Suono Di Donna

スタンダードを歌った'90 年代のPHILOLOGY 作品から日本でも輸入盤で紹介され、エンリコ・ピエラヌンツィと全曲共演した2005 年作品「Danza di una Ninfa」（SCA 121）が特に話題となったベテラン・シンガー、アダ・モンテラニコの新作。ジャズ、ポップスを問わず、女性作曲家による作品ばかりを取り上げたカバー集。

アルバム毎に毎回違ったベテラン演奏家とタッグを組む彼女ですが、今回は、硬派コンテンポラリー系の実力者として日本でも知る人ぞ知るトランペッター、ジョヴァンニ・ファルツォーネがディレクション及びアレンジを担当。原曲を大胆アレンジしたジョニ・ミッチェル、ビョーク、キャロル・キングなどのカバーの他、カーラ・ブレイ、マリア・シュナイダーと言った女性コンポーザー達のナンバーは、スキャットでカバー。チューバ奏者を含む4 管をメインに据えたユニークな編成のアンサンブルをバックに、ファルツォーネならではの（彼のリーダー作の雰囲気そのままの）やや硬派なアレンジが展開されます。ファルツォーネのハードなトランペット・ソロは、主役のモンテラニコをも喰う勢い。ヴォーカル・ファン・・・と言うよりは、SOULNOTE レーベルの諸作品など、アグレッシヴなコンテンポラリー系サウンドがお好きな方にオススメできる作品です。(新譜インフォより)

Ada Montellanico (vo) , Giovanni Falzone (tp, arr) , Massimo Morganti (tb) , Glauco Benedetti (tuba) , Mirco Mariottini (bcl) , Francesco Diodati (eg) , Gabriele Evangelista (b) , Alessandro Paternesi (ds,perc)