フェスティヴァル〜スイスの音楽祭ライヴより
レヴァインのマーラーからマクリーシュのモーツァルトまで、
スイスの夏の音楽祭における熱いライヴをCD13枚に凝縮。
完全生産限定
スイスは避暑地ということもあり、様々な作曲家、演奏家が訪れていました。1938年8月ルツェルン湖畔のワーグナー邸宅前でトスカニーニ指揮によるガラ・コンサートが開催。それ以降、音楽祭やセミナーなどが数多く催されるようになり、多くの音楽ファンが訪れるようになっています。もちろん名演奏家が参加した音楽祭もありますが、多くは若いアーティストの育成、現代音楽、あまり演奏されない作品・作曲家を紹介する場など、独自のコンセプトで開催されています。
このCD13枚組のボックスは、スイスで数多く多く行われている夏の音楽祭でもその名を知られるルツェルン、ヴェルビエ、グスタード、ロカルノ、アスコーナ、ソリスベルク、ダヴォス、エルネンといった音楽祭での最近の演奏会(2003〜2016年)からのライヴ録音を集めたものです。アルゲリッチ、キーシン、レヴァインなどのベテランから、ユジャ・ワン、ガベッタ、シャマユ、ピエモンテージ、カデシャ、などの若手アーティストなどが参加したものも含まれており、白熱したライヴ演奏をお聴きいただけるボックスです。
【オーケストラ曲】
ここ数年アルファ・レーベルから画期的なモーツァルト・オペラの録音を毎年リリースしているジェレミー・ローレル&ル・セルクル・ドゥ・ラルモニーのモーツァルト後期三大交響曲、レヴァイン指揮ヴェルビエ祝祭管のマーラー5番、シフ指揮ヴェルビエ室内管のハイドン88番が際立つほか、エストニアの女流マルッキのウェーベルンとノイヴェルト、現代作曲家マティアス・ピンチャーのリームとリゲティも興味をそそられる組み合わせです。
【協奏曲】
何と言っても、アルゲリッチ、キーシン、レヴァイン、プレトニョフが揃ったバッハの4台イ短調が目を引きます。俊英ピエモンテージ+ノリントン+ヨーロッパ室内管のベートーヴェン第3番も、まだピエモンテージのベートーヴェン録音がないだけに予想がつかない組み合わせです。
【室内楽】
ソニー・クラシカルから2015年に発売したショパン・アルバムで空前のデュオぶりを聴かせてくれたソル・ガベッタとベルトラン・シャマユのショスタコーヴィチとラフマニノフ(ショスタコーヴィチはソルお得意の作品で、ウルズレアサ、グリモーとも録音)、リン・ハレルとユジャ・ワンの同じくラフマニノフ、ジョシュア・ベルとカヴァコスのイザイのソナタなどは、音楽祭ならではの豪華な組み合わせといえるでしょう。
【声楽曲】
これが初録音となるマクリーシュ+ガブリエリ・コンソートのモーツァルト「レクィエム」、ボストリッジのシューマンとヴォーン=ウィリアムズ、レグラ・ミューレマンの美しパーセルのアリアが収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1-2:ロカルノ音楽祭、アスコーナ音楽週間
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
サー・ロジャー・ノリントン指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団
録音:2016年9月28日、ロカルノ音楽祭でのライヴ
2. モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
3. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
4. モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
ル・セルクル・ドゥ・ラルモニー
ジェレミー・ローレル(指揮)
録音:2016年10月3日、アスコーナ音楽週間でのライヴ
Disc3:ボスヴィルの夏〜ヤング・アーティスト・コンサート
1. エルガー:序奏とアレグロ Op.47
シューマン・クァルテット
2. カンチェリ:ヴァイオリンと室内管弦楽のための『キアロスクーロ』
セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
CHAARTS室内アーティスツ
3. シューマン:あなたの顔は Op.127-2
4. シューマン:きみの頬をぼくの頬に寄せておくれ Op.142-2
5. シューマン:僕の愛は輝き渡る Op.127-3
6. シューマン:僕の馬車はゆっくりと進む Op.142-4
イアン・ボストリッジ(テノール)
サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
7. ヴォーン・ウィリアムズ:ブリードンの丘
イアン・ボストリッジ(テノール)
カザルス・クァルテット
8. パーセル:私を泣かせて
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
CHAARTS室内アーティスツ
Disc4:ダボス音楽祭
1. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
ヴァシュティ・ハンター(チェロ)
ヨーナス・アホネン(ピアノ)
2. クリストフ・ブルム:3つのルツェルンの迂遠
シルケ・ゲンク(メゾ・ソプラノ)
オリウィア・グラボウスキ(ピアノ)
3. ジェズアルド:美しい人よ、貴女がいないと
ダボス音楽祭男声合唱団
4. マーク=アンドレ・ダルバヴィ:パリンプセスト
ヴァーシュ・アーグネシュ(フルート)
ヨーナス・アホネン(ピアノ)
5. ダニエル・ディコップ:パリ
ダボス音楽祭男声合唱団
Disc5:エルネン音楽祭
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
