Anita Baker

Anita Baker (アニタ ベイカー) プロフィール

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アニタ・ベイカーは、常に音楽の中心地として知られるミシガン州デトロイト生まれ。教会で歌い始め、デトロイト周辺の様々なグループに加わる。その後、チャプター8(「当時、一番ホットなバンドだったのよ!」)と1回ギグをやり、80年代初期のヒット「I Just Wanna Be Your Girl」を飛ばす。それからソロになり、名曲のコレクション『ザ・ソングストレス』(「エンジェル」、「ノー・モア・ティアーズ」)をレコーディング。エレクトラ・エンターテインメントと契約し、10年間で『ラプチュアー』『ギヴィング・ユー・ザ・ベスト』『コンポジションズ』『リズム・オブ・ラブ』の名盤を生み出す。また、「ウォッチ・ユア・ステップ」、「ビーン・ソー・ロング」、「リード・ミー・イントゥ・ラブ」、「トーク・トゥ・ミー」、「ボディ・アンド・ソウル」、「アポロジャイズ」など、数々の名曲も書いている。グラミー賞、ソウルトレイン賞、Naacpイメージ賞、ビルボード賞、ローリングストーン賞など数多くの賞を受賞し、現代最高のスタイルを確立したシンガーとして認められていた。

グラミー賞を何度も受賞している アニタ・ベイカーは、作曲やプロデュースをこなすだけでなく、母でもある万能のスーパースター。しばらくツアーから遠ざかり、熟考を重ねていたが、やっと2003年初めに活動を再開。「暖炉のそばで聴くラブソング」というスタイルを生み出し、「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」、「ジャスト・ビコーズ」、「フェアリー・テイルズ」などの名曲を放った彼女は、タイトなリズムセクションと信頼のおけるバックグラウンド・シンガーを従え、今こそカムバックにぴったりのタイミングではないかと期待しつつ、リハーサルに取りかかった。真の才能に恵まれているなら、活動を休止しても、また返り咲くことができる。自分もそうした多くのシンガーの1人になれると考えたのだ。活動休止期間はすでに10年間におよび、音楽業界の雰囲気はがらりと変わった。若くフレキシブルなシンガーばかりで、曲には新鮮味がなく、首をかしげたくなるような内容。アニタは思った。自分が出て行っても、聴きにくる人がいるだろうか? それがいたのだ、しかも大勢。なぜなら、アニタ・ベイカーのようなシンガーは他にいないからだ。

彼女がステージに戻ることを決めると、たちまち野外コンサート会場やアリーナから声がかかり、多数のファンが殺到。グラミー賞8回受賞のシンガーは全米を回り、満員の音楽ファンを熱狂させた。ファンにとって今回のカムバックは、以前の活動休止と同じくらいの驚きだったのだ。「休養が必要だったのよ。アニタ自身に戻り、夫や息子たちと一緒に家族として暮らす時間がほしかった」。だが活動を休止している間でさえ、アメリカ各地のr&Bやジャズ、アダルト・コンテンポラリーのラジオ局ではいつも、彼女独特の艶やかなヴォーカルが流れていた。しかし、それ以上に奇妙なのはラップやヒップホップのジャンルだ。この「問題意識をもつ音楽」であり、誰もが取り上げるのをためらうテーマを歌うことで知られるジャンルが、誰よりも早くアニタのカムバックを予測していたのだ。トゥイスタとカニエ・ウェストによる最近のナンバー1ヒットシングル「スロウ・ジャムズ」などの曲で、アニタのことを歌っている。しかも、シングルの中でファーストネームで呼ばれているのはアニタだけ。音楽シーンにおいて彼女の名前はそれほどパワフルなのだ。そして今回、そのアイコンは待望のプロジェクト『My Everything』で、ブルーノート・レコードのそうそうたるメンバーの仲間入りを果たした。

