このCDはフィリップ・ヒルズ中佐指揮、グレナディア・ガーズ軍楽隊の演奏で収録されたもので2002年に即位から50年たったエリザベス女王のゴールデン・ジュビリーを祝うために制作されたもの。
収録曲は愛国的な作品が多く、エルガーの『威風堂々』や即位の時にウォルトンが書いた、戴冠式記念行進曲『宝玉と勺杖』ブリスの行進曲『ようこそ!女王陛下』が演奏されている方、グレナディアの連隊行進曲やヒルズ中佐の自作の行進曲までを収録している。
ヒルズ中佐は1992年にこの軍楽隊の楽長となり2002年まで務めた。
この録音は楽長としては末期の頃に録音されたもの。
演奏はどれも安定して聴ける水準だが、録音が少々良くなく細く聴こえる。
また、ライナーも非常簡素だが、これは廉価盤だから仕方ないだろう。