リチャード・イッター・アーカイヴに残る巨匠たちの名演を一堂に!
英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター[1928-2014]。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。
今回の4枚組には、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、そしてホルンの巨人たちがソリストとして残した記録を集めています。指揮者やオケとの丁々発止のやり取り、いざとなれば他は置き去りにして一人で突っ走ることも辞さないという、往年の巨匠たちの妥協なき妙技をたっぷりと堪能することができます。近年再評価の機運高まっている幻のピアニスト、ブルショルリの貴重な録音と、天才デニス・ブレインの神業ホルンを収めたディスク4は特に注目です。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
● チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
マルコム・サージェント指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年11月29日 ロンドン、メイダヴェール、BBCスタジオ
● シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
ベイシル・キャメロン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955年8月16日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
Disc2
● ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調 G.97
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
フェルディナンド・プレヴィターリ指揮、ローマ放送交響楽団
録音:1953年8月23日 エディンバラ、アッシャー・ホール
● ラロ:スペイン交響曲 Op.21
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
アルフレッド・ウォーレンスタイン指揮、BBC交響楽団
録音:1955年11月30日 ロンドン、メイダヴェール、BBCスタジオ
Disc3
● チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲イ長調 Op.33
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、BBC交響楽団
録音:1955年4月10日 ロンドン、メイダヴェール、BBCスタジオ
● ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
ジャン・マルティノン指揮、BBC交響楽団
録音:1954年10月27日 ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
● ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団
録音:1955年8月17日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
Disc4
● ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(ピアノ)
ユージン・グーゼンス指揮、BBC交響楽団
録音:1955年10月30日 ロンドン、メイダヴェール、BBCスタジオ
● モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
デニス・ブレイン(ホルン)
ワルター・ゲール指揮、ロンドン交響楽団
録音:1954年4月12日 ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
● モーツァルト:ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
デニス・ブレイン(ホルン)
パウル・ザッハー指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年11月18日 ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
● R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11, TrV 117
デニス・ブレイン(ホルン)
エードリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団
録音:1956年3月18日 ロンドン、メイダヴェール、BBCスタジオ
全てモノラル録音