69年にたった１枚のアルバムを発表しただけで解散してしまったイギリスの５人組。聴けるサウンドは、サイケ／ダウナー／ハードを上手いことごっちゃにしたもの。少々不安定なヴォーカル（2ndギタリストが兼任している他、ドラムス以外はみんな歌う）さえも、下手さが味になっている感じ。時折挿入されるギター･フレーズがややもするとリッチー・ブラックモアだし印象深いハモンド、楽曲のひねり方なんかも第１期ディープ・パープルに近いものを感じる。本作限りで終了とはあまりに惜しい。