観ずに死ねるか!傑作青春シネマ邦画編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865370034
ISBN 10 : 486537003X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
252p;21

内容詳細

サッカー部でレギュラーになり、女のコから黄色い声を浴びること あぁそれが青春
黄色い声を浴びせてる1人が好きな俺は昨日、部活やめたとこ あぁそれが青春
クラスで孤立して、誰とも一言もしゃべらないで今日も家に帰る あぁそれが青春
理由なき反抗、抑えきれない性欲、過剰なまでの劣等感 あぁそれが青春
母親を騙し、メジロを逃がし、東京行きの電車に乗る あぁそれが青春
念願の彼女が出来て、初めてハートマークの絵文字を使ってみる あぁそれが青春
原発反対 ! 基地移転反対 ! 格差社会撲滅 ! あぁそれが青春
就活に全滅し、自分は誰からも必要とされてないと頭を抱える あぁそれが青春
「この正月は帰ってきなさい」携帯の留守電に残る母の声 あぁそれが青春
踊り疲れたクラブの帰り、あなたの肩を眺めて何かつぶやいてみる あぁそれが青春
映画館の暗闇で、熱いものを感じながら己の道を模索する あぁそれが青春

青春とは、まだ何者でもない自分。何者かになろうとするその過程。夢が浮かんでは萎み、あきらめきれないでブザマにもがき、いつも腹をすかしている季節。映画はそんな”蒼い時”をスクリーンに刻み、観る者に問いかけてくる。おまえはいったい誰なんだ?おまえはそれで本当に良いのかい?

本書は1970年代以降、日本で製作・公開された青春映画の傑作を約90本集め、クリエイター、パフォーマー、文筆家が極私的な視点から作品への想いを語った1冊。一人旅、無軌道な反抗、学園ヒエラルキー、歪んだ愛、挫折と自立。俺たちはもう終わりなのか、まだ始まっちゃいないのか。時代ごとにスクリーンから漂う匂いは違えど、本質は変わっちゃいない。成熟しえない者を活写するその作品群、1本たりとも観ずに死ねるか!

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    映画監督、脚本家、俳優、漫画家、芸人に至るまで、1970年代以降に日本で製作・公開された青春映画からマイベストを選び、その理由を語るという主旨の一冊。青春映画という括りが、逆に人が青春映画に持つ振り幅の大きさを感じさせる。また、映画監督であっても、選ぶ視点が職業目線ではなく、一映画ファンの眼差しになっているのもいい。70年代の作品は未見のものも多いが、80年代に入るとほとんど観たことのある、そして自分も愛着のある作品が紹介されていて、嬉しくなる。(つづく)

  • スプリント さん

    青春シネマの楽しみは過ぎ去った青春時代を思い出したり、羨んだりする以外に映画にかこ付けて自分の青春観を語るためのものだなぁとレビューの方の作品論を読んで実感しました。 70年代、80年代の映画に出ていた演者さん達が今では業界のベテランや中堅に成長しているところを見ると微笑ましくなりますね。

  • nizimasu さん

    執筆や登場する人たちのコメントがいちいちアツい。青春映画という古くさいフレーズが語り部たちの原体験と混じって話されるとこれが不思議なほどの面白そうな作品に思えるから不思議だ。中でも70年代の作品はほとんど知らない世界だが、ここで紹介されるスチールで見る女優さんが森下愛子にせよ、秋吉久美子にせよ、みな魅力的なファムファタルな人たちばかり。園子温マンセーな感じがちょっと鼻について嫌だけど、図版も豊富でちょっと高いが、コメンテーターたちの思いに免じて、これは買いでしょう

  • 踊る猫 さん

    この全体に漂う「ごった煮」感が堪らない。やろうと思えばプロの映画監督や評論家だけを選んで手堅くガイドブックを作ることが出来ただろうに、その他冒険的な人選によって多々集められた、この見事なまでの方向性の見えなさ! なにをやりたいのか良く分からないけれど、無難に作られたガイドブックにはない奇妙な魅力がある。良かれ悪しかれ映画が「身近に」感じられるというかな。自己陶酔たっぷりの文章もこの本の流れで読めばさほど苛立たないから不思議だ。受け容れられない人はとことんこの本を嫌うのだろう。でも私は本書を十分に満喫出来た

  • 大 さん

    大好きな映画が沢山紹介されており、大切な本のひとつです。特に自分自身、思い入れのある岩井俊二の一連の作品やジョゼと虎と魚たちは紹介文も非常に良く(ぎこちない文章さえも青春らしさと思えてしまう)、当時一緒に映画を見に行った女性、友達のことや取り巻く状況を思いだし、胸を締め付けられてしまいます。たまに本棚から取り出し、パラパラ捲るだけで青春を思い出す、そんな良い本です。

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