージョリー・トーマス(メゾ・ソプラノ)
 ジョン・キャメロン(バリトン)
 ハダースフィールド合唱協会
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1954年

・パリー:イェルサレム
・アーン/サージェント編:ルール・ブリタニア
・イギリス国家(エルガー編)
 ロイヤル・コーラル・ソサエティ
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1952年

Disc11
ヴォーン・ウィリアムズ:
・すずめばち
・グリーンスリーヴズ幻想曲(グローヴズ編)
 ロンドン交響楽団
 録音:1957年

・タリスの主題による幻想曲
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1959年

・音楽へのセレナード
・未知の世界
 ロンドン交響楽団
 録音:1957年

・ハーモニカと弦楽のためのロマンス
 ラリー・アドラー(ハーモニカ)
 BBC交響楽団
 録音:1952年

・ホルスト:セント・ポール組曲
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1965年

Disc12
ホルスト:
・バレエ組曲『どこまでも馬鹿な男』
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年

・東洋組曲『ベニ・モラ』
 BBC交響楽団
 録音:1956年

・組曲『惑星』
 BBC交響楽団&合唱団
 録音:1957年

Disc13
・サミュエル・コールリッジ=テイラー:『ハイアワサの婚礼の宴』
 ロイヤル・コーラル・ソサエティ
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1961年

エドワード・ジャーマン:
・ヘンリー8世
・ネル・グィン
 プロ・アルテ管弦楽団
 録音:1960年

・ワーロック:カプリオール組曲
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1965年

・ブリテン:シンプル・シンフォニー
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年

Disc14
・ブリテン:青少年のための管弦楽入門
 BBC交響楽団
 録音:1959年

・ウォルトン:『ファサード』第1組曲、第2組曲
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年

・ウォルトン:交響曲第1番
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1966年

Disc15
・バックス:朝の歌(サセックスの5月)
 ハリエット・コーエン(ピアノ)
 スタジオ・オーケストラ
 録音:1947年

・ブリス:ピアノ協奏曲
 トレヴァー・バーナード(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1962年

・エドマンド・ラッブラ:ピアノ協奏曲
 デニス・マシューズ(ピアノ)
 BBC交響楽団
 録音:1956年

Disc16
シベリウス:
・交響曲第1番ホ短調 op.39
 BBC交響楽団
 録音:1956年

・交響詩『ポヒョラの娘』
・交響曲第5番変ホ長調 op.82
 BBC交響楽団
 録音:1958年

Disc17
シベリウス:
・交響詩『フィンランディア』
・交響詩『エン・サガ(伝説)』
・トゥオネラの白鳥
・『カレリア』組曲
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年

・グリーグ:抒情組曲
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1959年

・スメタナ:『売られた花嫁』序曲
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1960年

Disc18
・スメタナ:連作交響詩『わが祖国』全曲

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1964年

 マルコム・サージェント(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro Con Brio - Royal Philharmonic Orchestra
  • 02. Marcia Funebre: Adagio Assai - Royal Philharmonic Orchestra
  • 03. Scherzo & Trio: Allegro Vivace - Royal Philharmonic Orchestra
  • 04. Allegro Molto - Poco Andante - Presto - Royal Philharmonic Orchestra
  • 05. Allegro Moderato - Royal Philharmonic Orchestra
  • 06. Andante Con Moto - Royal Philharmonic Orchestra

ディスク   2

  • 01. Overture - Wiener Philharmoniker
  • 02. Overture - Wiener Philharmoniker
  • 03. Overture - Wiener Philharmoniker
  • 04. Overture - Wiener Philharmoniker
  • 05. Overture - Royal Philharmonic Orchestra
  • 06. Overture - Royal Philharmonic Orchestra
  • 07. Overture - Royal Philharmonic Orchestra
  • 08. Overture - Royal Philharmonic Orchestra

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ワーナー(EMI)のICONシリーズでは...

投稿日:2018/07/07 (土)

ワーナー(EMI)のICONシリーズではスタインバーグの魅力を発見し驚かされたが、サージェントEMI録音集はそれ以来の衝撃だ。サージェントといえばビートルズとの逸話にあるようなジェントルな英国紳士というイメージだが、これらの録音はそれを根底からひっくり返す。まずCD1の「英雄」から大変な名演奏である。遅めのテンポながら少しも弛まず緊迫感と開放感に充ちたもので、ロイヤル・フィルも素晴らしい出来。次の「未完成」は「英雄」ほどではないもののこれも名演。ドイツものが少ないのが本当に残念。「わが祖国」もフォルムは端正ながらメリハリがきき熱情が溢れる。全曲中もう一つの出来になりがちの「シャールカ」がこんなに見事に演奏されたものはめったにない。オラトリオ、カンタータが多く収録されているが、46年の「メサイア」は音もスタイルも古い。が、47年の「エリア」は音質も向上し十分満足できる。そして54年の「ゲロンティアスの夢」は独唱陣が優れていることもあり同曲最高を争うものになっている。アフリカ系英国人コールリッジ=テイラーを聴いてみたくてこのセットを買ったのだが、普通の牧歌的な曲で肩すかしを食らった。ディーリアスの「コアンガ」のような異教的な興奮はなく、忘れられても仕方がないかも。それでもサージェントの合唱統率は立派。ウィーン・フィルとのシベリウスにも触れたいがきりがないので最後にウォルトンの1番について。死の前年病をおしての録音だが、魂の叫びとでもいいたい壮絶な演奏で聞き手を震撼させる。もう少し長生きしたらボールトやバルビローリ並みに評価された人ではないだろうか。何にせよこれを聴いたら間違いなくサージェントを見直すことになる絶対にお薦めのセットだ。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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