ジャケも含めて全体が最高です！

評論家気取のリチャーズは拳闘師を目指すが、相変わらず独断を既知の事実の様に語り尻尾を出す。片や暗闇の中の変人も、慣れぬ散文の中でこれ又偏見を盛り込み周囲の追走を許さない。基より、誰も彼等との併走など望みはしないのに。それらを挟んだ投げやりな一言と意味不明の外国語の方が、まだ体温を感じる。

amazing, totally amazing // shaun / all tomorrows parties / uk

夜明けとともに戯れる子供達｡そんなにうれしいのか光が｡眩しいぐらいキラキラポップで都会的な田舎臭さ。ドタバタした都会的な速さとある種の閉鎖性と開放性という田舎的な矛盾｡綿毛がフワフワ飛散する草原で立派な大人がでっかいキャンディ振り回してる。泣き虫な虫をかじり、眼鏡小僧は徐々に満ち溢れる嘘っぽい森の鍵を開ける､両手いっぱいに錯綜する空気を握り締め甘く不味い笑顔で去っていく。

'07年発表｡前作｢Feels｣から2年ぶりに到着したﾆｭｰ･ｱﾙﾊﾞﾑ｡ﾃｸﾉﾛｼﾞｰを駆使して､ﾎﾟｯﾌﾟ､ﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟ､ｿｳﾙなどのｴｯｾﾝｽをｺﾞﾁｬｺﾞﾁｬに投入したｻｳﾝﾄﾞは､ある意味で躁的な目まぐるしささえ感じさせるほどのｱｯﾊﾟｰな空気感でﾘｽﾅｰを圧倒する｡

グッジョブ！

来たぁぁぁぁああ！！！叫んでますねぇ、暴れてますねぇ！今まで以上の幸福感と興奮とリズムが溢れています。ダイレクトに本能に語り掛けます。あなたもこれを聴いて"おまえらー！！いいぞ！！！どーん！"と彼らの肩を叩いちゃうでしょう。最高です！

１st＆２ndの２枚組。 なんといっても1stの出来が素晴らしい。 おもちゃ箱をひっくり返して、無茶くちゃやってる。 そんな純真な子供心を持ち合わせた民族にジャングルで出会ってしまった！ 終曲Alvin Rowの収録は、このアルバムを名盤レベルにまで引き上げる。

おー！ようやく幻のライブ盤が発売かあ。 国内盤はでるのかな？

妖精が住む世界のようだ｡ただ単にﾒﾙﾍﾝなだけではなく､生きる事への葛藤もあるし耳をつんざくﾉｲｽﾞもある｡死を意識して生きている感じがしてどの音も生命力という光を宿している｡終わりがあるからその過程はどんな小さなｷﾗﾒｷも火を灯す｡