CD 輸入盤

ヘルベルト・ケーゲル/グレート・レジェンダリー・レコーディングス(15CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BC0233
組み枚数
:
15
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヘルベルト・ケーゲル
グレート・レジェンダリー・レコーディングス(15CD)


マニアに大人気のドイツ人指揮者、ヘルベルト・ケーゲル[1920-1990]が残した録音には、傾聴に値する個性的な演奏が揃っています。この「グレート・レジェンダリー・レコーディングス」と題された15枚組ボックスは、それらの中から、演奏内容、サウンド・クオリティともに水準の高いセッション録音を選び、手軽にケーゲルの魅力に接することができるよう構成された便利なセットです。

【個性的な演奏の数々】
収録作品は、いずれもケーゲルの鋭利な感覚が投影されたマニアに人気の高いもので、独特の硬質なサウンドに彩られた初期の激しい演奏から、グロテスクなまでの暗い情念を盛り込んだ晩年の演奏に至るまで、とにかく強い表情づけのなされているのがポイントです。
 ケーゲルの場合、あのヴィヴァルディが悶絶するように聴こえ、シベリウスの交響曲第4番では冷たく緊迫した強烈な音楽を構築、ショスタコーヴィチの交響曲第1番や展覧会の絵、シェンカー作品では凄絶な迫力を聴かせ、『グレの歌』では、切っ先鋭くギクシャクとした演奏によって表現主義的なスタイルの存在意義を改めて示していました。
 ケーゲルはまた、若い頃に合唱指揮者を経験していたこともあってか、合唱パートの扱いのうまさにも定評があり、『カルミナ・ブラーナ』では完璧な合唱によって狂躁のリズムを爆発させ、それから四半世紀後の『戦争レクィエム』では、深い悲しみを落ち着いたスタンスから見事に表現するなど、対照的なスタイルの演奏のどちらでも合唱の扱いが巧みなのが印象的です。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10 [29:37]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・シベリウス:交響曲第4番イ短調 Op.63 [35:03]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・シェンカー:大オーケストラのための風景 [11:20]
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc2
・マーラー:交響曲第1番 ニ長調『巨人』[55:32]
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

・ゴルトマン:交響曲第1番 [21:37]
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc3
・ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 [59:20]
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

・デッサウ:管弦楽曲第2番『嵐の海』[14:39]
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc4
・ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ラヴェル版)[32:02]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・プロコフィエフ:組曲『3つのオレンジへの恋』 Op.33bis [17:56]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・バルトーク:ディヴェルティメント BB 118 [25:15]
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

Disc5
・バルトーク:ヴィオラ協奏曲 BB 128(シェルイ補完版)[20:04]
 ダーフィト・ビンダー(ヴィオラ)
 ライプツィヒ放送交響楽団

・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 BB 117/Sz. 112 [37:42]
 ジェルジ・ガーライ(ヴァイオリン)
 ライプツィヒ放送交響楽団

・マイヤー:詩曲 [12:39]
 ダーフィト・ビンダー(ヴィオラ)
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽 [07:54]
 ダーフィト・ビンダー(ヴィオラ)
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc6
・ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.8 No. 9, RV 454[08:31]
 フリッツ・シュナイダー(オーボエ)
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

・ヴィヴァルディ:シンフォニア ハ長調 RV 112 [06:16]
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

・ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 イ短調 RV 497 [08:12]
 エルヴィン・クレッチュマー(ファゴット)
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

・ヴィヴァルディ:協奏曲 イ長調 RV 585 [06:15]
 ヴァルター・ハインツ・ベルンシュタイン(チェンバロ)
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ニ長調『ごしきひわ』 Op.10 No. 3 RV 428 [10:28]
 ハインツ・フーグナー(フルート)
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

・ヴィヴァルディ:弦楽のためのシンフォニア ロ短調『聖なる墓にて』 RV 169 [08:37]
 ヴァルター・ハインツ・ベルンシュタイン(チェンバロ)
 ライプツィヒ放送室内管弦楽団

Disc7 & 8
・ブリテン:戦争レクィエム Op.66 [89:34]
 カーリ・ロファース(ソプラノ)
 アントニー・ローデン(テノール))
 テオ・アダム(バス・バリトン)
 ドレスデン少年合唱団
 ライプツィヒ放送合唱団
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

・ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌 [08:37]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ベルク:ヴァイオリン協奏曲 [25:05]
 マンフレート・シェルツァー(ヴァイオリン)
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc9 & 10
・シェーンベルク:歌劇『モーゼとアロン』[102:18]
 ヴェルナー・ハーゼロイ(ナレーター)
 ライナー・ゴルトベルク(テノール)
 レナーテ・クラーマー(ソプラノ)
 ギゼラ・ポール(アルト)
 ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(バス・バリトン)
 ローズマリー・ラング(メゾ・ソプラノ)
 カール=ハインツ・シュトリツェク(バリトン)、ほか
 ドレスデン少年合唱団
 ライプツィヒ放送合唱団
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc11
・ベルク:歌劇『ヴォツェック』からの3つの断章 [20:13]
 ハンネローレ・クーゼ(ソプラノ)
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ベルク:ルル組曲 - 第5楽章アダージョ [08:54]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヴェーベルン:パッサカリア Op.1 [12:01]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヴェーベルン:5つの楽章 Op.5(弦楽オーケストラ版)[10:25]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヴェーベルン:6つの小品 Op.6 [13:12]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヴェーベルン:5つの小品 Op.10 [04:12]
 ライプツィヒ放送交響楽団

・ヴェーベルン:交響曲 Op.21 [09:23]
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc 12
・オルフ:カルミナ・ブラーナ [58:27]
 ユッタ・ヴルピウス(ソプラノ)
 ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(テノール)
 クルト・レーム(バリトン)
 クルト・フーベンタール(バス)
 ライプツィヒ放送児童合唱団
 ライプツィヒ放送合唱団
 ライプツィヒ放送交響楽団

Disc13
・ストラヴィンスキー:プルチネッラ組曲 [22:31]
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

・ストラヴィンスキー:ナイチンゲールの歌 [22:12]
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

・ストラヴィンスキー:カプリッチョ [17:40]
 ペーター・レーゼル(ピアノ)
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

Disc14 & 15
・シェーンベルク:グレの歌 [121:25]
 エーファ=マリア・ブントシュー(ソプラノ)
 ローズマリー・ラング(アルト)
 マンフレート・ユング(テノール)
 ヴォルフ・アッペル(テノール)
 ウルリク・コルト(バス)
 ゲルト・ヴェストファル(ナレーター)
 ベルリン放送合唱団
 ライプツィヒ放送合唱団
 プラハ男声合唱団
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 ライプツィヒ放送交響楽団員

 ヘルベルト・ケーゲル(指揮)

総合評価

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ケーゲルの他のCD、ベートーベンを聴いて気...

投稿日:2014/10/06 (月)

ケーゲルの他のCD、ベートーベンを聴いて気に入ったので購入。 硬い感じの音。クリア。アルコールの消毒液のにおい・・・・ そんな指揮に病みつきになりました。 好みが分かれる指揮者なんでしょうね。 ヴィヴァルデイーを聴いて、ああ、これで元がとれた・・・と思いました。おどろおどろしくて鬱々としていて、ひたすら暗いヴィヴァルデイー。病的な感じ、好みです。私のきいた中で最高のヴィヴァルデイーです。 ベルリオーズ、第4章、最終章すごくいいですね!!気持ち悪さ全開です。まじめにやるからこそ、曲がおもしろいのです。人を笑わせようとしたものは笑えないのと同様、まじめにやるからこその、おもしろさ。ただ、第2章の粘りは好きになれませんでしたが。  マーラー1番。もともと好きでない曲なのだけど、楽しめました。最終章、かなりいいと思いました。 ただ、クラシック初心者からするとマニアックな曲が多く、なかなか手を出しにくいのが残念。それで、星4です。 

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名前しか聞いたことのない存在であったが、...

投稿日:2014/04/20 (日)

名前しか聞いたことのない存在であったが、聞いてみてびっくり。すばらしい!なぜあまり取り上げられないのかが不思議でならない。

segovia さん | 愛知県 | 不明

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私自身は、HMVの記載にあるように、世界中...

投稿日:2011/02/23 (水)

私自身は、HMVの記載にあるように、世界中を探して入手した人の一人です。このベルリンクラシックの廃盤探しは結構大変ですよね。レーグナーも探索の対象でしょう。さて、評価です。ショスタコ1、シベ4、マラ1、バルトークの弦ディべは名演の誉れ高きもの。今でも十分通用するものです。これに次ぐのが、シェーンベルグの作品群でしょう。モーゼもグレも名演と思います。好き嫌いは、幻想とヴィヴァルディでしょう。解釈が分かれる。嫌いな人もいるでしょう。残りましたが、ブリテンの戦争レクイエムは、時代標準的な明晰な演奏です。私は、端境期に世界中を探したこともあり、素晴らしいボックスと思います。

北の火薬庫 さん | 北海道 | 不明

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