燔祭の丘 建築探偵桜井京介の事件簿 講談社ノベルス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061827639
ISBN 10 : 4061827634
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496

内容詳細

久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいる桜井京介。次第に明らかとなる血塗られた久遠家のルーツ。そして20年前の大惨事とは…。「建築ミステリ」の金字塔、ついに完結。

【著者紹介】
篠田真由美 : 1953年、東京都本郷生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。専攻は東洋文化。91年に『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行。中井英夫氏らの注目を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    永い旅をしてきた。館という閉じた空間に溢れる愛憎を、渦巻く思惑を、行き違う悲劇を解き明かしながらも、自らの心は燃え墜ちた廃墟の檻に囚われたまま。偽りの名に覆い隠された、拭えぬ過去の罪と闇、久しく遠ざかっていた血と炎の臭い。鎖に、足枷に、絡め取られるように、北へ。遠く、その名を呼び探す声が聞こえる、一度は棄てた筈の光と温もりを未だ求めている己が居る。大切な家族達を、ただいまと言える場所を。遠い旅路の果てには、神代の昔から変わることなく巡り来る春、蒼空の下の満開の桜。彼を迎える懐かしい声が、聞こえる。

  • れいぽ さん

    夢中になって読んでいたのが5年前。色々な事件やら登場人物やらがスッポリ遠い記憶の彼方に埋もれていました。言われてみればそんなエピソードもあったよねぇとうっすら思い出しつつ読了。あとがきにもあるように「建築探偵カルトクイズ」な一冊。何と言うか、壮大な話になっちゃったなぁが中盤まで読んだ感想。蒼はすごいなぁ(色々な意味で)が心に残ったこと。ラストは余韻があっていいですねー。桜の花言葉は「貴方に微笑む」。京介が桜の下に戻ってこられますように。あ!深春!!おめでとう〜(笑)

  • 扉のこちら側 さん

    初読。お屋敷で対決するが建築は関係なく、彼女の翻意も唐突だったな。旅に出た彼の帰還を待つ。

  • RIN さん

    シリーズ第一作が1994年というから随分と長い長い物語だった。当初は美貌の変人建築家の卵探偵が事件の謎解きをする、という普通のミステリだったが、シリーズ途中から出生の秘密だの家族の宿命だの謎めいた過去だの、そちらがメインになっていったような。というわけで、ファイナルの本作はそのドロドロの「血の呪い」に決着が…。着いたようなまだ何かあるような。篠田氏自身が既に初期の頃書いておられたような「普通のミステリ」路線には興味が失せている様子なので、眩惑感溢れる幻想小説系として多分これからも時々手に取るだろう。満足!

  • キキハル さん

    建築探偵シリーズ最終巻。読み終わった!頭がぼわーっと膨張している感じがするが、ひたすら満足!初期のエピソードなどは忘れているものもあったがとにかく先へ先へ・・・。今は廃墟と化した山上の学園址。20年前の惨劇の真相とは?アレクセイはその手で人を殺めたのか?愛に飢えた子どもたちがいびつに歪んでいくさまが哀れでならない。狂った歯車。大人の欲望。観念のグレゴリ。予想していた展開もあり、意外な真実もあり。そんな中、エピローグの終わり方がとてもよかった。満開の桜の向こうに京介と蒼の笑顔が見えるようで。(続く)

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