Studio Time

ローリング・ストーンズ脱退後の1992年に本格始動したビル・ワイマンの「リズム・キングス」は、ジョージィ・フェイム、アルバート・リー、アンディ・フェアウェザー・ロウ、ゲイリー・ブルッカー、テリー・テイラーら旧知の仲でもある英国ロックの大御所たちと共に、古いロックンロールやブルース／リズム・アンド・ブルースをプレイする、まさしくビルの”ライフワーク”とでも呼べるソロプロジェクト。

本作は、そんなリズム・キングスの未発表スタジオアウトテイクをまとめたもので、8つの異なるセッションから選りすぐられた15曲を収録。その中には、当時”開店休業中”にあったストーンズ在籍期の1987年3月にレコーディングされた貴重な楽曲も含まれている。

ミッドナイト・オイル「Beds Are Burning」、キャンド・ヒート「Going up the Country」、ダン・ヒックス「Long Comma Viper」、ロニー・ラス「My Wife Can't Cook」、トミー・タッカー「I'm Shorty」、スリム・ハーポ「Got Love If You Want It」、ジュニア・パーカー「These Kind of Blues」、ルイ・ジョーダン「Blue Light Boogie」などバラエティに富んだカヴァー曲と、ジョージィ・フェイムのオリジナルソロ曲、さらにはビルとジョージィの共作となる「Skiing Blues」「Jazz Walk」を収録。

いずれの楽曲もビル自身とテリー・テイラーによる最新ミックスが施されている。