(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)
かつてないボリュームとクオリティ!
すべてにRBB(ベルリン=ブランデルブルク放送)収録のオリジナル・マスターを使用
『ベルリン時代、1945〜57年のチェリビダッケ』
1912年生まれ、20世紀を代表する巨匠指揮者チェリビダッケの生誕100周年に先駆けて、2011年にも『RIAS録音全集1948〜57』(AU21406)をリリースして注目されたドイツのレーベル「audite」より待望の続篇が登場します。
CD13枚組という、前回を凌ぐ圧倒的なボリュームを誇るセットは、1945年から1957年の間にベルリン=ブランデンブルク放送(rbb)によって放送用セッションならびにライヴ収録された音源をまとめたもので、まだ大戦の傷痕が残るベルリンの音楽シーンに多大な影響を及ぼしたチェリビダッケが、ベルリン・フィルおよびベルリン放送響を指揮して聴衆を魅了した演奏の数々が収められています。
このたびのセットでは、メンデルスゾーンの『イタリア』、ブラームスの第4交響曲」、プロコフィエフの『古典交響曲』『ロメオとジュリエット』組曲といった、過去にさまざまなレーベルからリリースされ、熱心なファンのあいだで名高い演奏がしっかりと押さえられているいっぽうで、グラズノフの序曲『謝肉祭』やキュイの組曲第3番など、巨匠のレパートリーとして知られざるお宝音源が含まれているのもうれしいところです。
しかもその総てに、ベルリン=ブランデンブルク放送のアーカイヴとドイツ放送アーカイヴ・バーベルスベルク(DRA)に保管されていたオリジナル・マスターテープを使用。独占的に利用を許された「audite」によりダイレクトに復刻され、かつてない抜群の高音質を実現しており、あらためて感銘の深さもひとしおといったところでしょう。
さらに、前作『RIAS録音全集1948〜57』に絡めた特典盤もたいへん興味深いつくり。ベートーヴェンの第7交響曲は、1957年10月7日、チェリビダッケの師ティーセンの70歳の誕生日の機会に、チェリビダッケがベルリン放送響を指揮したコンサートで、ティーセンの3作品とともに、ティーセンの希望で演奏されたもの。熱く燃えたぎるチェリビダッケが足を踏み鳴らし、歌い、叫ぶ模様がはっきりと刻印された異例ともいえる演奏内容で、RIASのオリジナル・テープは消去されてしまったものの、自由ベルリン放送(SFB)にその一部が残っていたため、初めて日の目を見ることとなりました。(キングインターナショナル)
【収録情報】
Disc1 [68:59]
・メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90『イタリア』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1953年11月9日
録音場所:ベルリン=ツェーレンドルフ、ティールアレー・ゲマインデハウス
録音方式:モノラル(セッション)
・メンデルスゾーン:序曲『美しいメルジーネの物語』 op.32
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年8月27日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』
リリア・ダルボーレ(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年3月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
Disc2 [76:09]
・ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
ラウル・コチャルスキ(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1948年9月25日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ベルリオーズ:序曲『海賊』 op.21
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1947年8月31日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ビゼー:交響曲第1番ハ長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1953年11月9日
録音場所:ベルリン=ツェーレンドルフ、ティールアレー・ゲマインデハウス
録音方式:モノラル(セッション)
・ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』 op.9
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1947年4月19日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc3 [72:01]
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1945年11月21日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』 op.28
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1947年8月31日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(ライヴ)
・ヴォルフ:5つの歌曲(夜のあいだに/考えてもみよ、ああ心よ!/祈り/アナクレオンの墓/ヴァイラの歌)
マルガレーテ・クローゼ(メゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年1月20日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(ライヴ)
Disc4 [74:34]
・チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 op.17『小ロシア』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年2月21日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年3月25日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』 op.36
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年7月1日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc5 [76:14]
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 op.104
ティボール・デ・マヒュラ(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1945年11月18日
録音場所:ベルリン
録音方式:モノラル(セッション)
・グラズノフ:序曲『謝肉祭』 op.45 ※冒頭欠落
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年
録音場所:ベルリン
録音方式:モノラル(セッション)
・キュイ:組曲第3番 op.43『俗謡風に』
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年
録音場所:ベルリン
録音方式:モノラル(セッション)
Disc6 [68:29]
・ドビュッシー:『海』〜3つの交響的スケッチ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1947年8月31日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1948年3月20日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ドビュッシー:夜想曲〜『祭り』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年11月10日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・サン=サーンス:『サムソンとデリラ』〜第2幕:デリラのアリア『あなたの声に心は開く』
マルガレーテ・クローゼ(メゾソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年1月20日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(ライヴ)
・グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲 op.82
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年7月7日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc7 [75:32]
・ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調 op.70
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1947年8月31日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『カルタ遊び』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年3月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ルディ・シュテファン[1887-1915]:管弦楽のための音楽
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1949年5月9日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ブゾーニ:悲しい子守歌 op.42
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年7月24日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc8 [65:14]
・プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 op.25『古典』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年7月6日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』組曲第2番 op.64b
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年9月1日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ルーセル:小組曲 op.39
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年7月24日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc9 [68:38]
・ミヨー:フランス組曲 op.248
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1951年3月31日
録音場所:ベルリン=ツェーレンドルフ、ティールアレー・ゲマインデハウス
録音方式:モノラル(セッション)
・ミヨー:交響的組曲第2番 op.57〜第1、4、5曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1949年9月10日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ギュンター・ラファエル[1903-60]:交響曲第4番ハ長調 op.62
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年12月8日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・カルロス・チャベス:交響曲第1番『アンティゴナ』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年12月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
Disc10 [74:49]
・バーバー:カプリコーン・コンチェルト op.21
ハンス=ペーター・シュミッツ(フルート)
ヘルムート・シュレフォクト(オーボエ)
カール・ルフト(トランペット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年4月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・コープランド:バレエ音楽『アパラチアの春』組曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年4月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ピストン:交響曲第2番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年4月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・マクダウェル:ロマンス op.35
ハンス・ボッタームント(チェロ)
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年9月26日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc11 [75:35]
・ブリテン:シンフォニア・ダ・レクィエム op.20
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1945年11月10日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(ライヴ)
・パーセル:『アーサー王』組曲
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1945年8月16日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.210
ヘルムート・ヘラー(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1953年11月9日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・デイヴィッド・ダイアモンド:弦楽オーケストラのためのラウンズ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年4月6日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ティーセン:ある革命劇への前奏曲 op.33
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年12月8日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc12 [70:36]
・ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I-94『驚愕』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年9月28日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(ライヴ)
・ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I-104『ロンドン』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1950年2月20日
録音場所:ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
録音方式:モノラル(セッション)
・ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 op.72a
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1946年11月10日
録音場所:ベルリン、放送局スタジオ
録音方式:モノラル(セッション)
Disc13 [28:46]
・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92〜第1楽章/第2楽章/第3楽章(フラグメント)
ベルリン放送交響楽団
録音時期:1957年10月7日
録音場所:ベルリン、ティタニア=パラスト
録音方式:モノラル(ライヴ)
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)