べにはこべ 河出文庫

B オルツィ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464015
ISBN 10 : 4309464017
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
442p;15

内容詳細

一七九二年九月、フランス革命下のパリ・血に飢えた民衆によって、日夜ギロチン送りとなる貴族たちを救うべく、彼方イギリスから謎の秘密結社“べにはこべ”がやって来た。騒動の中、絶世の美女マーガリートは、夫パーシイ卿の正体を怪しむようになり…。冒険とミステリーと愛憎劇が織りなす、古典ロマンの傑作。若き日にこの作品に心酔した村岡花子の名訳で贈る。

【著者紹介】
バロネス・オルツィ : 1865‐1947年。ハンガリー、タルナオールス生まれ。オルツィ男爵の一人娘として育ち、ブリュッセル、パリで学んだ後、ロンドンのヒザリ美術学校に入学、ロイヤル・アカデミーにも度々出品する。結婚を機に英国籍を得る。40歳を目前に小説の執筆をはじめ、1905年に刊行した『べにはこべ』が大ベストセラーとなる

村岡花子 : 1893‐1968年。山梨県甲府市生まれ。翻訳家・評論家。東洋英和女学校卒業。山梨英和女学校の教師、教文館の編集者を経て、児童文学の創作や英米文学の翻訳の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    2016年189冊め。【147/G1000】恋と冒険と愛憎。長く「オークシイ」の表記で著者を覚えていたので、著者が女性だというのはこちらで「バロネス」の表記を目にするまで知らなかった。女性作家と言われると少女小説やロマンス漫画のような展開や心理描写、宝塚の演目になるのも納得。フランス革命というとルイ16世やマリー・アントワネット、特権階級への市民の蜂起というイメージしかなかったけれど、こういう制裁の一面もあったのだろうことに気づかされる。

  • まこみん さん

    「クロコダイル路地1」にパーシーの名が有ったので、2を図書館で受け取る前に再読してみた。村岡花子さん訳が今時の感覚とずれがあって台詞に違和感があるのが残念。ヨーロッパ一の才女で美女のマーガリートとその夫パーシー卿。 ある理由でお互いに相手の愛情に疑惑と失望感を感じている。マーガリートの兄はあのサンジュスト。 紅はこべを執拗に追うショウヴラン。紅はこべとはギロチンの刄から貴族を救うイギリス貴族達。 昔読んだ漫画「マリーベル」も懐かしい。この続編も読めるサイトもあるらしいので後はこちらを読んでみようかな。

  • takaC さん

    古典なのに今さら新刊とは何故ゆえにと思ったら、ああ、訳者・村岡花子なので『花子とアン』ブームに便乗したのね。前に読んだのは世界史の知識も乏しかった少年時代だったので歴史的背景が良くわからなかったけど、今回はそういう観点でも純粋に楽しめた。でももう少し短くても良いと思う。

  • びす男 さん

    「○○はサンタクロース」的な。違うかな?身近な人物が実は英雄だった、なんて。女性がメロメロになるのも頷ける、甘美な設定ではないか■断頭台が見境なく血をすすったフランス革命。そこに颯爽と現れ、貴族を逃亡させたのが「べにはこべ」だ。誰もが謎に包まれたヒーローに憧れる。夫のパーシイ卿に失望しつつあるマーガリートもまたその一人だが、彼女は意外なかたちで渦中に引きずり込まれていく■種明かしも用意されるが、この本の魅力は、意外性やトリックではない。王道を行く英雄譚なのだ。砂糖菓子のように甘い。だが、古びない味である。

  • みっぴー さん

    原題『スカーレット・ピンパーネル』。かのフランス王妃マリーアントワネットがギロチン台に送られたフランス革命時代が舞台です。共和主義者による貴族粛清の嵐の中、残された希望は英国の秘密結社『紅はこべ』による英国への亡命のみ。英−仏を舞台にした華麗なる脱出劇です。嫌な女だな〜と思っていたマーガリートが実は主役だった時点でアララ…となってしまい、大して感情移入できずに読了です。貴族救出をスポーツ≠ニ言い切る紳士達にも納得がいきませんでした。むしろ貴族狩りの首領ショウヴランに一票。名悪役でした。

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