CD 輸入盤

『ヴェネツィアの鏡〜レアーリとヴィヴァルディ』 ル・コンソート

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA771
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


俊才テイラーと仲間たちが浮き彫りにする、ヴィヴァルディの影に潜む異才の存在

イタリア・バロック屈指の才人ヴィヴァルディの作風はあまりにも個性的で、その作風は彼一代で成し遂げた偉業といってよいのかもしれませんが、そこにもまたルーツは存在するのだということが近年、1700年前後のヴェネツィアにおける作曲家たちの仕事が解き明かされるにつれ明白になってきました。
 今回、初期のものを中心としたヴィヴァルディ作品と対置されるのは、彼より3歳年下のヴァイオリン奏者ジョヴァンニ・バッティスタ・レアーリ[1681-1751]。ヴィヴァルディとほぼ同じ頃に作曲家としてもデビューし、優れた才覚を発揮しました。遠く離れたアムステルダムの版元が彼の『シンフォニア集』と題したトリオ・ソナタ集を出版したのは、ヴィヴァルディの『調和の霊感』より2年早い1709年のこと。生涯については未だ謎の多いこの作曲家の音楽は、トリオ編成に「チェロ」と明記したソロ・パートを添えて華やかな活躍の場を与えるなど、ヴィヴァルディ初期の試行錯誤に通じる様々な仕掛けに満ちています。両者の『ラ・フォリア』を冒頭と末尾に配したプログラム展開も絶妙。
 近年ウィリアム・クリスティとのデュオ・アルバムもリリースした俊才ラングロワ・ド・スワルトを筆頭に、名手たちが弾く弦楽器は全てが18世紀以前に高く評価されていた製作家のオリジナル。テイラーの細やかな通奏低音演奏とあいまって、18世紀初頭のヴェネツィアという「ヴィヴァルディを育てた世界」の面白さを実感できる1枚です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. プレリュード(即興演奏)
2. レアーリ:シンフォニア第12番(ラ・フォリア)
3. レアーリ:シンフォニア第2番(カプリッチョ)ニ短調
4. レアーリ:シンフォニア第4番(カプリッチョ)ニ長調
5. ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ第1番ト短調 RV.73, Op.1-1
6. レアーリ:シンフォニア第1番(ソナタ)ニ短調
7. ヴィヴァルディ:ラルゴ〜チェロと通奏低音のためのソナタ第5番ホ短調 RV.40, Op.14-5より
8. レアーリ:シンフォニア第10番(カプリッチョ)イ長調
9. ヴィヴァルディ:アンダンテ〜2つのヴァイオリンと任意参加の通奏低音のためのソナタ ヘ長調 RV.68 より
10. レアーリ:シンフォニア第9番(ソナタ)ニ短調
11. J.S.バッハ:ラルゲット〜ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.230, Op.3-9による/鍵盤独奏のための協奏曲ニ長調 BWV.972より
12. ヴィヴァルディ:ラ・フォリア RV.63, Op.1-12

 2つのヴァイオリンおよび通奏低音を弾くチェロのための12のトリオ・ソナタ Op.1(1710年アムステルダム刊)より(2,3,4,6,8,10)

 ル・コンソート(古楽器使用)
  テオティム・ラングロワ・ド・スワルト(ヴァイオリン)
  ソフィ・ド・バルドネーシュ(ヴァイオリン)
  アナ・ザルゼンシュタイン(チェロ)
  ジュスタン・テイラー(オルガン&チェンバロ)
 ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ:1,2,4,7,8)


 録音時期:2021年3月
 録音場所:パリ、フランス銀行トゥルーズ館『黄金の間』
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(3,4,6,8,10)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Baroque Classicalに関連するトピックス

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品