CD 輸入盤

エーリヒ・ラインスドルフの芸術(40CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ARTIS019
組み枚数
:
40
レーベル
:
:
Korea
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ラインスドルフの芸術(CD)

オペラ指揮者出身でコンサートでもレコーディングでも活躍したウィーン生まれのアメリカの指揮者、エーリヒ・ラインスドルフは、「インテリジェンスとユーティリティの指揮者」と称えられていました。そのリハーサルは妥協が無く厳しいことでも知られており、音楽監督を務めたボストン交響楽団でも、楽員や運営部門とたびたび衝突。しかしその代わりに獲得できた演奏水準は実に高度なものがありました。ラインスドルフは練習に際しては、古典派から現代まで、どんな作品でも楽譜に真摯に向き合って隙のない演奏を実現。ボストン交響楽団とのバルトークの管弦楽のための協奏曲やプロコフィエフの交響曲第5番など、1960年代初頭という時期からは信じがたい精緻な機能性に加え、各パートが手抜かりなく鍛えられたことを十分に窺わせる細部まで克明な表現に驚かされます。
 今回、韓国のARTISから登場する 枚組ボックスは、1946年からの録音を集めたもので、ステレオ録音も多数含まれています。


【ラインスドルフ・プロフィール】
1912年2月4日にウィーンに誕生。幼いころにチェロとピアノを学び、10代で声楽の伴奏などもおこなっていたラインスドルフは、その後、ザルツブルクのモーツァルテウムで指揮法を習得。ウィーン音楽大学とウィーン音楽院でも学び、卒業後はイタリア各地でオペラを指揮、やがてザルツブルク音楽祭でトスカニーニ[1867-1957]とワルター[1876-1962]の助手を務めますが、ラインスドルフのスコア・リーディング能力と記憶力、ピアノとイタリア語のスキルは大いに役立って高く評価され、トスカニーニの勧めもあって1937年11月に渡米、ザルツブルク音楽祭で顔なじみだったロッテ・レーマン[1888-1976]からアルトゥール・ボダンツキー[1877-1939]への推薦を得てメトロポリタン歌劇場副指揮者の職を獲得します。

メトロポリタン歌劇場[1937-1943]
ラインスドルフは、メトロポリタン歌劇場でドイツ・オペラ部門の首席指揮者ボダンツキーのもとで仕事を開始。ラインスドルフと同郷で同じユダヤ系でもある35歳年長のボダンツキーは、快速テンポによるワーグナー演奏などで知られていました。そのボダンツキーが1939年11月に急死すると、ラインスドルフは仕事を引き継ぎ、同じく快速なテンポでワーグナーなどを上演、リハーサル時間の短さに不満を抱きつつも、クリーヴランド管弦楽団に転身する1943年まで指揮します。後任指揮者はウィーン育ちのユダヤ系で、トスカニーニの支援を受けていた15歳年上のジョージ・セル[1897-1970]でした。
 この時代のラインスドルフの音源は、メトロポリタン歌劇場でのオペラのライヴ録音によって聴くことができます。
 なお、当時のアメリカは深刻な移民問題を抱えており、数々の移民制限法に加え、1940年には外国人登録法のスミス法も制定、ラインスドルフは不測の事態を回避するべく、移民関連の活動で知られていたリンドン・ジョンソン下院議員(のちの大統領)に陳情、1942年に帰化を認められます。

クリーヴランド管弦楽団[1943-1946]
1943年、クリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任したラインスドルフですが、第二次世界大戦の激化で徴兵されてしまい、十分に指揮することが出来ず、3年の任期も更新されることなく終わりました。後任はここでもジョージ・セルでした。
 ラインスドルフとクリーヴランド管弦楽団とのレコーディングは、米Columbia(SONY)によっていくつかおこなわれ、当セットでは、シューマン:交響曲第1番『春』(Disc30)、リムスキー=コルサコフ:交響曲第2番『アンタール』とドヴォルザーク:交響曲第6番(Disc17)などを収録。やたらに力のこもった演奏を聴くことが出来ます。

