居酒屋チェーン戦国史 イースト新書

Balancing Act

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781651088
ISBN 10 : 4781651089
フォーマット
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
271p;18

内容詳細

仁義なき居酒屋戦争は果てしなく続く!
異端の創業者たちの野心と苦闘に迫る


外食産業のなかでもチェーンの盛衰が激しい、居酒屋業界。そこは集客競争が絶えまなく続き、今日の王者が明日には撤退に追い込まれるような厳しい世界だ。しかし、誰でも一攫千金を狙えるベンチャービジネスの宝庫でもあり、ロマンを抱いて参入する者が常に現れる。
日本独自の居酒屋文化を広げたのは、居酒屋チェーンといってよい。その創業者たちは、たった一店舗から数百店舗まで拡大させた変人・奇人の野心家ぞろいだ。
誰しもが看板を目にしたことのある大手チェーンは、どのように戦いを繰り広げたのか。いかに居酒屋を進化させたのか。彼らの死闘の物語をひもとく。

************************************

[目次]

はじめに
第一章 「居酒屋チェーン」という怪物
居酒屋業界は、なぜ盛衰が激しいのか?
居酒屋チェーンの勃興前夜
第二章 居酒屋チェーンの誕生
居酒屋チェーンの先駆者――「養老乃瀧」木下藤吉郎
居酒屋史上初の上場達成――「テンアライド」飯田保
第三章 空前の「居酒屋ブーム」の到来
「外食産業元年」としての一九七〇年
板前を育てる大衆割烹――「大庄」平辰
革命的商品「酎ハイ」を武器に――「村さ来」清宮勝一
北海道から来た「居酒屋の神様」――「つぼ八」石井誠二
第四章 入れ替わった居酒屋チェーン「御三家」
「居酒屋ブーム」はいかにして起こったか?
燃えすぎた「青年社長」――「ワタミ」渡邉美樹
居酒屋界の最高峰へ――「モンテローザ」大神輝博
居酒屋をはみ出すM&A戦略家――「コロワイド」蔵人金男
第五章 勃発! 激安均一価格戦争
「全品均一料金」という経営哲学――「鳥貴族」大倉忠司
ライバルに真似されない業態を! ――「三光マーケティングフーズ」平林実
激安均一価格戦争がもたらしたもの
第六章 激変する居酒屋業界の現在地
新たなるチェーンの勃興
M&Aによる勢力図の刷新
おわりに


著者について
中村芳平(なかむら・よしへい)
外食ジャーナリスト。1947年、群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。流通業界、編集プロダクション勤務、『週刊サンケイ』の契約記者などを経てフリーに。「日刊ゲンダイ」、「東洋経済オンライン」、「フードスタジアム」などに外食モノを連載している。著書に『キリンビールの大逆襲:麒麟 淡麗〈生〉が市場を変えた! 』(日刊工業新聞社)、『笑ってまかせなはれ:グルメ杵屋社長椋本彦之の〈人づくり〉奮闘物語』(日経BP社)、『遊びをせんとや生まれけむ:スポーツクラブ ルネサンス創業会長斎藤敏一の挑戦』(東洋経済新報社)などがある。

【著者紹介】
中村芳平 : 外食ジャーナリスト。1947年、群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。流通業界、編集プロダクション勤務、「週刊サンケイ」の契約記者などを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ホークス さん

    2018年刊。居酒屋チェーンはコロナで大打撃を受けた。本書は業界史であり、グレーで過剰な創業者列伝。低投資なのに客単価が高く、パクリが常識のシビアな世界。居酒屋が急拡大したのは1970〜80年代。養老乃瀧がFC方式で1000店を達成し、天狗はモダンな店舗で集客し、大庄は調理師を養成し、村さ来は酎ハイを発明した。バブル後に台頭したのはワタミ、モンテローザ、コロワイド。世の中は酒離れ、コンプライアンス、人手不足に向かう。新しい価値観に訴える提案ができたら、居酒屋チェーンは全く違うものに生まれ変わるだろう。

  • おいしゃん さん

    この45年間における居酒屋チェーンの盛衰がよくわかった。チェーン創業者の成功記でないので、客観的に業界全体を見れるのが良い。

  • おかむら さん

    養老乃瀧から晩杯屋まで! チェーン居酒屋の栄枯盛衰を各創業者の人物史とともにサラッとおさらい。どこの駅前にも必ずある店々なので興味深いわー。つぼ八やワタミや鳥貴族の創業者ヒストリーが楽しい! 酎ハイは村さ来が始めたとかモンテローザグループはよくパクるとかの小ネタも楽しい。

  • ステビア さん

    タイトルの通り色々な居酒屋チェーン店の歴史。何百店舗も抱えるチェーン店も初めは1店舗から始まる。酎ハイは村さ来が作ったらしい。

  • ケー さん

    養老乃瀧、つぼ八に端を発する居酒屋ブームからモンテローザを経て、鳥貴族や串カツ田中までの日本の居酒屋「チェーン」を概観する。本書では語られる数々の経営者のエピソード、その全てが破天荒。彼らの信念は論理以上にエモーショナルな面が強めの印象。その破天荒さと情熱がうまく社会のニーズと合致した時、大成功が生まれるんだろうな。外から見える以上に常に激動の業界だった。この本とは全く繋がりはないが、光文社新書の『ファミリーレストラン』と合わせて読むと戦後日本の外食史がより概観できるかも。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品