【中古:盤質A】 Sym.5 / Violin Concerto: マフチン(Vn)handler / Solistes Europeens Luxembourg

プロコフィエフ：ヴァイオリン協奏曲第２番　
ベートーヴェン：交響曲第５番「運命」
ジャック・マルティン・ヘンドラー（指）
ソリスト・ユーロペアン・リュクサンブール 　
ディミトリ・マフチン（Vn）
ヨーロッパの中心で生まれたスーパー・ヴィルトゥオーゾ・オケ
SOLISTES EUROPEENS LUXEMBOURG
＝ ソリスト・ユーロペアン・リュクサンブール＝オーケストラ自主制作盤
単一通貨ユーロで注目されるEU（ヨーロッパ連合）。その母体を遡っていくと辿り着くのが、ベルギー、オランダ（ネーデルラント）、ルクセンブルクの三カ国。このエリアには世界有数のオーケストラがひしめいており、オランダを代表するのが名門コンセルトへボウとすれば、ルクセンブルクでもっとも威勢のいいオケこそが、ここに紹介する ソリスト・ユーロペアン・リュクサンブール（以下SEL）なのです。
SELは、現音楽監督兼ヴァイオリニストであるJ.M.ヘンドラーをはじめバイエルン放響、ベルリン・ドイツ響など欧州各地の主要名門オケの首席クラスをそのメンバーとし、1989年9月20日の第一回目の演奏会以来、めざましい活躍を遂げているスーパー・ヴィルトゥオーゾ・オケ。アルゲリッチ、クレメル、デュメイ、マイスキーなど、過去に出演したゲストの顔触れからも、このアンサンブルに寄せられる信頼の高さが窺えます。

聴けばたちどころにオケの優秀さを実感できる「運命」が、端整な表現による第1楽章とエネルギー放出の凄まじいフィナーレとのギャップがとんでもない演奏。これほど聴き応えのする演奏はまれ。プロコフィエフは1975年サンクトペテルスブルク生まれの俊英マフチンが独奏を務めており、切れ味鋭いアプローチが楽しめます。コンサートバランスによる優秀録音。