世界初録音の作品も収録!
バッハ・ファミリーの弦楽のための交響曲をベルリン・バロック・ゾリステンが録音!
ポロネクがコンサートマスターを務めていることも注目。
世界最高峰のメンバーが揃ったベルリン・バロック・ゾリステン。近年は独ヘンスラー・レーベルより積極的なリリースが続いております。期待の新録音は「バッハ・ファミリーのカンタータ集」の続編でバッハ一族が作曲した弦楽のための交響曲(シンフォニア)を集めた「バッハ・ファミリーの交響曲集」です!
当アルバムでは大バッハの息子たちヴィルヘルム・フリーデマン[1710-1784]、カール・フィリップ・エマヌエル[1714-1788]、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ[1732-1795]、大バッハの甥ヨハン・エルンスト[1722-1777]、大バッハの再従兄ヨハン・ルートヴィヒ[1677-1731]、そして大バッハ自身の作品を収録。このうち4曲が世界初録音という実に興味深い内容です。
バロック時代もこれまであった音楽の形式を「否定」する形で新たな表現方法が生まれてきました。1740年代初頭、大バッハの2人の息子がイタリアから伝わった管弦楽法や作曲技法の斬新な扱いを取り入れ、「交響曲(シンフォニア)」というジャンルで自身の音楽を表現しました。以後、当ジャンルが最高峰と認められるまでに発展したことは、18世紀における最も重要かつ重大な音楽的成果のひとつと言えます。ここで聴く弦楽のための交響曲は作曲家の個性を現れた興味深い作品ばかり。ゲーベル率いるベルリン・バロック・ゾリステンが敬愛を込めて演奏しております。なお、当録音ではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したポーランド出身のクシシュトフ・ポロネクがコンサートマスターと独奏ヴァイオリンを担当しております!
ゲーベルはムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)と1986年から1987年にかけて録音したブランデンブルク協奏曲で「ピリオド楽器演奏における新たなアプローチ」として評価され、以後革新的な演奏で聴衆を魅了してきました。2018年にベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督に就任し、モーツァルトのセレナード第6番『セレナータ・ノットゥルナ』&第13番『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、ヘンデルの6つの合奏協奏曲、ベ
ンヤミン・アップルをソリストに迎えた「バッハ・ファミリーのカンタータ集」をリリースしております。(輸入元情報)
【収録情報】
1. W.Fバッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲ニ長調 BR-WFB C Inc.1
2. C.P.E.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲変ホ長調 Wq/H deest
3. C.P.E.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲ハ長調 Wq/H deest
4. C.P.E.バッハ:バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲ホ短調 Wq 177(1759)
5. J.C.F.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 ニ短調
6. J.E.バッハ:弦楽、2つのファゴットと通奏低音のための交響曲変ロ長調 BR-JEB C 1
7. J.L.バッハ:2つのヴァイオリン、2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
8. J.S.バッハ:ヴァイオリン、2つのオーボエ、3つのトランペット、弦楽、ティンパニと通奏低音のためのシンフォニア BWV.1045
ベルリン・バロック・ゾリステン
クシシュトフ・ポロネク(コンサートマスター、独奏ヴァイオリン:7,8)
町田琴和(第2独奏ヴァイオリン:7)
ドリアン・ジョジ、ヘレーナ・オッテンリップス、
クリストフ・シュトロイリ、ライマー・オルロフスキー、
アンナ・ルイーザ・メーリン、マリー・ラーダウアー=プランク(ヴァイオリン)
ヴァルター・キュスナー、ユリア・ガルテマン(ヴィオラ)
ジョアン・バシュ、ファビアン・ボレック(チェロ)
ウルリヒ・ヴォルフ(ヴィオローネ)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
クリストフ・ハルトマン、アンドレーアス・ヴィットマン(オーボエ:7,8)
マルクス・ヴァイトマン、ルイーザ・スローザル(ファゴット:6)
ラインハルト・フリードリヒ、アンドレ・ショッホ、フェリックス ビルデ(トランペット:8)
ライナー・ゼーガーズ(ティンパニ:8)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
録音時期:2021年4月11-15日
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー、カンマームジークザール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(1-3,6)