Ash
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Ash (アッシュ) プロフィール

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デビュー当時は「恐るべき子供たち」と言われていた彼らもデビューから10年が経ちすっかり大人へと変貌。最新のオフィシャル・フォトの中にはティムの髭面写真もありカワイイと呼ぶには似つかわしいものも。 ブリット・ポップ全盛期と呼ばれる90年代後半にデビューしたため、当初はどうせ数年後には消えるでしょう?という冷ややかな声もあったもののマイペースに活動を続け、同年代にデビューしたバンドの中では唯一、新たなファン層を獲得し人気を保っているのがアッシュなのだ。

アッシュは1992年、北アイルランドのダウンパトリック出身。 当時15歳だったティム・ウィラー(Vo、G)と同級生のマーク・ハミルトン(B)の二人が一つ上の学年にいたリック・マックマーレイ(Dr)を誘いバンドを結成。バンド名をアッシュとし活動を開始する。

その結成からわずか1年でインディーズからデビュー・ミニ・アルバム『トレイラー』をリリースすると、すぐさまNMEをはじめとする全英批評家たちを熱狂の渦に巻き込みはじめた。メタリカや、同郷の大先輩シン・リジーに影響を受けたと公言していた彼らは、ここで早くも独自のヘヴィネス、新世代らしいパンキッシュなサウンドを聴かせ、メタル、ハード・ロック専門のケラング誌までもが大絶賛、遂には表紙までも飾ってしまったのだった。
15歳にしてこんなにも全英中を騒がせたアッシュの名はアメリカのバンドにも広まり、グリーン・デイパール・ジャムといったビッグ・アーティストからツアー・サポートの依頼が舞い込むのだったが、「宿題があるから」という理由でこの話を蹴ったという話は当時インタビューでよく話題となっていて有名な話だろう。今思えばこのときから周りを気にしないマイ・ペース振りを発揮していたのだと思う。

1996年、メジャー・デビュー作となるファースト・アルバム『1977』をリリース。この1977とはティムとマークが生まれた年と彼らが大好きな映画「スターウォーズ」が公開された年にちなんで付けられたようだ。 このアルバムは、“ゴールドフィンガー”をはじめ、1994年に彼らが初めてリリースしたシングルでインディーズ・シングル・チャート1位に輝いた“カンフー”や“エンジェル・インターセプター”、“ガール・フローム・マーズ”など無垢でキラキラとした楽曲などあふれ出る才能を如何なく披露し、アルバム・リリース後いきなりナショナル・チャートで1位を獲得した。

1997年、4人目のメンバーとして紅一点となる女性ギタリスト、シャーロット・ハザウェイを迎えて制作したセカンド・アルバム『ニュークリア・サウンズ』をリリース。前作以上に深みを増した重厚なサウンドを打ち出したこのアルバムはイギリスでゴールド・ディスクに輝くヒットをしブリット・ポップの中の一発屋ではないことを証明、全米での発売も決定しバンドとして更なる進化が起こりそうという期待感を十分に持たせてくれた。

そしてこのアルバムのリリースと同じ年、映画「Life Less Ordinary:普通じゃない」のサウンド・トラックにタイトル曲“Life Less Ordinary”を提供。メロディアスなこの曲が話題となりアッシュの名はUKロック・ファンにとどまらず広く知れ渡ることとなたのだ。

期待が次の作品へと膨らむもののなかなかリリースされぬままその後彼らはInfectious Recordsへと移籍し(日本での配給はBMGからソニーへ)2001年に待望のサード・アルバム『Free All Angels-全ての天使を解き放て』を発表。このアルバムからシングル・カットされた“バーン・ベイビー・バーン”がその年のイギリスの音楽賞を全てさらうという快挙を成し遂た。この楽曲だけでなくアッシュの全ての楽曲に言えることなのだが、メロディアスでキャッチーで表情があり、キラキラした輝きがあり、なんだか聴いているとワクワクしてくる・・・こう上手く説明のできない何かが彼らの曲にはあるのだと思う。この“バーン・ベイビー・バーン”を収録したアルバムはもちろんナショナル・チャート1位を獲得、どの雑誌もアッシュが復活したとして特集を組むほどの勢いで再度人気が盛り返してくるのだった。

その翌年2002年にはバンド結成10周年を記念した2枚組のベスト・アルバム『Intergalactic Sonic 7's - Ash Best 1992-2002』をリリース。新曲を含んだこのアルバムはバンド初期の楽曲から『Free All Angels』までのヒット曲とシングルのB面曲を収録した2枚組からなっていたのですが、ヒット・メイカーとしてのティムの才能を堪能できるほか、アッシュの10年間の成長(ティムの声が強くなったとかなどなど)の記録を窺い知るできるものとしてロング・ヒットを記録。

そしてつかの間の休息の後、4作目となるアルバムをニルヴァーナ『ネヴァーマインド』をレコーディングしたLAのSound City Studiosにてレコーディング。プロデューサーにNick Raskulinecz(フー・ファイターズ他)、ミキサーにはRich Costley (レイジフィオナ・アップルレッチリ等々)を起用し出来上がったアルバム『メルトダウン』を2004年5月にリリース。このアルバムではこれまで通りアッシュお得意のキラー・メロを残しながらも激しいギター・リフを前面に押し出してきていてるロック・アルバムになっているのだが、それ以上にこれまでよりも数段メロが冴え渡り、アッシュがまた一層の進化を遂げているとうのがはっきりとわかるものとなった。

このアッシュというバンドは、いい成長の遂げ方をしてきている。1作目がヒットしたからといって無理せず自分たちが信じる道、というか本能のままに進んできたことが今のアッシュに結びついているのだと思う。メンバーの顔を見る限り、例えば来年に解散なんていうことはないだろうというメンバー同士の絆の深さみたいなものが滲みでてきている。 アッシュは上手い成長を遂げた数少ないバンドの中の1つだろう。

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