ロチェスター・フィル[1947-1956]
翌1947年、イーストマン・コダック社の経営者で篤志家、音楽愛好家のジョージ・イーストマンによって設立されたオーケストラであるロチェスター・フィルの音楽監督に就任したラインスドルフは、徹底したリハーサルでオーケストラをレヴェル・アップ、レコーディングの仕事も獲得していました。任期最後の1956年のラインスドルフの誕生日には、リハーサルで楽員たちが「ハッピーバースデイ」を「火の鳥」風なエンディングで演奏して驚かせるなど関係は良好だったようです。
 このセットでは、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』(Disc37)と第7番(Disc36)、ラフマニノフの交響的舞曲(Disc37)、チャイコフスキー『くるみ割り人形』組曲、グリーグ『ペール・ギュント』組曲第1番、シューベルト『ロザムンデ』(抜粋)(Disc36)を収録。米COLUMBIA(SONY)によるモノラル後期の録音ということで音の状態も良く、クリーヴランド時代に較べて格段にリハーサルが増えたのか、細部まで綿密に仕上げられた演奏の数々からはすでにラインスドルフのスタイルが確立していることがよくわかります。
 また、同じ時期にフィラデルフィア管弦楽団を指揮したブラームスの交響曲第1番も収録。高密度でスキのない見事な演奏です(Disc9)。
 この時期のラインスドルフの仕事として最も重要なものに、ウエストミスター・レーベルにセッション録音したモーツァルトの交響曲全集(Disc1〜8)があります。発売当時は契約の関係でオーケストラの名前がフィルハーモニック・シンフォニー・オブ・ロンドンという表記となっていましたが、実体はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。旧全集版による演奏で、現在では『序曲ト短調』と呼ばれることが多いK.318、ミヒャエル・ハイドンの作品に序奏部を加えた第37番も収録。1955年録音の後半20曲はモノラル、1956年録音の前半21曲はステレオです。


ニューヨーク・シティ・オペラ[1956-1957]
1956年、ラインスドルフは、ローゼンストック[1895-1985]の後任としてニューヨーク・シティ・オペラ音楽監督に就任する道を選びます。ここではカーライル・フロイドの『スザンナ』というアメリカの民俗オペラを上演して成功に導き、オルフの『月』をアメリカ初演するなど実績をあげましたが、翌1957年、ラインスドルフはメトロポリタン歌劇場からのオファーを受けて首席指揮者に就任したため、シティオペラはラインスドルフを解雇、春季の上演がキャンセルされるなどの影響を与えてしまいます。

メトロポリタン歌劇場[1957-1962]
古巣に復帰したラインスドルフは、ミトロプーロス[1896-1960]と2人体制で上演を盛り上げますが、1962年、ボストン交響楽団からシャルル・ミュンシュ[1891-1968]の後任というオファーがあると、首席指揮者を辞任。
 この時期のラインスドルフはEMI系のレーベルにステレオでセッション録音をおこなっており、米キャピトル(EMI)に、ロサンジェルス・フィルとドヴォルザーク『新世界より』、チャイコフスキー『悲愴』(Disc11)、ドビュッシー『海』(Disc27)、ラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲(Disc27)、R.シュトラウス『死と変容』(Disc19)、ワーグナー『タンホイザー』の「ヴェヌスベルクの音楽」(Disc33)、そして臨時編成、もしくは覆面オケの「コンサート・アーツ交響楽団」とワーグナー管弦楽曲集(Disc33)、『シェエラザード』(Disc34)などを録音、英Columbia(EMI)には、フィルハーモニア管弦楽団を指揮してR.シュトラウス管弦楽作品集(Disc34)、ブラームスの交響曲第3番(Disc10)、序曲集(Disc40)、独Electrola(EMI)にはベルリン・フィルとシューベルトのミサ曲第6番(Disc22)を録音しています。
 ステレオ初期のサウンドで、当時のラインスドルフの活気のある芸風を楽しめる快演揃いですが、シューベルトのミサ曲では一転、しっとりとした美しさを追求した演奏を聴かせており、若きヴンダーリヒの美声も含めて非常に注目度の高い仕上がりとなっています。ラインスドルフがもともとは声楽を扱う指揮者であったことをまざまざと実感させる演奏です。ちなみに同時期のオペラのセッション録音には『トゥーランドット』、『トスカ』、『ラ・ボエーム』、『蝶々夫人』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『セヴィーリャの理髪師』、『マクベス』(以上、RCA)、『ドン・ジョヴァンニ』、『フィガロの結婚』、『ナクソス島のアリアドネ』、『ワルキューレ』(以上、DECCA)など有名な録音が多く、オペラで実績豊富なラインスドルフへの信頼が厚いものだったことが窺えます。