ブルーノートからのデビューアルバム『My Everything』はタイトルどおり、シンガー、ソングライター、プロデューサーであるアニタ・ベイカーの最高の持ち味を10曲に凝縮したコレクション。聴いてうれしいだけではない。彼女の音楽にはどこか本能に訴える感覚的なところがあり、耳で聴くだけでなく、感じとり、経験することができる。音楽が打ち寄せてくるのだ。ファーストシングル「マイ・エヴリシング」では、アニタのクリアで豊かな素晴らしいアルトを堪能できる。プロデューサーは、長い付き合いの音楽ディレクターであり、音楽業界の重鎮でもあるバリー・イーストモンド(アルバムのほとんどの曲も彼がプロデュース)。この曲はどこか懐かしく、第2ヴァースに移る頃には一緒に歌い出したくなるほどだ。野外コンサートに座って、こんな素敵な日がずっと続けばいいのにと思いたくなるような、心温まる夏らしいラブソング。

このアルバムには他にも傑作がある。「Like You Used To Do」は、シンガーソングライターでプロデューサーのベイビーフェイスとのデュエット。愛を歌わせたら天才という二人を組み合わせだけで、もうスマッシュヒットが約束されている曲だ。お互いに愛が過去のものとなったと思っているカップルの悲しいストーリー。すべての人に聴いてもらいたい。早々と結婚してはちょっとしたことで別れるカップルが多い時代に、愛のためにもっと努力してみようと呼びかける歌なのだ。「Serious」は、『My Everything』の中で唯一、ベイカーの自作でない曲。作者のドーン・トーマスは1994年の『リズム・オブ・ラブ』の「オンリー・フォー・ア・ホワイル」も書いており、アニタとは面識がないにもかかわらず、二人はとても気が合うらしい。「I Can't Sleep」は大人っぽくセクシーな曲で、オリジナルはイエロージャケッツ。ミュージシャンとアニタは同時にライヴ・レコーディングしている。この曲のアニタは絶好調だ。むせぶヴォーカルとバンドとの掛け合いを聴いて、リスナーは愛に夢中になり、愛を求める! ソウルフル、ジャジー、ピュア、パワフル。これこそ、彼女が活動休止して以来、誰もが求めていたものなのだ。そう、愛を求める純粋な情熱! とはいえ、このアルバムの最高傑作は「Men In My Life」である。

この曲はアニタ・ベイカーとして書き、アニタ・ブリッジフォース(結婚後の姓)として歌っている。夫ウォルター・シニアと、2人の息子ウォルター・ジュニアとエディーに捧げた「Men In My Life」は、甘く誠実で力強く、これまでの音楽では耳にしたことがなかったほど感動的な、心から家族を称える曲だ。愛情あふれる妻である一方で、世界中の何百万人もの人々から賞賛されている女性。そんな彼女が音楽界に輝かしいカムバックを果たそうとしながらも、一瞬立ち止まって自分自身を見つめ、家族に対し、カムバックを待ちわびるファンに対し、彼女の人生において一番大切で一番大きな喜びはその3人の男性への愛情なのだということをはっきりと伝えているのだ。これほど正直に心をさらけ出したヴォーカルを聴くと、アニタの両目から喜びの涙が転がり落ちるのが見えるようだ。音楽シーンの実力派ソングライターに数えられる彼女がなぜこんなにも長い間活動休止していたのかといぶかる声さえ、黙らせてしまうほどの作品。「息子たちが大きくなり、羽ばたいていく」今、アニタは「自分自身の喜びも取り戻したい」と思うようになった。そしてデビュー当時と同じく、自分の方針を貫くことを条件に、音楽ビジネスに戻る準備をしたのだ。

デビュー以来、音楽シーンに君臨してきたアニタ・ベイカーが今、『My Everything』をひっさげ、その最前線にカムバックする。そのインパクトは、アメリカのいたるところで感じられるはずだ。ファーストシングル「You're My Everything」が、ビーチフロントの家々や街中を走る大型suv車から、ボリュームいっぱいに流れてくるに違いない。アニタ・ベイカーのソウルフルなアルトは音楽シーンにおいてたぐいまれなヴォーカルであり、彼女はすでに20年間もリスナーに最高の贈り物を届けてくれている。他のシンガーが過去の栄光に頼っているのを横目に、アニタ・ベイカーは持てるすべてを与えるために戻ってくる。だからこそ、ピュアでパワフルな作品のコレクションとなっているのだ。ぜひ、『My Everything』をあなたのお気に入り名盤コレクションに迎え入れてほしい。それがアニタ・ベイカーと彼女独特のスタイルにふさわしい場所なのだから。

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