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【中古:盤質A】 クレンペラー/宗教音楽集〜バッハ:ミサ曲ロ短調、マタイ受難曲、ヘンデル:メサイア、ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(8CD)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
なし
コメント
:
8CD BOX/BOOKLET
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
999993540
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


クレンペラー/宗教音楽集(8CD)
ロ短調ミサ・マタイ受難曲・メサイア・荘厳ミサ


クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。クレンペラーの宗教音楽演奏は、声楽・管弦楽の各声部をじっくり聴かせながら進行する重みのあるもので、独自の魅力を持っています。自身お気に入りだったというバッハのロ短調ミサに、遅いテンポで有名なマタイ受難曲とメサイア、そして、クレンペラーを代表する名演のひとつとされるベートーヴェンの荘厳ミサを収録しています。
 参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。

【収録情報】


Disc1〜2
・バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
 アグネス・ギーベル(S)
 ジャネット・ベイカー(Ms)
 ニコライ・ゲッダ(T)
 ヘルマン・プライ(Br)
 フランツ・クラス(Bs)
 BBC合唱団
 ピータ・ゲルホーン(合唱指揮)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1967年(ステレオ/セッション)

クレンペラーは20世紀初頭からバッハをよくとりあげており、当時の古楽研究の進歩や演奏スタイルの変遷と共に、自身の解釈にも変化を加えるなど柔軟な対応をみせてもいました。ロ短調ミサについても、戦前のベルリン時代は合唱が250名、1961年の合唱曲集録音では68名、この1967年全曲盤では48名と次第に少なくなっていました。
 しかし演奏スタイルそのものはクレンペラーならではのもので一貫しており、ひたすら厳しく深刻で、しかも美しいというまさに巨大なモニュメントのような演奏は独特。一時流行した素朴で軽快なピリオド・アプローチとは正反対ともいえますが、近年はそのピリオド・スタイルも多様化してきており、テンポは遅いものの、情緒志向では全くないクレンペラーのスタイルには、もしかするとそれほど違和感はないといえるかもしれません。
 実際、クレンペラー自身がお気に入りだったと言う「キリエ」や、最後の「ドナ・ノービス・パーチェム」での高揚の凄まじさ、感動の深さに接すると、流儀の違いなどどうでも良いとさえ思えてきます。
Disc3〜5
・バッハ:マタイ受難曲BWV.244 全曲
 福音史家:ピーター・ピアーズ(T)
 アリア:エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
 アリア:クリスタ・ルートヴィヒ(A)
 アリア:ヘレン・ワッツ(A)
 アリア:ニコライ・ゲッダ(T)
 アリア:ヴァルター・ベリー(Bs)
 イエス:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
 ユダ:ジョン・キャロル・ケース(Br)
 ペテロ:ヴァルター・ベリー(Bs)
 大司祭:オタカール・クラウス(Br)
 ピラト:オタカール・クラウス(Br)
 侍女1:ヘザー・ハーパー(S)
 侍女1:ヘレン・ワッツ(A)
 司祭1:オタカール・クラウス(Br)
 司祭2:ジェレイント・エヴァンス(Br)
 目撃者1:ヘレン・ワッツ(A)
 目撃者2:ウィルフレッド・ブラウン(T)
 ハンプステッド教会少年合唱団
 マーティンデイル・シドウェル(合唱指揮)
 フィルハーモニア合唱団
 ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1960&61年(ステレオ/セッション)

