秋の歌〜シャンソンを歌う　ジョゼ・ヴァン・ダム、ジャン＝ルイ・ラシンフォッセ（コントラバス）、ジャン＝フィリップ・コラール＝ネーヴェン（ピアノ）

『秋の歌』〜ジョゼ・ヴァン・ダム、シャンソンを歌う

2010年にオペラに別れを告げて以来、ジョゼ・ヴァン・ダムは様々な音楽ジャンルに挑戦し、カルロス・ガルデルのタンゴを、ジャン＝ルイ・ラシンフォッセとジャン＝フィリップ・コラール＝ネーヴェンとともに探究しています。Cypres（シプレ）より発売されたアルバム「Jose Van Dam Meets Carlos Gardel」は、有名なバス・バリトンが意外なレパートリーに取り組んだ上に、ジャズ・ベーシストと多様性のあるピアニストとの意外なコラボレーションで、ファンを狂喜させました。コンサートで共演を重ね、友情と音楽的共感を育んだ3人は、トリオとして、自発性と共犯性からなる独特な輝きを放っています。このメンバーで冒険を続けたいとの希望は当然のことで、今回はレパートリーをより親しみやすいフレンチ・シャンソンに決めました。
　ジョゼ・ヴァン・ダムは、昔から知っていた歌から取り組み始めましたが、歌詞を効果的に声に乗せれば、シンプルなメロディとシャンソンは、ほんの少しの音符だけでたくさんの言葉が伝えられることがわかりました。無限大にあるシャンソンの中から、自分自身が感動した歌詞の曲を選んだ結果、愛の様々な形についてのアルバムになりました。素晴らしい故郷のスター、ジャック・ブレルへの素朴な愛、父親への愛、友人への愛、ボヘミアンな若者たちのモンマルトルの世界や、ジャズ、パーティへの愛など・・・。このトリオは、離ればなれになった恋人たちが歩いた砂浜の足跡が簡単に消されてしまうかのように儚い愛の世界へ、私達の手をとって誘ってくれます。（輸入元情報）

【収録情報】
1. プレヴェールのシャンソン（ゲンズブール）
2. そして今は（ベコー／ドゥラノエ）
3. ラ・ボエーム（アズナヴール／プラント）
4. 僕は牙の削がれた猛犬（ブラッサンス）
5. シラキューズ（サルヴァドール／ディメイ）
6. ラ・ジャヴァネーズ（ゲンズブール）
7. 平野の国（ブレル）
8. ジャズとジャヴァ（ヌガロ／ダタン）
9. 愛しかない時（ブレル）
10. おやじさん（フェラ／フリコー／ギシャール）
11. シェルヴ―ルの雨傘（ルグラン／ドゥミ）
12. ふるさとの山（フェラ）
13. 残されし恋には（トレネ／ショーリャック）
14. 枯葉（プレヴェール）
　編曲：コラール＝ネーヴェン、ラシンフォッセ

　ジョゼ・ヴァン・ダム（バス・バリトン）
　ジャン＝ルイ・ラシンフォッセ（コントラバス）
　ジャン＝フィリップ・コラール＝ネーヴェン（ピアノ）

　録音時期：2017年5月30日〜6月3日
　録音場所：ラジオ・フランス、スタジオ107
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）