【中古:盤質A】 バキアナス〜バッハ一族の音楽　ゲーベル＆ムジカ・アンティクヮ・ケルン（５ＣＤ）

ARCHIV Collectors Edition
ゲーベル／バッハ一族の音楽（５ＣＤ）

ゲーベル＆ムジカ・アンティクヮ・ケルンが、1986年、2000年、2002年に制作したバッハ一族の音楽を集めたアルバムを収録したボックスセット。
　かつては先鋭かつ快速な演奏でときに物議を醸すこともあった彼らですが、結成から30年近くを経た頃には、アンサンブルは推進力に富みながらも、ニュアンス豊かな表現の美しさが際立つようになり、特にDisc3のマグダレーナ・コジェナーと共演した「ラメント」では、哀切な情感が深い感銘を与えてくれます。
　5枚のセットの構成は、「ラメント」を中央に、前半2枚が1986年に録音された声楽作品、後半2枚が2000年と2002年に録音された器楽作品というもので、音楽史に名を刻むバッハ一族が、実際にどのような作品を書いていたのかよくわかる内容となっており、さまざまな時代、さまざまな様式の音楽が耳を楽しませてくれます。
　なお、ムジカ・アンティクヮ・ケルンは、2006年にライハルト・ゲーベルの左手の故障が演奏不能なほどに悪化したことにより、翌2007年にその活動を終えていますので、このセットは、彼らの活動後期のスタイルを代表する作品としても、大きな価値があるものと思われます。参考までにもともとのアルバムのジャケット画像を表示しておきます。（ＨＭＶ）

【収録情報】

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Disc1,2
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：われらのもとに留まりたまえ、主イエス・キリストよ
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：いざ、われら主を讃えん
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：そは大いなる利得
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：ああ、いかにこの時を待ち望んでいたことか
・ゲオルク・クリストフ・バッハ：見よ、いかに美しく愛らしきかを
・ヨハン・クリストフ・バッハ：いとしき女よ、汝は美しく
・ヨハン・クリストフ・バッハ：かくて争いは起これり
・ヨハン・クリストフ・バッハ：ああ、私の頭が水で満ちていたなら
・ヨハン・クリストフ・バッハ：主よ、ふりむきたまえ、われを慈しみたまえ
・ヨハン・クリストフ・バッハ：おお神よ、汝はいかにして怒りに燃え立ち
・ヨハン・クリストフ・バッハ：主の畏れ
・ハインリヒ・バッハ：神よ、われ汝に感謝す

　マリア・ツェデーリウス（ソプラノ）
　ウラ・グレーネヴォルト（アルト）
　デイヴィッド・コーディアー（カウンターテノール）
　ポール・エリオット（テノール）
　ハイン・メーンズ（テノール）
　ミヒャエル・ショッパー（バス）
　スティーヴン・ヴァーコー（バス）
　ライニッシェ・カントライ
　ヘルマン・マックス（合唱指揮）

　録音時期：1986年1月
　録音場所：ヴッパータール、イマヌエル教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

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Disc3
・ヨハン・クリストフ・バッハ：ああ、私の頭が水で満ちていたなら
・フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ：私の魂は切望します
・J.S.バッハ：カンタータ『満ち足れる安らい、うれしき魂の喜びよ』 BWV.170
・J.S.バッハ：カンタータ『告白しましょう、そのみ名を』 BWV.200
・C.P.E.バッハ：『ゼルマ　」 H739（Wq.236）
・ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ：『アメリカの女』

　マグダレーナ・コジェナー（メゾ・ソプラノ）

　録音時期：2003年2月
　録音場所：ケルン、メランヒトン教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

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Disc4
・ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ：序曲ト長調
・ハインリヒ・バッハ：5声のソナタ ハ長調、ニ長調
・ヨハン・ルードヴィヒ・バッハ：協奏曲ニ長調
・ヨハン・クリストフ・バッハ：アリア
・ヴィルヒェ：戦い
・ヨハン・ミヒャエル・バッハ：ソナタとカプリッチョ ト短調
・J.S.バッハ：協奏曲ニ長調（復活祭オラトリオより）

　録音時期：2000年9月
　録音場所：ケルン、ゼンデザール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

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Disc5
・ヨハン・クリスティアン・バッハ：ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲イ長調
・ヴィルヘルム・フリードマン・バッハ：フルート協奏曲ニ長調
・ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ：フォルテピアノとヴィオラのための二重協奏曲変ホ長調
・C.P.E.バッハ：チェンバロとピアノのための二重協奏曲変ホ長調

　録音時期：2002年6月
　録音場所：ケルン、ゼンデザール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

　ムジカ・アンティクヮ・ケルン
　ラインハルト・ゲーベル（指揮）