ボストン交響楽団[1962-1969]
1962年に音楽監督に就任したラインスドルフは、前任者ミュンシュのつくりあげたカラフルなサウンド傾向を維持しつつ、入念で厳しいリハーサル、特に弦楽への徹底した指導によってオーケストラの合奏力の向上に努めました。その厳しさゆえに楽員や運営サイドとたびたびぶつかったというラインスドルフですが、近代作品で聴かれる機能的な美しさとダイナミズムの共存は実に魅力的ですし、独墺系レパートリーで聴かせた弦楽の魅力を前面に打ち出したアプローチも効果的でした。
 このセットでは、ボストン交響楽団とのRCAでのステレオ・セッション録音を多数収録しています。
 得意の後期ロマン派〜近現代ものでは、R.シュトラウスの『英雄の生涯』(Disc19)、マーラーの交響曲第1番『巨人』(Disc12)&第3番(Disc13-14)、交響曲第5番(Disc15)、交響曲第6番『悲劇的』(Disc16)、バルトークの管弦楽のための協奏曲(Disc19)、コダーイの『ハーリ・ヤーノシュ』組曲(Disc28)、ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲(Disc18)、プロコフィエフの交響曲第3番、交響曲第6番(Disc20)、交響曲第5番(Disc21)、ストラヴィンスキーの『アゴン』(Disc24)、『火の鳥』(Disc23)、アーヴィング・ファインの弦楽のためのシリアス・ソング、トッカータ・コンチェルタンテ(Disc35)。
 独墺系では、モーツァルトの『ジュピター』、『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』(Disc32)、ベートーヴェンの交響曲第4番、交響曲第7番(Disc28)、交響曲第3番『英雄』、交響曲第4番(Disc23)、メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』(Disc35)、ブラームスの交響曲第2番(Disc9)、交響曲第4番(Disc10)。
 そして、ワーグナー:『タンホイザー』〜大行進曲、ベルリオーズ:ラコッツィー行進曲、チャイコフスキー:スラヴ行進曲(Disc36)という3つの行進曲を収録。
 また、ボストン交響楽団とのライヴ録音も収録しており、モノラルながら実際のコンサートの様子を聴くことが出来るのは朗報。
 ベートーヴェンの交響曲第9番『合唱付き』(Disc29)、シューベルトの交響曲第9番『グレート』(Disc31)、シューマンの交響曲第4番(Disc39)、ワーグナーの『パルジファル』聖金曜日の音楽(Disc33)、『タンホイザー』ヴェヌスベルクの音楽(Disc31)、マーラーの交響曲第1番『巨人』(Disc26)、R.シュトラウスの『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』(Disc21)などを聴くことができます。

フリーランス[1970-1993]
ボストン時代のラインスドルフは、音楽監督としての仕事のほかに教育プログラムなどもこなして多忙をきわめたことなどもあり、退任後は、健康を損なわないよう、フリーランスとして活動する道を選びます。
 マンハッタンとチューリッヒ、フロリダに居を構え、世界各地のオーケストラやオペラを指揮、亡くなる年である1993年1月にもニューヨーク・フィルを指揮していますが、翌月の公演はキャンセル、ガンの治療に専念するものの、8カ月後の9月11日にチューリッヒの病院で亡くなっています。(HMV)


