そしてこのアルバムのリリースと同じ年、映画「Life Less Ordinary:普通じゃない」のサウンド・トラックにタイトル曲“Life Less Ordinary”を提供。メロディアスなこの曲が話題となりアッシュの名はUKロック・ファンにとどまらず広く知れ渡ることとなたのだ。
期待が次の作品へと膨らむもののなかなかリリースされぬままその後彼らはInfectious Recordsへと移籍し(日本での配給はBMGからソニーへ)2001年に待望のサード・アルバム『Free All Angels-全ての天使を解き放て』を発表。このアルバムからシングル・カットされた“バーン・ベイビー・バーン”がその年のイギリスの音楽賞を全てさらうという快挙を成し遂た。この楽曲だけでなくアッシュの全ての楽曲に言えることなのだが、メロディアスでキャッチーで表情があり、キラキラした輝きがあり、なんだか聴いているとワクワクしてくる・・・こう上手く説明のできない何かが彼らの曲にはあるのだと思う。この“バーン・ベイビー・バーン”を収録したアルバムはもちろんナショナル・チャート1位を獲得、どの雑誌もアッシュが復活したとして特集を組むほどの勢いで再度人気が盛り返してくるのだった。