ANTENA

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  • メジャーでの初めての作品となると非常に気合が入って...

    投稿日:2017/11/26

    メジャーでの初めての作品となると非常に気合が入っているものが多いイメージがあるが、このミニアルバムは良い意味で自然体というか、アンテナらしさが詰まった作品に仕上がっている。 とはいえ、1曲目にインスト曲「イダンセ街」があるのは驚いた。 リスナーから募ったという日常の音を基に音を紡いだ楽曲なのだが、これから始まるといよりかは潜っていくような惹き込む力を持っていたからだ。 そう、このミニアルバムはここから夜が始まっていくのだ。 続く「アルコール3%」。 お酒を飲んでちょっとフラフラしつつ、物思いにふけながら歩いてく姿が目に浮かぶ。 その中でも、詩で綴っている”これでいいのさ ちょうどいいのさ”という言葉が印象に残る。 アルコール3%を示した言葉ではあるが、バンドのらしさとも言える”丁度よさ”も醸しだしているようで、メジャーに行っても変わらない彼らの良さをしみじみ感じさせてくれる。 イントロから息を呑むような空気感を漂わせる「呼吸を止めないで」は、夜の世界の中で輝く星のような光を感じる。 メロディの懐かしさと歌声の優しさは、この世界観を愛おしいものに昇華させる。 「無口なブランコ」、「深海おまじない」は軽快な音色を奏でているが、歌詞では非常に寂しい情景を浮かび上がらせる。 特に「深海おまじない」は深海というタイトルの通り混沌として感じを漂わせながらも、そんな暗い世界を抜けて朝を迎えれば良いだけという前向きさに、思わず顔がほころびる。 タイトル曲でもある「モーンガータ」は存在感の強い楽曲だ。 ”闇に向けて歌う”という言葉からもその信念を感じることができるが、その想いをより強く響かせるメロディと歌声に、洗練された音色と構成。 ここから始まっていくという想いが端々から滲み出ている。 そして、ここまで夜を歩いてきた彼らが遂に「ぼやけた朝陽」という軽快な疾走感と共に朝を迎えようとする。 アルバムを聴き始めたとき、ここから夜が始まっていくアルバム展開にここからどうなるのだろうと思ったが、最後に朝を迎えることで、聴き終えたときに非常に清清しい気持ちにさせてくれるのが嬉しかった。 夜から朝という流れを楽しめる1枚になってはいるが、個々の楽曲が全てシングルになれるのではないかというくらい際立っていて、それぞれの楽曲としても十分に楽しめる。 メジャー1stミニアルバム。 アンテナがここからまた始まります。

    micarosu さん

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  • 聴けば聴くほどに呑みこまれていく。 まさに「底なし...

    投稿日:2016/03/06

    聴けば聴くほどに呑みこまれていく。 まさに「底なしの愛」の姿がそこにはあった。 軽快なテンポとメロディの構成からは明るいイメージを持つのだが、聴こえてくる歌詞の言葉からは切なさが滲み出てくる。 いつも通りだけじゃ物足りない。 もっと深い愛=底なしの愛が欲しいという正直な想いこそがこの曲の真髄で、それをこういうテンポに乗せる事で、その求め続けている貪欲な気持ちがより伝わってくる味わい深い一曲だ。 この曲はもちろんだが、今作では歌詞だけでなく、音の表現力が確実に増しているのもわかる。 「負け犬と呼ばれて」のイントロのギターの圧倒的なインパクト、そしてサビのほとんどでコーラスが入るという構成も印象的で、一度聴けば頭から離れない。 「クラゲ」のような現代の混沌とした音の世界観はそれだけでも聴き入ってしまうものだが、歌詞の内容に合わせるように少しずつ歌声にも音にも光が見えてくるので、とても心地よく聴くことが出来る。 アンテナの良さである深い歌詞とメロディはそのままに、これだけ表現力を増されてしまったら、素晴らしい以外の言葉が見つからない。 毎作名盤だと思っていたが、今作もまた名盤だ。

    micarosu さん

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  • 名曲を予感させるイントロ。 そしてその期待通りの展...

    投稿日:2015/07/19

    名曲を予感させるイントロ。 そしてその期待通りの展開で聴く者を魅了する名曲。 それがタイトルナンバーでもある「バースデー」だ。 メロディやサウンドは上述の通りだが、この曲の歌詞も素晴らしい。 歌いだしでは始まりを予感させる言葉が耳に残るが、サビへ向かうにつれ葛藤の姿が見えてくる。 日が昇って沈み、また昇る日常の中で愛すべきものは何かと問う言葉は、聴いたときの印象もさることながら、そこから考えさせることでより深みを増す。 彼らはこの考えさせる歌詞が印象に残る。 例えば「各駅停車」。 綴られた言葉は非常に少ないのだが、それを5分以上の演奏の中で断片的に聴かせることで、行間に隠れた情景を聴き手に想像させ、静かに見せる。 想いを言葉にこめるのは難しいことだが、それをこの少ない言葉と演奏によって作り出せるのは素晴らしい。 反対に「ブックメーカー」では疾走感あるサウンドの中で言葉が次々に畳み掛けてくる。 それでも歌詞の中で”足りない”と何度も歌うことに、伝えることの難しさとそれでも伝えることを諦めない姿は力強く映る。 ここでは3曲だけ取り上げたが、他の楽曲でも歌詞の言葉とその行間に込められた想い、丁寧なメロディと確かな演奏が堪能できる。 アンテナの魅力を感じるには十分すぎる一枚にして、名盤。

    micarosu さん

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