白檀の刑 上 中公文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122053663
ISBN 10 : 4122053668
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,417p

内容詳細

清朝末期、膠州湾一帯を租借したドイツ人の暴虐の果てに妻子と隣人を奪われた孫丙は、怒り心頭し鉄道敷設現場を襲撃する。近代装備の軍隊による非道な行いの前には、人の尊厳はありえないのか。哀切な猫腔が響き渡り、壮大な歴史絵巻が花開く。現代中国文学の最高峰と誉れ高い莫言文学、待望の文庫化。

【著者紹介】
莫言 : 1955年、山東省高密県に農民の子として生まれる。幼くして文革に遭い、小学校を中退。兄の教科書や旧小説で文学に目覚める。76年に人民解放軍に入隊。85年に『透明な赤蕪』でデビュー。翌86年、『赤いコーリャン』で、倫理を超える農民の生命力を描いて絶賛される。『白檀の刑』で、第1回鼎鈞文学賞を受賞

吉田富夫 : 1935年、広島県生まれ。63年、京都大学大学院修了。佛教大学文学部名誉教授。現代中国研究会会長。中国現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    ノーベル文学賞作家莫言の作品。清朝末期の中国処刑人を生業とする一家がドイツ人の暴虐に立ち上がり・・という話だが、訳のせいなのか 文体がややくどい感じ。下巻の盛り上がりに期待。

  • 長谷川透 さん

    裏表紙の粗筋だけを読めば、西洋列強に国土を蝕まれ日清戦争の敗北後の新王朝の没落、そして列強統治による暗澹たる市民の生活を色濃く精緻に書かれた小説を想像してしまう。実際、処刑の描写はおぞましく、慄く場面も多かったが、物語は荒唐無稽であり、この界隈に生きる人物はほとんど例外なく滑稽で暗い時代に生きているとは思えないほど勢いがある。『白檀の刑』という題名の重々しさとは裏腹に、気構えて読む必要など微塵もない。ノーベル文学賞の候補に挙がる前には全く知らなかった作家であるが激動の渦中で執筆している作家の勢いを感じた。

  • nbhd さん

    偉大だ。炸裂だ。莫言だ。もはや完全な虜…というより先生の狂信者になりつつある。冷静でいられなくて、きゃっきゃっきゃっきゃしている。登場人物たちの向こう側に荒く叫ぶタイガー&ドラゴンが見えたよ。下巻へ。

  • 三柴ゆよし さん

    過日、某魔界都市で催された愉快な宴の席で、本書が話題に挙げられていて、ある読書家氏の言を借りれば、「ジャンプを読んでるみたいなおもしろさ」であるとのこと。ホンマかいなそれ、と半信半疑のままに読みはじめてみたこれが、およそエンタメに必要な要素のすべてをぶち込んだといっても過言ではない、満漢全席もかくやというほど贅沢な小説なのであった。最強の処刑人は不気味に微笑み、大足の美女は恋の病の果てにうんこを喰らい、義和拳の秘術により伝説の英雄たちが降臨する、あまりにド派手な狂宴の行く末は、下巻に続くのである。

  • taku さん

    清朝末期を背景にする視点。その細胞に文化を受け継いでいる人のセンスは一味違う。一人称語りの旋律が哀切を奏でる多声音楽。内なる想いも、絡み合う感情も、処刑の場面も、この時代が全てを協和させる。血と汗と涙を流し、臓物に糞まで小道具にする泥臭い舞台。猫腔の歌が聞こえるこの小説は莫言が演出する大芝居。傑作の予感。

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