Contigo Peru

ムシカ・クリオーヤの伝統を体現する名作アルバム登場！

●海、山、ジャングルと、多彩な自然環境とアンデスの先住民、ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系と多種多様な民族ルーツを持つ国ペルー。音楽も同様に混じり合い独特な進化を遂げている国ペルー。本作はリマを中心とするペルー海岸地方のムシカ・クリオーヤです！
●2009年に69歳でこの世を去った、ペルーのクリオーヤ系〜アフロ系の音楽の最高の表現者（歌手兼パーカッショニスト）だったアルトゥーロ・サンボ・カベーロとペルー最高のギタリストといわれるオスカル・アビレスの1978年のアルバムに、いくつかの録音をプラスしてＣＤ化した作品です。
●全19曲の内、1曲ずつのトンデーロとマリネーラを除く17曲が、ムシカ・クリオーヤの代表的なスタイルのバルス（ワルツ）です。ヨーロッパ系音楽であるワルツを元にアフロ･ルーツなパーカッションが加わり哀愁のメロディラインとともに発展したのがバルス・ペルアーノです。バルスはチャブーカ・グランダ、ヘスス・バスケス、ルーチャ・レジャスなど往年の女性歌手達の歌唱でも親しまれていますが、サンボ・カベーロとオスカル・アビレスのコンビも得意としていました。
●バックは、オスカル・アビレスを中心に、リンデール・ゴンゴーラ、ペペ・トーレスなどが的確な伴奏を施しています。巨漢のサンボ・カベーロから発せられる歌は、声に独特な艶があり、どんなに張り上げても全く不快感を感じさせません。彼の録音には、駄作というものはほとんど見あたらないのですが、このアルバムもまた、名作というしかない内容となっています。
●タイトル曲「コンティーゴ・ペルー（ペルーと共に）」は大ヒットした十八番として晩年まで歌い続けていたようです。ペルーのお国自慢ソングとしてこれ以上のものはないでしょう。
(メーカー資料より)