CD 輸入盤

旅へのいざない D.ヘンシェル(Br)シュヴィングハンマー(p)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC901875
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヘンシェル / 旅へのいざない〜 Invitation au voyage 〜

フィッシャー=ディースカウの後継者と目され、23歳でのデビュー以来その名声をほしいままにしているヘンシェル。次なる新譜は、「旅への誘い」。「旅」にまつわる歌曲を中心に集めた一枚です。白眉はやはりタイトルにもなっているデュパルク。シュヴィングハンマーのピアノの前奏から心がぞわぞわとさせられ、時にテノールをも思わせるヘンシェルの伸びやかな声、低い部分の美声に、別世界へと連れて行かれそうになります。別世界とははたして異国なのか、それとも死後の世界なのか。いろいろな「旅」を味わうことができる、深い内容です。この表現の深さでまだ40歳になるかならないか(1967年生まれ)の年齢とは、ヘンシェルの今後に目が離せません。シュヴィングハンマーというこれまたドイチュ的系列の名リート・ピアニストを相手に迎え、文句なしの1枚です。(キングインターナショナル)

・ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌(全9曲)
・マーラー:さすらう若人の歌(全4曲)
・ピッツェッティ:ペトラルカの3つのソネット(全3曲)
・デュパルク:歌曲集
 旅への誘い
 波と鐘
 恍惚
 フィディレ
 ロズモーンドの館
 溜め息

 ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
 フリッツ・シュヴィングハンマー(p)

収録曲   

  • 01. Henschel, Dietrich - Songs Of Travel Nr. 1-9 (reis
  • 02. Nr. 1: The Vagabound
  • 03. Nr. 2: Let Beauty Awake
  • 04. Nr. 3: The Roadside Fire
  • 05. Nr. 4: Youth & Love
  • 06. Nr. 5: In Dreams
  • 07. Nr. 6: The Infinite Shining Heavens
  • 08. Nr. 7: Whither Must I Wander?
  • 09. Nr. 8: Bright Is The Ring Of Words
  • 10. Nr. 9: I Have Trod The Upward & The Downward Slo
  • 11. Henschel, Dietrich - Lieder Eines Fahrenden Gesell
  • 12. Nr. 1: Wenn Mein Schatz Hochzeit Macht
  • 13. Nr. 2: Ging Heut' Morgen Ueber's Feld
  • 14. Nr. 3: Ich Hab' Ein Gluehend Messer
  • 15. Nr. 4: Die Zwei Blauen Augen
  • 16. Henschel, Dietrich - La Vita Fugge E Non S'arresta
  • 17. Henschel, Dietrich - Quel Rosigniuol Che Si Soave
  • 18. Henschel, Dietrich - Levommi Il Mio Pensier In Par
  • 19. Henschel, Dietrich - L'invitation Au Voyage (mon E
  • 20. Henschel, Dietrich - La Vague Et La Cloche (une Fo
  • 21. Henschel, Dietrich - Extase (sur Un Lys Pale Mon C
  • 22. Henschel, Dietrich - Phidyle
  • 23. Henschel, Dietrich - Le Manoir De Rosemonde
  • 24. Henschel, Dietrich - Soupir (ne Jamais La Voir Ni

ユーザーレビュー

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イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、そ...

投稿日:2021/03/09 (火)

イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、それぞれ国で、それぞれの言語の誌に基づいて書かれた歌曲4編を集めたアルバム。バリトン独唱はドイツのディートリヒ・ヘンシェルだが、いずれの曲も流暢で、相応しい響きを聴かせてくれる。ヘンシェルの声質と歌いぶりは、フィッシャー・ディースカウを彷彿とさせるところがあり、貫禄と落ち着きが感じられる。いずれの楽曲も、テイストが幾分ドイツ歌曲よりになっているかもしれないが、日本のファンの場合、ドイツ・リートのなじみが深い分だけ、しっくりくると思う。シュヴィングハマーの伴奏も、実にうまい。 選曲も魅力たっぷり。ヴォーン・ウィリアムズの歌曲集「旅の歌」はイギリス歌曲を代表する名作であり、第2曲「美しい人よ目覚めよ」の旋律の美しさは、名品の薫りを漂わせる。ヴォーン・ウィリアムズが書いた最高傑作と言っても良いかもしれない。マーラーの「さすらう若者の歌」は、ピアノ伴奏で聴くことは多くはないが、描写的な部分で、ツボを押さえたシュヴィングハマーのピアノが心憎いばかりで、とても聴き味が良い。イタリアの名品、、イルデブランド・ピッツェッティの「ペトラルカの3つのソネット」が収録に選ばれているのも嬉しい。多くの歌曲を書いた人だが、日本では、その作品があまり知られているとは言えない。このアルバムは、イタリア歌曲の美しさを知るきっかけにもなるだろう。 デュパルクからは世紀の名作「旅への誘い」ほか単独歌曲が選ばれている。〜わが子よ、妹よ、甘い夢を抱くがよい、あの地へ行って、共に暮らし、暇にまかせて、愛し合い、愛して、そして死ぬ夢を〜で開始されるボードレールの詩、暗く垂れこめた雲間から光がしてきて、次第に世界を染めていくような美しい経過を感じさせてくれて、感慨深い。そして、末尾に美しい「溜め息」が収録されていて、このアルバムにふさわしい締めくくりとなる。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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