リリー・フランシス(ヴァイオリン)
ウィレム・ド・ボルド指揮、エルネン音楽祭管弦楽団
録音:2015年8月14日
2. エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番 Op.11
ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
エルネン音楽祭管弦楽団
録音:2013年8月4日
Disc6:エルネン音楽祭
1. ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1『幽霊』
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン)
クセニヤ・ヤンコヴィッチ(チェロ)
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
録音:2016年8月10日
2. エネスコ:八重奏曲 ハ長調 Op.7
ダニエル・バード(ヴァイオリン)、ボグダン・ボジョヴィッチ(ヴァイオリン)
マチルド・ミルウィドスキー(ヴァイオリン)、ティム・クロフォード(ヴァイオリン)
ヴェルナー・ディッケル(ヴィオラ)、サリー・ビーミッシュ(ヴィオラ)
ムラデン・ミロラドヴィチ(チェロ)、ヴァシュティ・ハンター(チェロ)
録音:2016年8月10日
Disc7-8:グシュタード・メニューイン・フェスティヴァル&アカデミー
1. J.S.バッハ:モテット『イエス、わが喜び』 BWV.227
2. ブリテン:聖セシリア賛歌
3. モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626
4. エルガー:彼らは安らいでいる
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
ポール・マクリーシュ(指揮)
Disc9:リースタル・ヴィヴァチェロ・フェスティヴァル
1. ハイドン:交響曲第6番ニ長調『朝』
2. ジョヴァンニ・ソッリマ:チェロ協奏曲『Fecit Neap 17』
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ:2)
CHAARTS室内アーティスツ
3. シェーンベルク:浄められた夜 Op.4
フェリックス・フロシュハンマー(ヴァイオリン)、グレゴリー・アース(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ラズヴァン・ポポヴィッチ(ヴィオラ)
マクシミリアン・ホルヌング(チェロ)、アンドレアス・フレック(チェロ)
Disc10:ルツェルン音楽祭
1. ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 Op.6
2. オルガ・ノイヴィルト:打楽器協奏曲「Trurliade-Zone Zero」
ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団
スザンナ・マルッキ(指揮)
3. リーム:ピエール・ブーレーズのための『Grus-Moment』
4. リゲティ:サンフランシスコ・ポリフォニー
ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団
マティアス・ピンチャー(指揮)
Disc11:ソルスベルク音楽祭
1. ショスタコーヴィチ:『ユダヤの民族詩から』 Op.79より(子守歌/いましめ/乙女の歌)
2. ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
3. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
4. ブロッホ:『ユダヤ人の生活から』より「哀願」
ソル・ガベッタ(チェロ)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
Disc12-13:ヴェルビエ音楽祭
1. マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
UBSヴェルビエ祝祭管弦楽団
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
録音:2003年
2. J.S.バッハ:4台のピアノのための協奏曲イ短調 BWV.1065
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ジェイムズ・レヴァイン(ピアノ)、ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
録音:2003年
3. ハイドン:交響曲第88番ト長調
ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
アンドラーシュ・シフ(指揮)
録音:2016年
4. ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
リン・ハレル(チェロ)
ユジャ・ワン(ピアノ)
録音:2008年
5. イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ イ短調
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
録音:2011年
録音時期:2003〜2016年
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)