【収録情報】

Disc1
● モーツァルト:交響曲第1番 変ホ長調 KV 16
● モーツァルト:交響曲第2番 変ロ長調 KV 17
● モーツァルト:交響曲第3番 変ホ長調 KV 18
● モーツァルト:交響曲第4番 ニ長調 KV 19
● モーツァルト:交響曲第5番 変ロ長調 KV 22
● モーツァルト:交響曲第6番 ヘ長調 KV 43
● モーツァルト:交響曲第7番 ニ長調 KV 45
● モーツァルト:交響曲第8番 ニ長調 KV 48
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956/07/11-22 Stereo

Disc2
● モーツァルト:交響曲第9番 ハ長調 KV 73
● モーツァルト:交響曲第10番 ト長調 KV 74
● モーツァルト:交響曲第11番 ニ長調 KV 84
● モーツァルト:交響曲第12番 ト長調 KV 110
● モーツァルト:交響曲第13番 ヘ長調 KV 112
● モーツァルト:交響曲第14番 イ長調 KV 114
● モーツァルト:交響曲第15番 ト長調 KV 124
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956/07/11-22 Stereo

Disc3
● モーツァルト:交響曲第16番 ハ長調 KV 128
● モーツァルト:交響曲第17番 ト長調 KV 129
● モーツァルト:交響曲第18番 ヘ長調 KV 130
● モーツァルト:交響曲第19番 変ホ長調 KV 132
● モーツァルト:交響曲第20番 ニ長調 KV 133
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956/07/11-22 Stereo

Disc4
● モーツァルト:交響曲第21番 イ長調 KV 134
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956/07/11-22 Stereo
● モーツァルト:交響曲第22番 ハ長調 KV 162
● モーツァルト:交響曲第23番 ニ長調 KV 181
● モーツァルト:交響曲第24番 変ロ長調 KV 182
● モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 KV 183
● モーツァルト:交響曲第26番 変ホ長調 KV 184
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/05

Disc5
● モーツァルト:交響曲第27番 ト長調 KV 199
● モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 KV 200
● モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 KV 201
● モーツァルト:交響曲第30番 ニ長調 KV 202
● モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 KV 297『パリ』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/05

Disc6
● モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 KV 318
● モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 KV 319
● モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 KV 338
● モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 KV 385『ハフナー』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/05

Disc7
● モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調 KV 425『リンツ』
● モーツァルト:交響曲第37番 ト長調 KV 444
● モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 KV 504『プラハ』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/05

Disc8
● モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 KV 543
● モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 KV 550
● モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 KV 551『ジュピター』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1955/05

Disc9
● ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
フィラデルフィア管弦楽団
録音:1952/07/16

● ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ボストン交響楽団
録音:1964 Stereo

Disc10
● ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1958/05/23-24, Stereo

● ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ボストン交響楽団
録音:Stereo

Disc11
● ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95『新世界より』
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958/03/10, Stereo

● チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74『悲愴』
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960

Disc12
● マーラー:交響曲第1番 ニ長調『巨人』
ボストン交響楽団
録音:1962/10/20, 21 Stereo

Disc13-14
● マーラー:交響曲第3番 ニ短調
シャーリー・ヴァーレット(Ms)
ニュー・イングランド音楽院合唱団
ボストン少年合唱団
ボストン交響楽団
録音:Stereo

Disc15
● マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ボストン交響楽団
録音:1963/11/17, 23 & 26 Stereo

Disc16
● マーラー:交響曲第6番 イ短調『悲劇的』
ボストン交響楽団
録音: Stereo

Disc17
● リムスキー=コルサコフ:交響曲第2番 Op.9『アンタール』
クリーヴランド管弦楽団
録音:1946/02/22

● ドヴォルザーク:交響曲第6番 ニ長調, Op.60
クリーヴランド管弦楽団
録音:1946/02/24

● モーツァルト:メヌエット ハ長調, KV 409
クリーヴランド管弦楽団
録音:1946/02/25

Disc18
● バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ボストン交響楽団
録音:1962/10 Stereo

● シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
ボストン交響楽団
録音:1962/11/13


Disc19
● R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40
ボストン交響楽団
録音:1963 Stereo

● R.シュトラウス:交響詩『死と変容』Op.24
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961/07/13 Stereo

Disc20
● プロコフィエフ:交響曲第3番 ハ短調 Op.44
ボストン交響楽団
録音:Stereo

● プロコフィエフ:交響曲第6番 ホ変短調 Op.111
ボストン交響楽団
録音:Stereo

Disc21
● プロコフィエフ:交響曲第5番 ロ変長調 Op.100
ボストン交響楽団
録音:1963/10/28 Stereo

● R.シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』Op.28
ボストン交響楽団
録音:1962/11/13

Disc22
● シューベルト:ミサ曲第6番 ホ変長調 D.950
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ベッティ・アレン(アルト)
フリッツ・ウンダーリッヒ(テノール)
マンフレート・シュミット(テノール)
ヨーゼフ・グラインドル(バス)
聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960/09/03-04 Stereo

Disc23
● コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲
トニ・コーヴス・スタイナー(ツィンバロン)
ボストン交響楽団
録音:1964

● コダーイ:ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
ボストン交響楽団
録音:1964/11/23 Stereo

● ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲
ボストン交響楽団
録音:1964/04/23-24 Stereo

Disc24
● ベートーヴェン:交響曲第3番 ホ変長調 Op.55『英雄』
ボストン交響楽団
録音:1962/09/30 Stereo

● ストラヴィンスキー:『アゴン』
ボストン交響楽団
録音:Stereo

Disc25
● スメタナ:交響詩『モルダウ』
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● デュカス:交響的スケルツォ『魔法使いの弟子』
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● R=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』Op.36
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● ポンキエッリ:『ジョコンダ』〜「時の踊り」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● ヴェルディ:『アイーダ』〜「舞踏曲」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● ロッシーニ:『ウィリアム・テル』〜「6人の踊り」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

● サン=サーンス:『サムソンとデリラ』〜「バッカナール」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03 Stereo

Disc26
● マーラー:交響曲第1番 ニ長調『巨人』
ボストン交響楽団
録音:1962/12/04

● マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調〜第4楽章アダージェット
ボストン交響楽団
録音:1963/11/12

Disc27
● ドビュッシー:交響組曲『海』
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957/03 Stereo

● ラヴェル:『ダフニスとクロエ』組曲第2番
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957/03 Stereo

● R=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03/05 Stereo

Disc28
● ベートーヴェン:交響曲第4番 ロ変長調 Op.60
ボストン交響楽団
録音:Stereo

● ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
ボストン交響楽団
録音:Stereo Stereo

Disc29
● ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125『合唱付き』
ジェーン・マーシュ(S)
ユーニス・アルバーツ(A)
リチャード・キャシリー(T)
トーマス・ポール(B)
ハーバード・グリークラブ
ラドクリフ合唱ソサエティ
ニュー・イングランド音楽院合唱団
ボストン交響楽団

Disc30
● シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1946/10

● シベリウス:『カレリア』組曲 op.11〜「行進曲風」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1946/10

● シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38『春』
クリーヴランド管弦楽団
録音:1946/02

Disc31
● シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D. 944『グレート』
ボストン交響楽団
録音:1963/03/26

● ワーグナー:『タンホイザー』〜序曲とヴェーヌスベルクの音楽
ボストン交響楽団
録音:1964/07/18

Disc32
● モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 KV 551『ジュピター』
ボストン交響楽団
録音:1963/01/14 Stereo

● モーツァルト:セレナーデ第13番 KV 525『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』
ボストン交響楽団
録音:1963/01/14 Stereo

Disc32
● ワーグナー:『ワルキューレ』〜「ワルキューレの騎行」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1957/11/01-03 Stereo

● ワーグナー:『ワルキューレ』〜「魔の炎の音楽」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1957/11/01-03 Stereo

● ワーグナー:『タンホイザー』序曲
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1957/11/01-03 Stereo