演奏時間トータル223分。ARTリマスタリングで蘇る叙事詩的名演。異様なまでの重さと巨大なスケールで圧倒する『マタイ受難曲』。そこではさまざまなパートが強い存在感を示しており、直情的な表現は無いにも関わらず、キリストの受難の物語を巡る慟哭・憧憬・達観といった複雑で多様な要素のそれぞれが聴き手の胸に深く迫ってきます。
 第1部第1曲や第1部終曲では緊張の持続に驚かされますが、同じ遅いテンポでもエンディング近くのバスの名アリア「Mache dich, mein Herze」では包容力に満ちたやさしさを感じさせるのが印象的。
 この『マタイ』は、メンゲルベルクやフルトヴェングラーなど往年の情緒的な演奏とはだいぶタイプが異なるとはいえ、近年常識化した軽快なピリオド様式とはさらに大きくスタイルが異なっており、どちらかというとマーラーやブルックナーなど後期ロマン派以降の音楽がお好きな方に受け入れられやすいものと思われます。この解釈方針を受容することさえできれば、感動の深さはまさに圧倒的です。フランスのChoc du Monde de la Musique受賞&レコード芸術推薦盤。
Disc6〜7
・ヘンデル:オラトリオ『メサイア』全曲
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
 グレース・ホフマン(A)
 ニコライ・ゲッダ(T)
 ジェローム・ハインズ(Bs)
 フィルハーモニア合唱団
 ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1964年(ステレオ/セッション)

クレンペラーらしい遅いテンポによる『メサイア』。シンフォニアから実に悲劇的で、続く「Comfort ye」もほの暗い美しさが印象的。以後、テキストの流れに即した形で、雄大なスケールでキリストの誕生・苦悩・復活の物語が描かれて行きます。合唱指揮はバイロイトで名を馳せたヴィルヘルム・ピッツで、細部にとらわれず大きな流れを築き上げるクレンペラーの音楽作りに大きく貢献しています。2002年リマスター音源使用。
Disc8
・ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス Op.123
 エリザベート・ゼーダーシュトレーム(S)
 マルガ・ヘフゲン(A)
 ワルデマール・クメント(T)
 マルッティ・タルヴェラ(Bs)
 ニュー・フィルハーモニア合唱団
 ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1965年(ステレオ/セッション)

昔から『荘厳ミサ曲』の代表的演奏と言われ、仏ADFディスク大賞も受賞するなどしてきたクレンペラーのEMI盤。ヴァイオリン対向型の配置によるオーケストラの立体感あふれるサウンドと、合唱各部の存在感の確かさ、そしてソリストたちのシリアスな歌唱により、無用な感情移入を排した対位法表現の明晰な演奏が高いレベルで実現されています。
 特に複雑で規模の大きな「クレード」でのさばき方のうまさは無類で、明晰なリズムをベースに、情報量の非常に多い演奏を展開、各ブロックそれぞれが、純度の高い高揚と沈潜、耽美といったクレード(信条)ならではのめまぐるしい楽想の変転をみせ、それらを確信に満ちた力強さで表現していくさまが圧巻です。ARTリマスターで各パートの見通しも良好です。(HMV)

 オットー・クレンペラー(指揮)

総合評価

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すべて単発のCDで所有していますが、このア...

投稿日:2021/03/15 (月)

すべて単発のCDで所有していますが、このアルバムのリマスターは最高です。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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まず聴いて驚いたのは半世紀も前の録音にも...

投稿日:2021/03/14 (日)

まず聴いて驚いたのは半世紀も前の録音にもかかわらず、リマスターが決まっているのか非常に音質が良いことです。 収録曲は @ミサ曲ロ短調 BWV.232 (バッハ) Aマタイ受難曲BWV.244 全曲 (バッハ) Bオラトリオ『メサイア』全曲 (ヘンデル) Cミサ・ソレムニス Op.123 (ベートーヴェン) の4曲ですが、マタイはリヒターの名演を凌ぐ面もありますし、オラトリア で見せる木管の表現の美しさは特筆すべきものです。オラトリアはあまり音源がないので希少性もあり、この曲を聴くだけでも入手する価値のあるボックス・セットだと思います。 重厚さと繊細さを併せ持つクレンペラーの宗教音楽の表現力にはだだだ驚かされます。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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ピリオド楽器の演奏と比べたら、重苦しいこ...

投稿日:2021/03/04 (木)

ピリオド楽器の演奏と比べたら、重苦しいことは間違いないのですが、これはこれでそれなりの説得力があり、引き込まれてしまいます。

pyon さん | 東京都 | 不明

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