● ワーグナー:『ローエングリン』第3幕前奏曲
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1957/11/01-03 Stereo

● ワーグナー:『神々の黄昏』〜「ジークフリートの葬送行進曲」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1957/11/01-03 Stereo

● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1958/03/08 Stereo

● ワーグナー:『タンホイザー』〜「ヴェーヌスベルクの音楽」
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1961/07/13 Stereo

● ワーグナー:『パルジファル』〜聖金曜日の音楽
ボストン交響楽団
録音:1964/01/07

Disc34
● R=コルサコフ:『シェエラザード』Op.35
コンサート・アーツ交響楽団
録音:1960/03/08-10 Stereo

● R.シュトラウス:『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』Op.28
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960/09/12-16 Stereo

● R.シュトラウス:『影のない女』Op.65〜組曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1960/09/12-16 Stereo

Disc35
● メンデルスゾーン:劇音楽『真夏の夜の夢』
アーリーン・ソーンダース(S)、ヘレン・ヴァンニ(Ms)
ボストン交響楽団
録音:1962-1963 Stereo

Disc36
● ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956

● チャイコフスキー:『くるみ割り人形』組曲
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957

● グリーグ:『ペール・ギュント』組曲第1番 Op.46
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957

● シューベルト:『ロザムンデ』(抜粋)
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1946

Disc37
● ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55『英雄』
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952

● ラフマニノフ:交響的舞曲
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952

Disc38
● ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

● ドビュッシー:『ペレアスとメリザンド』組曲(ラインスドルフ編)
クリーヴランド管弦楽団 録音:1946/02/22,24

Disc39
● ファイン:弦楽のためのシリアス・ソング
ボストン交響楽団
録音:Stereo

● ファイン:トッカータ・コンチェルタンテ
ボストン交響楽団
録音:Stereo

● ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』〜「ラコッツィー行進曲」
ボストン交響楽団
録音:1964 Stereo

● チャイコフスキー:『スラヴ行進曲』
ボストン交響楽団
録音:1964 Stereo

● ワーグナー:『タンホイザー』〜「大行進曲」
ボストン交響楽団
録音:1964 Stereo

● シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
ボストン交響楽団
録音:1963 Stereo

Disc40
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』〜第1幕前奏曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

● ロッシーニ:『アルジェのイタリア女』〜序曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

● ヴェーバー:『オベロン』〜序曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

● モーツァルト:『フィガロの結婚』〜序曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

● ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

● ヴェルディ:『運命の力』〜序曲
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1959 Stereo

エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)

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オケコンは、第4曲の冒頭の弦の強弱の変化...

投稿日:2020/02/13 (木)

オケコンは、第4曲の冒頭の弦の強弱の変化がしっかりと再現されている数少ない録音。しかし、CD初期の盤は、トランペットが鳴っただけで耳鳴りが起きそうな歪感で鑑賞しずらかった(この時期の録音は、真空管からトランジスターへの機材の転換時期で、許容入力が低いトランジスターの弱点を知らずにレベル調整してしまい酷い音の録音がRCAとEMIに多い)。でも、後にXRCDでも発売されたので(高くて買えなかった)、元はそれほど酷くないかも?と期待して、BOXセットが安売りしたので購入(私が買ったら完売になりましたゴメン)。早速、オケコンから聴いたが、鑑賞に堪える音で安心した。他には、英語版のナレーション入り(シェークスピアは英語です)の真夏の夜の夢が凄い名録音。トラックか地下鉄が走る音が聞こえる程、会場の雰囲気をリアルに伝える生々しい音で、実に幻想的な演奏が見事。マーラーの5番と6番は今回初めてその存在を知って驚いた。ハンマーの音も劇的で、これもお見事。モノラルのエロイカは冒頭にアナログらしいプリエコーが聞こえて懐かしい。演奏も、黙って聴かせたらフルヴェンと思い込みそう。シンフォニックダンスは、板起こしみたいなノイズが酷いが、演奏は野性的で面白い。

ビアだる太郎 さん | 愛知県 | 不明

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